■バイク用品・関連品レポート、インプレッション

 

VAS-Z プロシェードシステム使用記

VAS-Z プロシェードシステム
VAS-Z プロシェード・システム

 

<2018年10月>

とうとう試せます

 今回購入したArai VZ-Ram plus に標準装備されているのがプロシェードシステム
 二重シールドで、クリアとスモークの良いとこ取りをしようというシステムだ。
※オープンフェイス用がVAS-Zでフルフェイス用がVAS-V

 この機能について「アライやっちまったな!」とか書いたのはもう4年半も前の話。

 その後見慣れてきた……かどうかはさておき、アウターバイザーに違和感がなくなってきたのは事実。
 実生活や雑誌記事でそれなりに見かけるようになったせいだろう。


 俺は当初から、「このシステム、フルフェイスよりジェット(オープンフェイス)向きなんじゃね?」と思っていた。

 クリアとスモークを頻繁に変えたくなるのも、「ひさし」があると便利なのも、お気楽ロングツーリングや林道走りの場合が多いからだ。

 だがフルフェイス用の発表後、丸々4年間ジェット用が出なかった
 原因はなんだろう?シールド取付位置の関係なのだろうか?

 VZになって、それまでより取付位置が下がって&構造が変わって(2段階スライドとか)やっとプロシェードにできる余裕ができたのかも。
 まぁ意外に、ジェットの既存タイプまでフォローしようとするとコスト的にアレなので新型に合わせて……なんてのが理由なのかもしれないけれど。(邪推)

 「でもま、いいのよ、ちゃんと出てくれたからね!」(喜)

 黒いシェード部の操作は、上げる時にはすんなりと。下げる時には一度前に引っ張ってから。

 これは「スモーク→クリアは即座に:トンネル」と「上げてある時はロック:風圧対策」を考えると納得できる仕様だ。

 位置は2段階に調整可能、でもまあ、実際にはフルオープンか全閉の二択かな。


半開


全開

 シェードを下げるとシールドの上半分(4割くらい?)がスモークに。
 防眩と共に目元が隠れる「シャイなあんちくしょう仕様」(なんじゃそりゃ)になる。

 クリア(実際はライトスモーク:アライのライトスモークはほぼクリアと同じ:何故分けられているのか未だに謎)+スモークの二重シールドでも視界問題なし。通常のスモークとほぼ同一だ。

 シェード部を上げるとクリア+ひさし。

 林道の木漏れ日ツーリングには便利かも。いや俺、最近景色がちらちらすると目が付いていかなくてさ。【歳】

 ちなみにこのシールドだと、今までジェットには無かった曇り止めピンロックシート(フルフェイスのツアークロス2で使用中)も装着できる。

 この場合、シェード、シールドと合わせて3重になるけれど、まぁ心配はないだろう。今のところ俺には不要だけれど。
※ジェットは風が入るので曇りにくいし、そもそも冬はあまりジェットで乗らないし。

 それではと走行テストに出る。

 被って走ると、意外にスモークの部分が少なく感じる。

 VMAXでの通常姿勢だと、メーターパネル辺りにスモークとクリアの境がくる。
 手元が見やすくて良いのだけれど、スモークシールドを半開けしている時と同じイメージなので最初は妙に落ち着かなかった。

 シェードを全開にすると視界の上に少しだけかかるくらい。邪魔に感じる事はなくクリアシールド単体とほぼ同じ。

 そしてトンネルでは絶大な安心感。やはり簡単にクリアに変えられるのは便利だし安全だった。

 シェードを上げていると風切り音は若干大きくなるのだけれど、そもそもジェットヘルに音は期待していないので問題なし。
 それでもMZに比べて全体的な静粛性は上がっているような気がする。

 ヒサシ効果はさほど感じず。夕方に真っすぐ西へ向かう!くらいでないと意識しないかも。

……というわけで、一般道では充分に満足できる結果となった。

 ここまでであえて難点を上げるならば、シェードを下げる(ロックを外す)操作をグローブで行うので汚れが気になる事くらいだろう。

 さて、プロシェードで心配だったのは、とにもかくにもシェードを上げている時の空気抵抗
 セローでは関係ないけれど、VMAXではゲフンゲフンな所(?)まで持っていくわけだから。

 実際にゲフンゲフンな速度域で試してみる。

 抜群の安定感を誇るVMAXでもちょい気を遣うくらいの速度まで持っていき、シェイドを上げ下げ。

 もちろん下がっている時は何も問題なし。
 そしてシェードが上がっていると、さすがに抵抗も音も大きくなるが、「思っていたほどではない」というのが感想だった。

 走行中頭を左右に振ってみても特に変な力は感じはない。
 ぶっちゃけ、2.0KS(KoisokuSeigen:意訳)辺りまでなら極端に頭を上げなければ問題なし。まぁ通常でもこの領域で頭を上げようとは思わないのだけれど。

 「そういえばいつぞや(←9年前)ツアークロス2を買った帰りにオフバイザーのまま高速道路走って横向いて頭を持っていかれそうになったよなあ……」

 但し注意点が一つ。それはシェードを下す時

 結構な風圧がかかっている状況でシェードを前に引きロックを外すと、パキンと一気に閉じようとする。
 なので力を入れたままゆっくり戻してやる必要あり。
#ま、そもそも加速する前に戻しとけよって話だけれど

 メンテナンス的な懸案としては、夏のツーリングでの蟲付きがある。

 シェードがある分掃除の手間は増えそう、でもシェード部だけの取り外しも可能なので苦労することは無い……かな?
※能書きには「シールド自体の取り外しも簡単になった」とあったけど、実質的にはMZと同じ。

 テスト時にたまたま少量の雨が降ったのだけれど、シェードの内側が濡れるとちょい視界に影響が。
 まぁシェードは上げればいいし、ティッシュペーパーでのふき取りも面倒ではない。


雨に遭うと両方濡れます(当然)

 いろいろ付いてシールドの剛性(?)が上がったせいか、「シールドの片側を取付て、もう片方を付ける時」シールドベースに密着できずに浅く掛かってしまいきちんと動かなくなる事があった。これも注意点という事で。

 そうそう、このプロシェードシステムには、標準タイプの他にPSロングサンバイザーというものがオプションで用意されている。

 名前のとおり、標準に比べ1.5倍くらいの幅広バイザー。
<訂正>・ショップにて実物を確認したところ、VAS-Zの標準バイザーとロングの幅(高さ)の差は僅か1cmだった。

 何故2種類あるのだろう?いや、ロングが後からできたというのは知っているのだけれど。

 機能としてはロングの方が汎用性が高いし、これさえあればショートは不要のような気もする。

 何か各々特徴があるのだろうか?価格的にさほどでもないし、いずれ試してみようと思っている。

→後日ロングバイザーも買いました→



 

 

 





 

戻る 備品・用品・エトセトラへ戻る