■YAMAHA TOURING SEROW 250 FINAL EDITION オーナー編

 

ファーストインプレッション記
実走(慣らし)前編


ファーストインプレッション記・実走(慣らし)前編
ナラシは大切です

 

 

garage Ak!rA

 

<2020年7月> 

走りますよ

 さぁ!それでは実際に走ってみよう!……なのだけれど、当然まだまだナラシ中。

 高速道路で!とか未舗装路で!とかガレ場ゲロ場で!の感想はまたあらためてということで。

ナラシ

 さて、その慣らし運転。
 しばらく前から「最近のバイクではナラシ不要」と言われ続けている。

 でもいくら加工精度が上がっても「すり合わせ」は絶対必要だと思うのだ。
 これは自分でエンジンをバラした事のある人ならきっと判ってくれるはず。

 なので今回も最初の500kmまでとそこから500kmと、1000kmきっちりやるつもり。
 なにしろ俺は借り物バイクのテスターではなく、実際のオーナーなのだから。【定例】

※それに10年乗るわけだし!(多分)

 さて、最初の500kmのレブリミットは、レッドゾーンの半分が目安。
 とはいえ、タコメーターが無いから回転数は想像で(をい)

 最高速は130km/h前後と聞いているから5速70km/h前後で半分くらいになるはずだ。この速度を基準にしよう。
 「まぁ一般道の法定速度は60km/hだがな!」

※ちなみに栃木県には「制限速度(≠法定速度)が80km/hの一般道」もある。宇都宮北道路とか宇都宮真岡線(国道408)の一部とか。

走り出す……その前に

 まず必要なのはポジション合わせ
 何しろこれが合ってるかどうかでバイクの印象が大きく違っちゃうからねぇ。

※だから納車時にバイク屋さんには、オーナーが初心者であるほどポジションに気を使ってあげて欲しいんだよな。

 左右レバーを俺好みの位置に。左右ペダルも以下同文。

 クラッチレバーはごく軽い。ケーブルの取り回しが厳しいと聞いていたので心配していたけれど、これくらいなら充分だ。
※ま、気合入れて調整していた前225よりは重いけどねぇ(笑)

 ペダルに関してはガエルネを履いた時(今日はカドヤ)にもう一度調整するつもり。
 セローのペダル位置は両方のブーツの中間に設定するのだ。

 嬉しかったのは、スロットルケーブルの遊び調整が俺にドンピシャリだった事。

 ハンドルをフルロックしても引っ張られないのは当然として、その範囲でほぼ遊びゼロ。
 これはヤマハというよりショップのおっちゃんの好みかな?ともあれ、ここは調整不要。

 先に「低いかな?」と書いたハンドルはとりあえず納車時のままで。ここは少し乗り込んでから再考しよう。

 最後にバックミラーを合わせて、「よーし、んじゃ行くぞー」

エンジンスタート

 キーを捻ってメーターパネル点灯。
 フルLEDメーターは250クラスでももはや当たり前の装備なのだろうけれど、昭和生まれの身としては結構感動したりするのだよ。

 キーオンと同時に発する「ギューン」的な音(燃料ポンプ動作とかセルフチェックとか)は長めの印象だ。

 各種情報はもちろんとして、地味に時計表示がありがたい。

 ロングツーリングで必須の装備だけれど(スマホ表示の時計は小さすぎるので)これまでは別途付ける必要があった。メーター内だと暗い時にも見やすくて良い。

セロー250、時計
ちなみに時計はキーオフでも表示されます

 始動はもちろん一発で。チョーク不要のFIはやっぱり便利。

 アイドリングの排気音は当然控えめ。
 これなら夜間のエンジン始動も大丈夫のはず。(常識的な範囲でね)

発進・低速

 発進は割と力強い
 これは去年10月の朝霧高原イーハトーブの森での試乗でも感じたことだ。

 クラッチをラフに扱っても(←ナラシ中なので程々に)エンストする気配は薄い。

 パワー20ps(14kW)は前225WEとほぼ同じで、車両重量は30kg近く重いはず。
 ということは(前225で実質20ps出ていたかどうかはさておき)きっとトルクの出がスムーズなのだろう……とか、したり顔で2速発進しようとしたらエンストした。(をい)

 やはりギア比は225とはだいぶん違う様子。まぁそもそも6速と5速の違いもある。
 というか、「225セローの1速はスーパーローで、2速が通常の1速みたいなものだったからなぁ」

 ちなみに、セロー的に一番重要な「足を着きながらの2輪2足トコトコ走り」の感触は、今後未舗装路へ持ち込んでからということで。

中速域

 街中の普通走り的な。車の流れに乗る的な。実質8割がたこの領域だよな的な。

 不満は少ない。
 もちろん「有り余るパワー!」というわけにはいかないが、市街地を流すには必要にして十分な感じだ。

 225よりハイギアード(ワイドレシオ)なのでシフトチェンジも慌てなくてよい。

 排気音は225とはちょい違うかな?
 あちらを「トパパパパ」とすれば、こちらは「トリュリュリュリュ」な感じ【難】

高速域

 ナラシ前半の為未確認。

 高速域では最高速と共に振動とか乗り心地が気になるところ。WEBでは高速走行でハンドルがフレるという情報も見かけられるので。

 でもまぁ、100km/hで普通に巡行できれば俺はおっけー(達観)

セロー250、田舎道
今日は田舎道オンリーで

燃費

……というわけで、トータル150km程走っての燃費はさすがのFI……というか「凄ぇなこれ」

 42km/Lなどという数字が出た。
 まぁ最初の満タン給油は店員さんにお願いしたし、距離も短いので誤差があるのだろうけれど。

 この先はセルフ給油にしてできるだけ正確に燃費を測るとしよう。最終的な判断はその後だ。

 いずれにせよ、9.3Lのタンク容量と相まって、航続距離は225セロー以上になりそうだ。
※300kmオーバーは楽勝かも。

ハンドリング

 今のところハンドリングはごく素直。
 切れ込みなし、直進安定性良好。

 公称51度のハンドル切れ角はさすがで、これまた225同様「どこでもUターン」できそうだ。

 先のとおり高速でブレるという人もいるのだけれど、これも後に検証ということで。

……というか、そもそも250のオフ車でそんなに神経質になってどうす(略)

取り回し

 エンジンを止めての押し歩きでも、特に重く感じることは無かった。

 走っている最中も同じで225と同様の感覚でいられたのだけれど、図に乗ってあぜ道に入り込んで気が付いた。
 「あ、結構埋まる……」

 タイヤ、そしてサイドスタンドが思っているより土にめり込むのだ。

 もちろん路面(土)の状況によるのだけれど、これまでそこそこの距離・場所を225で走ってきた感覚とは明らかに違う。
 ハンドルをフルロックしてのUターンでもそれを感じることがあった。

 これが先にも書いた車両重量の差なのだろう。慣れるまで気をつけないといけないかも………………「あ……」

 

セロー250、外装ナラシ
「外装ナラシ、完了!」(ポジティブシンキング)


 

 

 

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