■ツーリングレポート セロー 静岡

 

南伊豆キャンプツーリング記

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ああ、日本人に生まれて良かった…

 

 

garage Ak!rA

 

<2014年4月>

二日目は西へ

 5時起床。キャンプだとつい日の出と一緒に起きちゃうんだよな。

 海から上る太陽はこれまた真っ赤だった。「朝日が赤いのは…(略)


こうしてみると夕日みたいですね

 ごそごそとテントから出て、何はともあれコーヒーを淹れる。「あ~、海辺で飲むコーヒーは旨いわ~」

 昨夜はやはり寒かった。
 「冷えるかも?」とかなり着こんで寝たはずなのだけれど、夜中に震えがきて起きてしまいトレーナーを追加したほどだった。

 「やっぱアレだな、この時期夏用シュラフじゃダメなんだな」(←自業自得) 

 ゆらゆら上っていく朝日を眺めながらぼーっとしてみる。


このコーヒーセットもずいぶん長く使ってる気が

 と~るさんは既にあちこち散歩に出かけてきた様子。
 そのせいか、「軽くパンでも」と言っていた朝飯に何故かソーセージとバターロールを山のように食べている。
 「いやー、朝からがっつり食べられる人は良いねぇ…」(と、俺も負けずにソーセージを…)


 日が昇り気温も上がってくる。

 さすがは海沿い、びっしょりと濡れたテントは半分乾いた辺りでえいやと撤収する。

 サイト確認。落し物忘れ物無し確認。テントが立てられていた気配もきっちり消えたはず、と。

 バイクに荷物を積み込んで、いやいやそれではと挨拶する。

 ここから先、と~るさんは東へ。俺は西へ。
 奥さんと娘さんによろしくとお伝えください。

#娘さんには「前回お会いしたのはあなたがこの世に生を受けて数日後でしたが覚えておいででしたか?」とか聞きたかったんだけどなー【無茶】

 セロー発進は7時半というあたり。
 「さぁ、今日は伊豆の西海岸をゆるゆる走るぞぉ~!」


 日曜日のこの時間に開いていたガソリンスタンドを見つけて給油。(←昨日忘れてた)
 うー、スムーズに走っていた割に燃費がいま一つだな。まぁこれはボアアップよりタイヤの影響の方が大きいんだろうけど。

 とはいえ空は真っ青、今日は昨日に増して良い天気でうきうきと進む。


マジ真っ青なんですから

 「R136で南伊豆から西伊豆ってのは、確か隼で走ったのが最後だったんだよな…」と考えながら走る。

 道は広くなったり細くなったり。この辺りはアップダウンも激しいルート。
 がんばれセロー!でも昨日と異なり混雑はゼロだから慌てる必要はないからな!


そして高台にあがってみたりとか

 9時前、雲見温泉あたり(だったよな?)

 海岸へ降りられる道を見つけたので下ってみる。
 河の土手が海まで伸びていたので先端まで。そして「どこでもUターン」が取り柄のセローだけれど、さすがにここはバックで戻ろうか。


大荷物でもありますから

 その後も上ったり下ったり曲がったりと忙しいR136

 東には山、西には海、北へ向くと遠くにちらちらと富士山の姿が見え隠れ。
 きっとこれからより大きく見えるようになってくるのだろう。


PCの壁紙に使えそうですね


 宇久須のコンビニで小休止。
 「最近の100円コーヒーはホント助かるよなー」だけのはずが、我慢できずおにぎりセットも買ってしまう。
 いや、朝飯が6時前だとお腹が空くのが…(再)

 駐車場でもごもごやっていると、隣の交差点をびゅんびゅん曲がっていくSSが多数。
 そうか、ここから西伊豆スカイラインとかに上がれるんだ。
 でもまぁ今の俺には関係なし、今日はひたすら海見ながら走るんだもんね!


 土肥から先は海沿いの県道17号。

 戸田から先は何度も走った道だけど、これまたアップダウンが激しくなってセローに頑張ってもらうことになる。

 「うは~、でもやっぱ景色は良いよな~」


戸田岬越しの富士山


これは高台から


この時期の伊豆は花も綺麗ですね

 伊豆半島の根元側に近づくにつれ、徐々にではあるが交通量が増えてくる。

 国道へ復帰するまでは道も狭く、4輪だとちょい気を使うはず。
 でもまぁ、2輪なら何も問題はなしだ。


そして路肩での小休止も問題なし

 ぼへぼへ走っての沼津港への到着は12時ちょい前。

 「あー走った走った。半日かけて海沿い堪能したぞー!」

 日曜のお昼時、港の食べ物屋街は当然のように大混雑だった。

 だがバイクなら駐車場所には困らない。
 ぷはぁとヘルメットを脱ぎ、ついでに冬ジャケットも脱いで荷物に引っ掛けておく。
 もうね、こう天気が良いと気温もね…

 「丸天別館」はこれまた当然のように待ち人多数。だがウエイティングリストに名前を書こうとしていると、「お一人様ならすぐ入れます、どうぞ」
 お~、今日はツいてるかも。

 カウンター席でのオーダーは海鮮丼、もちろん旨くないはずがなし


ごちそうさまでしたっ

 土産を探しに、初めて土産センターとやらに入ってみる。お、ここは結構大きな施設なんだな。

 マグロのカマやら何やらを買って一安心。
 よし、これで今夜の酒は旨く飲めるはず。

 出発の後、まだ時間が早いので腹ごなしに海沿いの千本松公園へ寄ってみる。

 「いや~、今日みたいに晴れてるとすごい景色だな~」

 人出も多数、だが場所が広いので混雑しているイメージは皆無だった。


海と空と富士山と砂(砂利)浜

 堤防に座ってしばしぼーっとしてみる。

 いや、今回のキャンプツーリングはホント来て正解だった。誘ってくれたと~るさんには感謝しなきゃなぁ。

 沼津ICまで裏道を走るつもりが道に迷い、細い道をあっちへこっちへ。
 ハンドル周りにあれこれ付けるのは好きじゃないんだけど、セローにはツーリングの時だけちゃんとしたスマホホルダー付けてやってもいいかもな。

 東名高速へとIN
 トラックの後ろを選んで90km/hプラスマイナスで走る。

 海老名SAでの休憩・給油は3時前。
 あ~なんか疲れたぞ~、マンゴーゼリーでも食って気合入れなおすか~
※なんのかんの言いつつ、高速は振動と気苦労がねぇ


プリンなのかゼリーなのかマンゴーなのかパッションフルーツなのか
まぁ旨かったからいいんですが

 東名、首都高、東北道とさほどの渋滞はなくてちょっとびっくり。
 世間的にはまだ出かける人は少ないのかも。

 休憩を繰り返しながら走っての自宅着は18時過ぎという辺り。

 「きっと遅くなるぞ~」と覚悟していたのだけれど順調に着いてしまいましたとさ。

 荷物降ろして、濡れたままのテントはガレージに干して。
 オフは走ってないからセローの洗車はまた次の機会に。(←海沿いの塩が心配ではあるけどね)

 さ~、風呂入ってビールやるかぁ~!あとマグロのカマもじっくり焼かなきゃな!


にしても海っていいよねぇ

<了>

本日の走行距離:400km
本日の教訓:今年はもっとキャンプに行かねば

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■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。

 

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