■ツーリングレポート VMAX1700 静岡

 

出たり引いたり(?)伊豆ツーリング記


マスツーリングだと画像が少ないのはいつものとおりということで

 

 

garage Ak!rA

 

<2015年4月>

今年初めてですか

 1泊の伊豆ツーリングのお誘いをうける。

 考えてみれば2015年も四分の一が過ぎようとしているのに(驚)未だツーリングに出かけていない。半日かけての近隣巡回200kmがせいぜいといったところだ。
 「いかんいかん走らねばいかん、というかまぁ俺が怠けていただけなんだけどさ」

 バイクはVMAX
 宿泊(やどはく)なので荷物は少ない。だからドラムバッグで充分なのだけれど今回はあえてサイドバッグを準備する。
 だってほら、なんとなく使いたいじゃん、新しいものってさ。

 積載量に余裕ができて安心したせいか、荷物が思っていたより増えてしまう。
 気温が読めないからと言い訳してあれもこれもと入れたのがその原因。ま、容量はともかくさほど重くなるわけじゃないからいいでしょう。(甘い)

 当日朝、ばしゃばしゃと降る雨の音に目が覚める。

 顔をしかめながら着替えてガレージへ入ったのが6時半。
 シャッターを開けて…「あ~、やっぱ結構降っているわー、こんな雨の中出発したくないわー、でも仕方ないわー、今日の幹事が幹事なんだわー」(謎…じゃない)


準備完了


あ~でも出たくない~

 合羽装着完了。早朝&雨なので暖機短めで出発する。

★ 

 そしてそれは住宅街を抜け、大通りへと出る交差点で信号待ちをしている時だった。
 「うわ、ウインカーが点いてないぞ~!」

 左右ウインカーとハザードが完全に沈黙している。

 慌てて他も確認するが、メーターパネルやヘッドライトに異常はみられない。
 とりあえずVMAXを路肩に止めて再確認。状況変わりなし、キーのオンオフも試すが同様。

 これは困った。いつぞやのセローのように街中ちょい乗りでならともかく、これから2日間で700km以上走る(予定)のだ。ともかく一旦家まで戻らねば。

 ガレージへVMAXを押し込んで雨具を脱ぎながら考える。

 VMAXの電装なので純正部分のトラブルは考えにくい。後付け・改造部分が怪しいところ。
 一番怪しいのは激安ポジションコントローラーなのだけれど、フロントウインカーポジションはいつものとおりきちんと点灯している。
 更にチェックすると、ウインカースイッチ動作後、メーター中のインジケーターが一瞬点いてから沈黙する。ということは単純な断線では無さそうだ。

 サイドカバーを開けてチェック。先のポジションコントローラーをオンオフしてもやはり状況は変わらない。

 「ヒューズ切れてたらそもそも点灯しないけどなあ」と思いながらもフラッシャーのヒューズを確認。見た目問題なし、でも念のため予備と入れ替えて…「あれ?直った?」

 ウインカーがピコピコと動き出した。
 「よし!」と思ったのだけれど、ふと嫌な予感がしたので先のヒューズに戻してみる。
 案の定(?)きちんと点滅するウインカー。つまりヒューズが原因ではなく「なんとなく直っちゃいました!」という一番面倒な結果になってしまった。
 「う~んどうしよう。いや、今はどうしようもないんだけどさ。」

 そそくさとサイドカバーを閉じる。とりあえず今日明日だけはきちんと動いてくれることを祈るのみ。

<後日談>
 ツーリング中は問題なかったものの、実は未だに直っていなかったり。
 念のためICリレーを新品に交換したのだけれど「出るときはでる・直るときは直る」変わらず。
 一度全バラしてチェックする予定。


 雨具を付け直して出発。「あー1時間無駄にしたー、集合時刻に間に合わないぞー」

 国道4号、北関東道、東北道。

 遅刻は気になるがペースは上げられない。実はタイヤが終わり気味で「このツーリングから帰ってきたら交換しよう」と思っているくらいだからだ。(←ロングツーリングで使い切ろうとする貧乏性)

