YAMAHA V-Max

☆ メンテナンス編 ☆

ハンドル交換記2

この前交換したばっかりの気もしますけど(汗)
 

<2005年9月>

  これも直しましょう

 北海道ツーリングから無事生還。
 その名残り(?)であちこちメンテ中のV-Maxだが、見た目気になる事にハンドルグリップの減りがある。

 これまで好きで使ってきた所謂「TZタイプ」のグリップラバーだが、握る場所が磨り減り、単なるゴム板と化している場所もある。
 これはそろそろ交換だな…

V-Max
磨り減ってますな

 んじゃグリップを交換…と考えていて思いついたのがハンドルバーである。

 以前交換したとき、ハンドルを切りすぎて、グリップは左右でズレてるわマスターシリンダは取り付けられないわと散々苦労をした。
 現在はそれなりに誤魔化して(?)使っているものの、いい機会でもある。グリップと一緒にハンドルバーも交換してしまおう。
 
 

 どんなのを買いましょうか?

 さて前回は、純正より「少し高く」「少し狭く」する事を目的として交換した。

 今もそのハンドルの位置自体に不満はない。
 今回は、高さや幅ではなく、「スイッチボックスやレバー(マスタシリンダ)の取り付け位置の調整幅を大きく」を主目的としよう。

 となると、探すハンドルのスペックはこんな感じだろうか?

 1.高さは100mm前後。
 2.幅(長さ)は680mm前後。
 3.ハンドルの直線部が極力長いもの。
 4.但し、ハンドル取り付け部の長さもそれなりに確保されているもの。
 
 



 1と2はともかく、3と4を両方満たすのは難しそうである。
 ハンドルクランプが一体型のV-Maxは、4にそれなりの長さが必要なのだ。
#普通のバーハンドル車のように、2本のクランプで固定されるならぎりぎりの幅でも良いのだが。


 

 あちこちとショップを回り、探す。
 そんな簡単に見つからないよ、と思っていたら…いやぁ、今はいいものがあるんだねぇ

 車種別で、純正より「ちょい上げ・ちょい手前」のハンドルバーが売られているのだ。
 
 もちろんホース、ワイヤーの類は交換不要。
 「今より少しだけ楽にしたい」という人向けの親切設計。もちろんV-Max用もラインナップされている。
 う~ん、前に俺が探した時にこのバーが売られていればなぁ…

 さて、それではこのV-Max用を…買わないのが俺の俺たる所以である(天邪鬼とも言う)
 せっかくいろいろな種類が売られているのだ。書かれているスペックを見ながら、より目的に合うものを探してみよう。

 
 ★
 
 同じヤマハのXJR用は妙に高さがある。SR用とかも寸法違い。

 んじゃ他のメーカー用はとあれこれ探すと、幅680、高さは(V-Maxの)純正並、直線長めで取付け部がそこそこというものが見つかった。
 これはホンダのCB1300(旧型)のもの。
 一番良いのは、絞り角がV-Maxの純正より5度ほど浅い事だ。
 これなら今使っているHARDY同様、フラットな感じが出るに違いない。

 「よぉし!」と購入。あ、そうそう、本来の目的であるグリップラバーも買わないとな。

 
 ★

 
 自宅へと戻り、いそいそと交換作業。

 もちろん、今回は幅が希望通りなのでハンドルを切ることはない。
 
 をっと、忘れるところだった。今のハンドルについているブレースバーを移植してやらないともったいない。

 作業の詳細は……前回と同じなので略

V-Max
上:旧、下:新 ブレースバーは移植しました
 
 ★

 
 というわけで、作業完了。
 
 予想通り、取付け部の長さは問題なし。長い直線部のおかげで各パーツの調整幅も大きくなった。

 どれどれとポジション合わせをすると…「ん?高いか?」

 思っていたより高く感じる。前のハンドルより少し上がっているのだろうか?
 もちろんホース、ケーブルに影響は無いのでさほどの差ではないのだが。

 
V-Max  V-Max
左:旧、右:新
微調整前の画像だと…高いというより手前なのかな?

 グリップラバー接着の為、24時間の放置プレー。
 その後、近所をぐるぐると乗り回す。

 感想は…「うん、いいんじゃない?」

 慣れると高さはまったく気にならない。
 幅も絞り角も実に普通。違和感を感じることはない。

 これは成功と考えて良いだろう。
 これからのツーリングシーズン、走るのが楽しくなりそうだ。

#後は…ギアかクラッチだな…



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