☆ YAMAHA VMAX (VMX17) ☆

(オーナー編)

6000rpmチェック記


だんだん見えてきましたよ・・・


<2009年6月>

 MAX回転数があがりました

 6月初旬、走行距離1000km突破。ショップでの初回(1000km)点検も無事終了となる。

※初回点検にはショップに「定期点検簿」を記載してもらう事。
 また「無料点検証」(だったかな?)に自筆サインをすること。

 それではいよいよレッドゾーンまでぶん回す…事はしない

 慣らしの後半、800kmを越えたあたりからエンジンの回りが軽くなってきている気がしないでもない。
 ザラついた感じが減り、各種メカニカル音も控えめになったように思う。
 
 世間では、工作精度の向上した現在では慣らし運転など不要と言う意見もある。

 だが、こうして変わってくる現実を感じると「やっぱり物同士の摺り合わせって大事だよな」と思うのだ。
 
 というわけで、当分の間(あと3、400kmくらい?)は6000rpmをリミットにしよう。
 長く乗るバイクだし、俺はテストライダーじゃなくオーナーな訳だから(笑)

 シフトライトのタイミングを6000rpmへ再セット。
 ゆるゆる走り出すコースは納車時と同じだ。
※ツーレポとしてはこちらから

 高速道路では

 まずは高速道路
 3速3000rpmからぐわっとスロットルを開けてみる。
 
 トルクの本格的な立ち上がりは5000rpmからだ。
 6000でシフトアップ。回転の落ち込みはちょい多めか?まぁ5速のワイドミッションだから仕方ないか。
 4速から5速へ上げて6000rpmはあっという間。もう少しでリミッターが効く速度だが今日はここまで。

 道路が空いているのを良い事に、あれこれと試してみる。

 高速域での安定性はすばらしく良く、車体はびくりともしない
 5速5000rpm以上での車線変更もなに一つ問題なし、するりと行える。
 だが、もちろん隼のように「何事もなく走っていける」わけではない。

 ポジションがポジションなので、乗っている人間が自分で自分の体をしっかり支える必要がある。
 最近は各種スポーツで「体幹を鍛える事が重要」と説かれているが、VMAXのライディングにも同じ事が言えるかも。

 高速巡航時には尻をシートストッパーまで下げて、遠くなったハンドルを抱え込むように前傾すると楽だった。
 きっと前方からの風圧と前傾姿勢でバランスが取れるのだろう。

 さて、以前隼のインプレで「速度感はV-Maxの100km/h増し」と書いた気がする。
 つまり、隼の200km/h巡航はV-Maxの100km/h巡航と同じくらいの快適さ、
 300km/h出す時の気力はV-Maxの200km/h挑戦と同じくらいという意味だ。

 今回の新型VMAXはその中間だろう。
 車体・エンジン云々の話ではなく、あくまでも「乗る人間の意識として」だが。

 この上まだ3500rpm使える(レッドゾーン:9500rpm)わけだが、180km/hリミッターがある以上、速度的な感覚は今とさほど変わらないと思う。
#やっぱ外したいなぁ、リミッター・・・


PAで一息入れましょう

 さて、VMAXといえばとにかく「加速」だ。

 加速を表現するとすれば、
 旧MAXは、「背中を蹴飛ばされるよう」だった。
 隼は、「空から落ちるよう」だった。
 そして新MAXを言うなら、「100人ぐらいに後ろから押され続けるよう」だろうか。

 とにかく強烈な加速が長く続く。
 たった6000までしか回していないのに、だ。

 擬音で表現するなら、
 旧MAXは、「ドンッ」
 隼は、「フオォォッ」
 新MAXは、「ズッドーン」

 ああ、やっぱり表現力の無い俺には難しい・・・

 加速に関しては、この上9500rpmまで使うとどうなるか?への期待が大きい。
 この凄い5-6000間の加速があと3000rpm続くとすれば…あーワクワクするう〜(笑)

 さて、こうして書いてみると「なんだ、結局隼のほうが速いじゃん」と思う人がほとんどだと思う。
 
 そのとおり、数値的には隼の方が上だし、実際に走っても(多分)速いし、(高速では)ポジション的にも楽だ。
 だが…

 新型VMAXで高速道路を走るのは、なんだか妙に楽しいのだ。

 どう表現すればうまく伝わるのかわからないのだが、「物凄く大きいものが走っていく爽快感」がある。

 隼にも似たような感覚はある。
 これを例えるなら、「股間に物凄い力を抱えている感じ」
 エンジンの存在感をパワーとして感じるということだ。

 対して新型VMAXは、「股間に物凄いデカいもの抱えている感じ」だ。
※はいそこ、フロイト的解析をしないように。
 こちらはエンジンの存在感が、「質量」として感じられる気がするのだ。