 今日のようにばしゃばしゃ降る雨の中ではちょいラフに操作すると「うひ~!」と声が出ることになる。
 それでもびっくりするだけで決して怖くはないってのがVMAXの凄いところなのだけれど。

 急いでいるので蓮田SAでは給油のみ、首都高はいつもどおりC2から渋谷線。

 実はこのC2、いつもと逆周りに湾岸線→渋谷線で走ろうか?と考えていた。この3月に首都高中央環状品川線が繋がったばかりだったからだ。
 新しい道&トンネル(山手トンネルの続き)に興味はあるのだけれど今日は時間がないのでパス。ま、この先使う機会はまだまだあるさ。

 幸いにして首都高に混雑はなかった。大橋ジャンクションの手前がちょい混みだったくらい。
 東名もそこそこ流れているのでがんがんと……だから今日は行けないんだって!

 雨もずっと継続だがきっちり装備してきたので問題なし。防水をうたっている新ブーツもどうやら能書きどおりの性能のようでほっとする。

 「足柄よっ!」と叫びながら足柄SAで再給油。その先、待ち合わせのPAへ入ったのは集合時間の5分過ぎだった。
 うへ~結構頑張ったんだけどなぁ、タイヤがマトモなら間に合ったかな?(さてさて)


 著名な雨男の幹事氏は当然のように到着済み。いやいや遅れまして雨ですね当然ですね覚悟済みですけどねとご挨拶。


当然のようにフルウエット

 もう一名の方と一緒に高速を降りて次の集合場所へ。総勢11台になったところで、さてんじゃまずは飯にしましょうかと沼津港へと向かう。

 雨のせいかいつもより混雑が少ない沼津港(の食堂街)
 「を、バイク専用駐車場が用意されたぢゃないか。端っこスペースだけど充分充分」


バック時に海へ落ちないよう注意が必要です

 昼飯は定番になってきたマル天で刺身定食。うん旨い。これならもう少しご飯があってもいいくらい。
 そして飯を食いながらのバカ話もツーリングの楽しみの一つ。


美味しゅうございました

 うーい満腹と店を出ると、なんと雨が綺麗に上がっているではないか。
 「よし、雨男撃沈!」と合羽をしまいこんで出発する。(甘い)

 今日の目的地は南伊豆。
 ここでは晴れ間も見えてきたけれど、山の上はまだガスがでているだろうと海沿いの県道17を走る。

 狭小箇所の多い17号。交通量は控えめとはいえ、11台という大人数なのでおとなしく走る。

 そしてそんな我々を次々と追い越していくちょい古バイク連。
 気持ちは判らないでもないし偉そうな事言える立場じゃないけれど、こんな狭い場所での追越&方法にはちょいと首を傾げてしまう。挨拶すればなんでもOKなわけじゃないんだけどな…

 そんなことを頭に浮かべながら走っていたしばらくの後。
 路肩に転倒した1台のバイク。そして周りにはちょい古バイクが数台。
 先のグループと同じかどうかはわからないけれど、あまり同情する気になれなかったのは先のイメージが残っていたからだろう。

 「自戒自戒」とつぶやきながら上ったり下ったり。
 雨は上がったけれど先のとおりタイヤが怪しいのでウエット路面には気を使う。路肩に溜まる桜の花びらが綺麗だけどこれまた要注意っと。

 時おり休憩&わいわいやりながら南下を続けていく。

 路面は次第にドライ部分が多くなる。雨雲レーダーで確認すると伊豆半島に雨雲は皆無
 「あーよかった、これで雨は終わりだぁ」そう思っていたのだけれど。


もう安心と思ってたんですけどね

 宿まであと30分という辺りでポツリと降ってくる。ん?と見上げると空が暗い。
 雨の粒はみるみる大きくなって、あっという間にザーっと…「うわー」

 慌てて雨具を着込む面々。
 油断した油断した。今日の幹事の雨男具合を甘くみたらヤラれるぞというのは充分わかっていたはずだったのに。
※以後サブネームは「雨雲の無いところに雨を降らせる男」に決定。

 宿着は17時という辺り。

 うひい着いた着いた。さあ風呂だ宴会だっ!


