僅かではあるがコンパウンドが溶け、波打った感じに表面に張り付いている。
　サーキットを走った後のサイド部に似たような溶け方である。

　その時の状況はこんな感じだろうか。

　リアタイヤ：ブリヂストンBT-010　２部山
　外気温：２～８度
　空気圧（冷間）：2.4Kgf/cm2
　ルート：東名高速→首都高速→東北道
　速度：1.0～2.0Ks(Kousoku Seigen:意訳)で連続２時間走行

　気温は低いし、さほど飛ばして走ったつもりはない。

　速度は一見高そうだが、隼からするとごく普通…というか、高速道路では正直鼻歌まじりの速度域である。

　走り方は、まぁ時折6速5000rpmから2速落としてフル加速…とか遊んではいたが、それでも「過激」というのには程遠い。

　連続走行も、距離にすれば300kmに満たない程度。しかも途中に首都高速を挟んでいる。
※曲がりくねった首都高は怖くて飛ばせない…

　これでタイヤが溶けるというのはどうにも合点がいかないのだ。

　空気圧が低かったのだろうか？とも考えてみた。

　隼の標準空気圧は2.9Kgf/cm2
　但しこれは超高速走行(300km/h前後）を考慮した設定で、普通に乗るにはちょいと高すぎる。
　俺もいろいろと乗り比べ、結果2.4～2.5に落ち着いたという経緯がある。

　溝（山）が少ないのは関係しているだろうか？
　素人考えだが、確かに路面との摩擦が内部に伝わりやすいような気はしないでもない。
　ヨレる（ショックを吸収する）トレッドが薄い分、コンパウンドに影響が出るのだろうか？

　あれこれ首をひねったが、決定的な原因というのは思いつかず。

　いずれにせよ、この時期、普通に走ってこの状況というのはどうにも納得ができない。
　より過酷な状況（であったはずの）夏場はまったく問題なしだったのだから。

　春までに交換予定のリアタイヤだが、早めに交換した方がよさそうだ。
　次回は１サイズ落す(190/50→180/55）予定だったのだが…さて、どうしようか。