 判るかなぁ〜、伝わるかなぁ〜
 俺のつたない表現力では難しいかなぁ・・・やっぱり。

 峠道では

 高速を降りての峠道は、日光いろは坂の登り。

 前回の4000rpm縛りに2000乗っけて走っていく…のだが、これがまぁ凄かった
 
 前回同様、こんな大きな車体がきちんと曲がっていくのが凄い。
 剛性が高く、ポジションが楽なのでコーナーの自由度が高い。
 しかも安定しすぎていて、相変わらずどこまで寝かせていいのか見当もつかない。
 立ち上がりのトルクは必要十分…というより、これまた怖くて開けられないほど。

 もしかして新型VMAXって、コーナーリングマシンって言ってもいいんじゃないだろうか?
#あくまでも「俺程度のレベルでは」ね(笑)

 
 3速固定と2-4チェンジを試したが、ペース的にはどっちもどっち。
 これまた俺程度の腕では、3速固定の方が安全で速いかもしれない。

 面白かったのがトルクの出方だ。

 4000縛りで走ったときは「緩慢で安全」だったのだが、「6000まで回して良い」となった途端、同じ回転数なのに妙にトルクフルに感じたのだ。
 おそらく、コーナー立ち上がりでスロットルを開ける量が増えたせいだろう。
 スロットルワークにメリハリが付くほど、よりトルクフルに感じるようだ。

 もちろん、このステージでも隼以上に速く走れるとは思わない。
 しかし、コーナーリング上での自由度は、確実に隼より上だ。

 ちょいオーバースピード気味にコーナーに入ってしまっても、ぐっと我慢すればくるりと回る。
 ブレーキを残して入り、早めに加速をかけても車体はびくりともしない。(タイヤはちょっとびくっとする(笑))

 雑誌には「車重があるのでオーバースピードに注意」とか書いてあったりするが、俺的にはまったく無問題
 まぁ「オーバースピード」のレベルが違うのだろうけれど。


標高1,276mも関係なし

 
 いろは坂を上がってふぅと一息。駐車場でタイヤチェック。

 俺的6分走りで、リアのタイヤサイドは5mm残
 ちょっとハネ気味だから空気圧をもう少し落とすとして、俺くらいの腕でもステップ摺るくらいまでは大丈夫かな?


判ります?

 ここで気づく。右手が妙に疲れている。
 
 原因はブレーキだ。
 「重いぞ!重いんだぞ!」と車重を意識しすぎたせいか、ブレーキに気を使いすぎたのだろう。
 
 5分ほど体を伸ばして出発。すると…「あれ、ブレーキが凄く利くぞ!」

 どうやら先の登りで馴染みが出たようだ。
 逆に言うと、先の疲れは当たりの出ていないブレーキのせいだったのかもしれない。

 その先、いろは坂下りの楽なこと楽なこと。
 いや、当たりが出るとこんなにブレーキって変わるんだねぇ・・・
#隼は純正のパッドが高熱型過ぎて一般道じゃ当たりも何もなかったものな。

 そうかそうかと峠2本目、霧降高原道路へ。

 平日だけにここもガラガラに空いている。

 いろはより少しだけ大回りする霧降のコーナー
 馴染んだブレーキのタッチが素晴らしい。
 「くそ、これならもう一本いろは走っとくんだったかな」

 ぎゅっと減速してぐーんと回ってどーんと加速する。
 
 あー、めっちゃ楽しいわぁ。


貸切りみたいなものだしねぇ

 まとめてみたり

 というわけで、半日楽しく走り回った感想なのだけれど。

 6000rpmというのは、既に実際的な使用範囲を9割方フォローしていると思う。
 この上3500rpmというのは「瞬発的な領域」であり、常用することはほとんど無いはずだ。

 つまり、今回の感想が実質的なVMAXのインプレになると思うのだが、一言で言うなら…

「これなら戦える!」(←誰とだよ)

 心配していた峠での追いかけっこ(をい)でもかなり楽しめそうな予感がしている。
#調子に乗って転ぶと被害甚大だけれど(笑)

 悩むのは乗り方だ。

 莫迦剛性の車体に全てを預けて走るか、(できるかどうかは別として)体で振り回して走るか。
 前者のほうが無難だろうが、後者のほうが楽しい・・・のかなぁ・・・

 走っていて気にしなければならないのは路面の状況。
 砂とかオイルとかがあった場合のリカバリは、車重が車重だけに大変になるはずだから。

 繰り返しになるが、新型VMAXは(車体的にも車重的にもホイールベース的にも)とんでもなく大きい。
 そしてその分、でっかいものを操っている快感がある。
 そしてそれはまた、何かあったらどうしよう?という不安を呼ぶ。
 
 機械的な不安はまったくない。
 あるのは全て乗り手の心理的なものだ。
 それさえクリアできれば、この迫力ある見た目に負けない走りが出来るのは間違いないだろう。

 「しっかしまぁ……凄いもの買っちゃったよな、俺 (喜)
 

<了>




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