 翌朝、快晴。気温高し。
 「雨男を酒で弱らせると翌日晴れる」がまたまた証明された事になる。


晴れた晴れた

 宿の朝食をゆっくり頂いての出発は10時過ぎというあたり。
 「ごちそうさまでした、暖かい布団で熟睡させて頂きました」
#熟睡というか爆睡というか…

 晴れた仁科峠を駆け上がる。うー、やっぱドライ路面だと安心できるなぁ。

 伊豆とはいえ山の上は寒かった。宿付近の暖かさが嘘のよう、そして風も強い
 重量級のVMAXでさえ突風にふらつかされるのだからフルカウル車は大変だったと思う。


グローブ外したら手が冷たくてねぇ

 西伊豆スカイライン。風はともかく快晴&交通量少。
 それっとペースアップ!「…しようと思ったんですけどね…」

 よいしょと気合を入れた次のコーナーでブレーキングをミスる。
 センターラインを超える事はなかったけれど俺的には完全オーバーラン。タイヤのせいもあるのだろうけれど、どちらかといえば原因はソフトウエア(←俺)にあり。
 「ん~、なんか目と体のイメージが合ってない感じなんだな、今日はヤメとこうっと」

 すっと後ろへ引いて引っ張ってもらう。あ~人の後ろって楽だわ~

 なんやかんや言い訳をしつつ、それでも西伊豆スカイラインは気持ちの良い道だった。
 路面は綺麗でところどころの縦溝が気になる程度。対向車も結構なペースで走っていて、ホンダのビートが限界までロールしながら曲がっていくのとすれ違うとちょいコワい。


あれがこれが…


 お昼。
 一旦戸田へと降りて、昼飯は深海魚の天丼を。旨し。


タレも俺好みの味で

 もう一度山へ登ってそれっと降りて県道17号。

 街中へ入る前に干物屋さんで土産購入…なのだけれど、俺の狙っていたマグロのカマが扱っていない。
 「解散ポイントも近いし、んじゃま、俺はもう一軒干物屋行ってみますのでここで」

 皆に手を振って別れる。その後別の店にで無事マグロをゲット。

 そしてIC手前のGSで給油中の皆に追いついた。いやいや、んじゃ改めて解散のご挨拶ということで。

 結局またわいわいと。
 その後それではと東名沼津ICで西と東へと分かれていく。

 いやお疲れ様でした。凄い楽しかったけど、次は2日とも晴れるといいですねぇ(幹事的に無理)

 東名の交通量はそこそこといったところ。だがタイヤの件があるので(しつこい)ペースは上げず、左車線をまったりと走る。
 そして意外に左の車線が一番空いていたりするんだよね。

 一度試してみたいと思っていた「沼津IC下から東北道蓮田SAまでの無給油走行」には無事成功。
 リザーブにも入らなかったので、今日は空いていた首都高が混んでも大丈夫かも。尤も今日は15Km/Lくらいの燃費が出ているのだけれど。
#ホント、スロットルさえ開け閉めしなけりゃ燃費は悪くないんだよなぁ→VMAX

 その蓮田SA。下がってきた気温に革ジャンの下にウインドブレーカーを追加する。

 その先一気に走っての帰宅は17時半というあたり。うひぃとガレージにVMAXをしまいこみ荷物を下ろす。

 雨の中を走ったので車体はどろどろだけれどさすがにこれから洗車する気はない。
 平日は無理だから洗車は次の週末かな?天気良ければいいけれど…ま、晴れ男の俺だから大丈夫のはず!


しかし、何故サイドバッグに入らないくらい荷物が増えているんだか

2日間の走行距離:800kmくらい
今回の教訓:それにしても冬スクリーン付けてると高速楽だわ~


 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。

 

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