■ツーリングレポート セロー 福島、北海道

 

2016北海道ツーリング・二島二過記

<4-2>


林道も堪能できました

 

 

garage Ak!rA

 

 <続き> 

 16:10、礼文島到着。「やぁまた来たよ、7年ぶりだね。」


ちょっと日が傾いてきたかな?


海の向こうにはさっきまで居た利尻島が

 まずはと宿へ。前回と同じ宿なので場所に迷いはなし。
 聞けば部屋の用意がまだとのこと。ああ、大丈夫ですよ、夕方までちょい走ってきますから。

 確認した天気予報では、やはり明日北海道に台風6号が上陸するらしい。
 だから天気に期待はできない、なら礼文島でのメイン「礼文林道」は、今日のうちに制覇しておくとしよう。


 海岸線の道道40を北上する。
 前回は西(南)→東(北)のルートだったから、今回は逆に海側から入ってやろう。

 道は新しくなっていたけれど、入る場所にはなんとなく覚えあり。
 路面がダートに変わったら、よーし行くぞー


はーい


では行きましょう

 最初は普通の林道風。趣のある山間だけど、見晴らしはいま一つの上り坂。

 だがそこそこ荒れていて走るのが楽しい……とか調子に乗っていたら2度程危なかった(ヒヤヒヤ)


狭いところは狭いですし

 上りきって尾根へと出る。
 「うわー、見晴らしいいぞー」

 道の両側には草が生い茂るものの、その先は綺麗に見渡せる。
 太陽は傾いたがまだまだ青い空、緑の山々のコントラストが綺麗だ。


森を抜けたらこのとおり


うはははは


花も少しだけ

 ステップに立ち上がって景色を見ながら走る。そして対向してきたWR+セローとすれ違う。
 あのコンビは多分同じフェリーだった人。この時間帯にここを走るということは、俺同様明日の天気を心配してのことなのだろう。

 ちょっとした広場でこちらは徒歩のトレッカー十数人のグループに会釈しながら脇を抜ける。
 林道は後半戦に、そして山を回りこむと、「ああ、こっちも凄いわ…」

 正面に、さっきまでふもとにいたいた利尻富士がどかんと現れた。

 ちょい雲を被った姿が美しい。
 「そうか、こちら側からのルートならこんな景色が見られるのか…」
※まぁ前回は天気もいま一つだったしね。


どかんとコレが


いやぁ凄い凄い


その先はもう出口


 「8kmご馳走様でしした!」と礼文林道を出たら、次は桃岩方面へ。

 くぐるトンネルは、確か少し前にがけ崩れで塞がれて大変だったんだよな。
※上にそれらしき補修跡あり 


トンネル内側も補修されていたような

 山を眺めながら林道でかいた汗を乾かしたら、一旦戻って桃岩展望台

 道道から展望台駐車場に繋がる細い上り坂は、丁度観光バス組の数十人が歩いて降りてくるところだった。
 あれ?駐車場にはバスは入れないんだっけ?
※道が細くて入れなかったのか、あえて歩いた(トレッキングだった)のか不明。

 桃岩展望台駐車場にセローを停める。前はここまでだったけれど、今日は天気がいいから歩いて頂上まであがるのさ。

 歩道をえんやらと登る。
 これまた花が終わりかけだったのは残念だけど、こう天気が良いと(略)


歩道ですが階段じゃなくて斜路


こちらも花は少しだけ

 観光客が去った後の頂上広場を独占。
 そしてここまで上がるとさすがに風が強い。自撮り用三脚が倒れないか心配になる。


誰もいないので自撮りは偉そうに


景色はさすが


そしてあんな上の方にまで遊歩道が

 風に吹かれながらしばらく涼む。太陽がじわじわと西へ動いていく。

 さあ、最後は西のドン詰まりまで行って夕日を見よう。明日の朝食を食べに行くウニ屋さん(7年前に行った店)も確認しておきたいしな!


 道道765をゆっくりと進んで地蔵岩まで……「あれ?」

 店が無い。前回朝食を食べたウニ屋さんが無いのだ。
 キーホルダーを買ったアイヌ小物屋さんはあるから場所に間違いはないはず。
 「夕方で閉まってるからわからないのかな?宿へ戻ったら聞いてみるか」

 海沿いで見る夕日は綺麗だった。
 最後の最後、海へ沈む直前だけ太陽が雲に隠れたのは、明日の天候を暗示していたのかも。
※もしくはこの後の俺をね。(←前フリ)

 「さー、帰って夜はウニ食うぞー!バフンウニ食うぞー!」


暮れていく暮れていく


 宿へと戻り、セローに施錠。(夜露対策も万全に)
 部屋に案内されて荷物を片付けて風呂に入って着替えて。

 「よーし、前と同じ店にGO!」と歩く。

 覚えのある店舗にはほんの数分で着いた。
 もちろん店は営業中、でも入り口には怪しげなたて看板が。

 「本日は予約のお客様のみとさせていただきます」
 「えー!マジでー!」

 予約のよの字も浮かばなかった俺。前回はガラガラとまでは言わないが、それなりにゆっくりできる状況だったのだ。

 それでもと中に入り店員さんに聞くが、予約だけで一杯でして…との返事。
 「おいおい、俺、ここでウニつつきながら一杯やるの楽しみに礼文まで来たんだぜ…
 (まぁそれだけじゃないけどさ)

 しばらく呆然としていたのだけれど、入れないものは入れない。
 うなだれながら居酒屋へと移動し、せめてもとホッケの定食を頼む。こちらは前回同様肉厚で旨かった。


ショックが大きくてピンが大根おろしに

 食べ(呑み)ながら居酒屋のおばちゃんにそれとなく聞くと、先の見つからなかったどん詰まりのウニ屋さんは今はやっていないだろうとのことだった。
 ああ、こっちもダメなのか、となると明日の朝飯どうしよう?そしてまさか礼文島まで来てウニを食べられないとは思わなかったよなぁ…(泣)

 悔しいのでサッポロクラシックをがぶ飲みして部屋へと戻る。

 TVの天気予報によれば明日の北海道はやはり全面的に雨。これはきっと俺のなみだ雨に違いない。【違いなくはない】

 ただし、酷く降るのは太平洋(東)側のよう。こちら(西)側は……さていったいどうなることやら。



でも君が居てくれれば僕は頑張れる。

今日のルート



本日の走行距離:130km、給油回数:0回
本日の教訓:ウニがは残念だけどマッ晴れは素晴らしかった。

 

 

 

■ ご注意 ■
 ツーリングレポート中の数値・金額・時間・時刻等の表記は、特に記載のない限りツーリング当時のものであり、現在とは異なる可能性があります。

 

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