■ツーリングレポート VMAX1700 福島

 

国道400号ふらり西会津記


肩の力を抜いたツーリングって良いですね

 

 

garage Ak!rA

 

<2014年5月>

良い季節になりました

 「さ~て、ど~すっかな~」(←またかよ)

 5月も末になって気温は急上昇、ツーリングにはベストといって良い時期がきた。
 週末の天気予報は万全、VMAXのリアサスも交換したばかりで走りたいのだけれど…

 ツーリングスポット満載と言っても過言ではない我が栃木県。

 バイクで走って気持ち良い場所はわんさかあるのだけれど、「いつも同じじゃなぁ…」と考えてしまうのが地元民の弱み。
 いや、良い季節であるほど行ったことのない場所に出かけてみたくなるものでして。

 それではと、久しぶりに新調したツーリングマップル関東版をつらつら眺めていて思いついた。
 「そういえば国道400号ってしみじみ走ったことないんじゃなかったっけ?」

 栃木県の塩原から福島県の西会津へと抜ける国道400号線

 餃子オフを含め県内域はちょくちょく利用しているが、福島側となるとあまり記憶に無い。
 よし、一度ゆっくり走ってみるか。

 朝8時自宅発。

 下はニーシンパッド+Gパン、上はTシャツ+夏ジャケという完全夏装備。
 今日の北関東は最高気温30度オーバーの予報が出ている。豪雪地帯を抜けていくとはいえ、これで寒いと言うことはないだろう。

 VMAX発進。
 国道400を走るなら起点である塩原から回るべきなのだろうけれど、なんとなく鬼怒川温泉から北上してみる。

 走り慣れた会津西街道は土曜日にしては交通量は小なめ。しかしバイクは多し。

 五十里湖周辺は工事中でちょい混雑。でも緑に染まる山々を眺めていると一時停止も苦にならない。
 そして走り出すと開けたベンチレーションから風がさわさわと抜けていく。
 「あ~、やっぱ梅雨前のこの季節って気持ち良いな~」


五十里湖上流の絶景…のはずがピンはバックミラーに orz


ま、天気が良ければそれでいいんですが

 上三依で国道400へと合流。福島県へと入って会津田島で小休止。コンビニのパンとコーヒーで軽く腹を塞ぐ。

 この辺りにもツアラーが多い。このコンビニの駐車場にも複数のグループが休憩中。
 そういえばさっき、五十里湖の先でツーリンググループからみの事故現場に遭遇した。
 楽しみに出かけた先で事故を起こしたら元も子もない。俺も注意しないとな。

 コンビニを出てすぐに給油。
 給油所のお兄ちゃんに「どこまで行くんですか?」と聞かれ。「まぁなんとなく北の方へ」とあいまいに答えてみる。
※実際決めてないしねぇ

 市街地から国道400号へ戻るには、新しいバイパスを使ってみる。
 「ふぅん、会津田島の街中にこんな新しい道ができていたのか。結構大きな店もあるし、スキーの時にはこっちへも寄ってみようっと」

 北上再開。

 この先、地図を見る限り特にこれといった見所はない。豪雪地帯の山間部をクネりながら北西へと上っていくのみだ。

 道は広くなったり狭くなったり。
 国道とはいえ400番台だと油断できないのは四国でも散々経験済みなので驚きはしないのだけれど。


この時期は川も綺麗でして


山藤(?)はさすがに終わりかけ

 山間部の川沿いを走るところではスノーシェイドの場所も多い。

 落石に加えて雪へも対応できるし、トンネルと違って照明も不要なスノーシェイド。
 走る方からしても、ちらちらとはいえ景色が見えるのはうれしいところだ。

 えんやら走る国道にはところどころに小集落。

 人家の周囲は簡単に道路拡張というわけにいかないのだろう、昔ながらの1.5車線的場所が多い。

 そして道路中央には融雪用の水穴が。
 これのせいか路面が茶色く変色(錆び?)しているのも豪雪地帯ならではの風景だ。


そんな集落脇に、一見立派そうに見えて欄干無し極細傷だらけの橋が架かっていたりとか
セローならともかく、VMAXなので今回は遠慮しました。

 あちこち寄り道しながらまったりと走る。

 他に走る車はほとんど無し。青い空もさわやかな風も相変わらず、景色は極上。「あ~気もち良いわ~」(再)

 一旦R400終了、R272へと合流する。

 これを左に曲がるといつぞや出かけた奥只見方面へも抜ける道。
 「あそこももう一度行かなきゃな、今日みたいに天気の良い時にさ」


この辺りのR252は比較的「ちゃんとした国道」っぽかったです

 今日は右折して福島方面。
 曲がってすぐの道の駅(できたばかりかも?)奥会津かねやまで休憩する。

 駐車場に妙にバイクが多いな?と思ったら、RISEののぼりが立っていた。
 お、ここも福島ライダーズナビの登録店だったか。


まだ新しそうでした

 軽く水分補給だけして出発。

 直進するR272と分離して再度R400へと突っ込んでいく。

 峠を越えていくこの辺りは現在拡張中のよう。
 新しい広いバイパスと昔ながらの細い峠道が組み合わされる。
 VMAXできびきび走るには楽しいけれど、4輪だと結構気を使うかも。


広くて見晴らしの良いバイパスと…


…狭くて急な峠道

 あひゃひゃと騒ぎながら400号終了、国道47へと出る。

 うーむ、抜けた抜けた。そしてなかなかに趣きある道だった。

 今日はスルーしてしまったけれど、怪しい枝道がいくつかあったし寄り道も楽しそうだし、もう一度セローで来てもいいかも。もちろん時間がたっぷりある時に。
※何しろペースが違うからねぇ。


こんな名前がついているみたいです


 今日の目標は国道400号だったのでこれにて完了。あとはまったり過ごすだけ。

・某道の駅で遅い昼飯に蕎麦を頼んだら、まずくはないけど恐ろしく少量で悔しいから一口で食ってやろうと思ったり、とか、

・ 口直しに喫茶店入ってケーキ食いながら飾られてるミニカー見たり、とか、

・くっそ~この辺りガソリン高いな~、まぁうちの辺りが安すぎなんだよな~、とか、

・帰りは磐越道・東北道とサスペンションの慣らしを理由に吹っ飛んで走ってみる、とか

…いろいろ楽しませてもらいましたとさ。「あ~面白かった」

 というわけで、特にこれといった特徴のない田舎道の国道400号。

…とか書くと否定的に聞こえるかもしれないけれど、「特徴のない」というのは逆にそれが特徴とも言えるかもしれない。

 交通量はほぼゼロ。何も考えず景色を眺めながらひたすらぼ~っと走るのにはまさにぴったり。

 「新しくバイク買ったんだけどどこへ行こうか?」「初心者が一緒だから難しい道はちょっと…」
 そんな時にはお勧めできること間違いなし。

 但し、それも「天気が良い時限定」の話ということで。

 この道、悪天候の時にはきっと違った顔を見せるはずなので。

※全部トンネルとバイパスになれば安心なんだろうけれど、それはそれでまた寂しい気もするしなぁ


本日の走行距離:400km(高速・一般道半々)
本日の教訓:これでリアサスのナラシも完了!


 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。

 

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