SUZUKI GSX1300R 隼

☆ メンテナンス編 ☆

フロントフォークオーバーホール(してもらい)

やっぱメンテすると違いますね

 メンテナンス   その後 



 
<2007年6月>

偶にはいいんじゃないでしょうか。
 
 

 「贅沢」とは一体何であろう?
 
 高価な「物」を購入することだけが贅沢なのだろうか?

  否

 真の贅沢とは、物ではなく、技術・サービスに対価を支払うことである。
 
 形にならないものに費用をかけるという行為こそ、贅沢の極みであるといっても過言ではない。
 
 そして、相応の対価を払う価値のある技術・サービスを「選ぶ」という行為自体もまた、「贅沢」の一部に含まれるのである。
 

 
…というわけで、贅沢する事にしました(笑)

 7年かけて40000kmを走った隼。
 
 足回りの消耗部品を一通り交換し、リアサスは(ほぼ)新品に。
 その結果、残ったフロントフォークの動きが少々気になるようになってしまっていたのだ。

 フォークを全面オーバーホールするには丁度良い時期。
 
 だが、さすがに倒立カートリッジのフルオーバーホールは素人(というか俺)には無理である。
 実はちょっとだけ泡銭が入ったところでもあるし、ここは一発、思い切って全部ショップに頼むとしよう。

 OHをお願いしたのは、その筋では有名な「スクーデリアオクムラ」
 そもそもこのショップは……なんてのは今更ここで俺ごときが書いても仕方ないので略。

 ショップのメンテメニューには、個人の走りに合わせたチューンナップも用意されているのだが、今の俺には猫に小判。
 純正リアサスとのマッチングも考え、スタンダードなフルメンテナンスをお願いした。

 メールでやりとりして手続きを確認。
 宅配便でショップへと送る為、隼からフロントフォークを引っこ抜く。

 「さぁ、綺麗になって戻って来るんだぞぉ…」


またこんな姿に…


梱包に悩んでみたり
 

 サスペンションは1週間ほどで送り返されてきた。

 フォークに同梱されていたのは、交換したパーツと消耗箇所の説明書き。
 「そうか、インナーチューブが磨耗してたか…」
※研磨してもらってました。


綺麗になって帰ってきましたよ

 
 もちろん見た目は変らない。

 違うのは動作ストローク確認用にインナーチューブに付けられたOリングステッカーくらいのものだ。

 いそいそと車体へ取り付け。
 「せっかくフルオーバーホールしてもらったんだからな。ホイールのセンター出しとか締め付けトルク管理とかもちゃんとしておかないとなぁ」


装着完了

<余談>

 フォークの取り付けにあたってだが。
 
 純正トップブリッジだと何も悩む必要はないのだが、うちのようなアントライオンのトップブリッジの場合、フォークトップの取り付け位置は固定されていない。
 つまり突き出し量が自由になる。

 これはセッティングには便利だが、その分普段から位置をしっかり把握しておく必要がある。

 今回のような単純な取り外しの際、うかつに外すと元の位置がわからず大騒ぎする事になるのだ。
 

※あ~メモしておいてよかった…
 

 後日、さっくりとテスト走行。

 まずはリアサス交換時にも行った「少し荒れたアスファルト」の道路をとことこと走る。
 
 前回気になった「フロントのコツコツ感」は見事に消えていた。
 今のセッティングは、スクーデリアオクムラの「お勧めセッティング」のままなのだが、確実に乗り心地は良くなっている。

 場所を変えてちょいペースをあげてみるが感触は変わらず。
 「伸び縮みの収束がスムーズに…」とかなんとか判ったような事を呟いてみる。

 さて、峠と高速へはいつチェックしに行こうか。


<2008年11月>

その後

 でまぁ、その後1年半ほど走った感想を。

 結果から言うとかなり良い
 というか、「新車の頃より動くようになったのでは?」と思うほどだ。

 ただ、峠をそれなりのペースで走ると、結構なサスストロークを使うようになった。
※インナーチューブにOリングのマーカーが入っているので、どこまで使っているかが判る。
参考:隼 フロントフォーク

 単に柔らかく(沈み込みが早く)なっているのか、違う要因があるのか?
 現時点では、イニシャルをケガキ1つ分アップして様子を見ている。まぁ俺程度の腕では、正直あまりシビアなセッティングは必要ないのだけれど(笑)

 
 
 



Copyright 2008 Akira
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