なんとなく物議を醸しだしそうなネタですが(笑)
<前書き的言い訳>
両耳イヤホンを付けてヘルメットを被るのは違法である(黒)
さて、ここで問題です。
俺の認識ではグレーゾーン(灰)だ。
だがまぁ、ここはイヤホン同様片側のみとするのが大人の対応だろうと思う。
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もちろん、ピリピリしながら走っている時(←何時だよ)や友人連中とわいわい走っている時の話ではない。
ソロツーでロングで高速道路、ぼーっと長距離走る時の話である。
音楽を聴く事により、注意力が散漫になるデメリットは否定しない。
が、心地良い音楽でリラックスできるメリットもある。4輪に乗っている人ならお判りになるだろう。
しかし、市販のイヤホンを付けてヘルメットを被るとどうにも耳が痛い。
痛さが気になってはリラックスも何も無い。
イヤホンではなく音楽が聞けるように……というわけで、ヘルメットにスピーカーを付けているのだ。
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付けているのは専用品ではなく、ごく普通の市販品。
ポイントは、ベルクロでスピーカーを取り外せるようにしている点である。(←内装の洗濯やあれこれを考えると実はこれが結構重要)
必要なものはスピーカー以外には、
・ベルクロテープ(マジックテープ)
・コード留め
これらは100円ショップで揃うだろう。
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スピーカー本体は、「耳掛け」方式でできるだけ小さく薄いものが良い。
音質は気にしなくても大丈夫、どうせ風きり音にまぎれてしまうのだから。
1000円以下で買える品物で充分だ。
この手の奴です
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コードもあまり長くなくて大丈夫。むしろ長いと風になびいて邪魔な事が多い。
巷ではスピーカーにコードが収納できるタイプのものも売られており、確かに便利ではある。
但しこの手のものは本体が大きくなりがちだし、線を収納するのに小細工(どこかをつつくとか回すとか)が必要になる場合が多い。
どうせ取り外しできるのだし、シンプルで安いものにするのが結果的に一番便利な気がしている。
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それでは取り付け手順。
まず、スピーカーの耳掛け部を外す(折る)
ヘルメット内の取り付け部に余裕があるなら外す(壊す)必要は無いが、小さくするに越したことはない。
スピーカー裏に、ベルクロテープの雄側(ちくちくする方)を貼る。
逆にするとヘルメットの内装とややこしいことになるので要注意。
ちくちく側です
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ヘルメット内側にベルクロテープの雌側(やわらかい方)を貼る。
位置はもちろん、耳に一番近くなる場所。
この時、できればヘルメット内部の発泡スチロールに直接貼りたい。
内装に貼ってしまうと剥がれやすかったりベタついたりするからだ。
こちらにやわらか側を
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ベルクロでスピーカーを留め、コードは内装の内側に入れる。
頬パッド下あたりから出したコードは、ヘルメットに貼ったコード留めで一旦まとめる。
こうしておくと、万が一コードが引っかかった時にも(とりあえず)スピーカーが引っ張られることがないのだ。
目立たないコード留めってなかなか無いんですよね
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実はこのコード留めの位置も重要。
メットのあご紐と干渉せず、コードが風に煽られてバタつかない位置というのがなかなかに難しいのだ。
これで完成。
後はi-Podでもなんにでも繋げれば良い。
グローブをしたまま選曲や音量調整ができる機種だと非常に楽である。
画像はジェットヘルだがフルフェイスでも同様。
内装を一旦外す手間が加わる程度だ。
iPod-shuffleは小さくて良いですよ
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でまぁ、使った感じとしては。
一般道では快適。
適切な音量に設定しておく限り、他社のクラクションや緊急車両のサイレン、踏み切りの警報機が聞こえないような事はない。
ガソリンスタンドで店員と会話をすることさえ可能である。
高速道路でも、制限速度程度なら問題なし。
それ以上はカウルの有無によって大きく左右される。ま、どちらにしても2.0KS(Kousoku
Seigen:意訳)以上ではな~んにも聞こえないけど。
また速度により、聞きとりやすい音域が違う気がする。
同じ曲でも速度によって雰囲気が変わる。なので買った(借りた)ばかりの新曲よりは、既知の曲の方が楽しめるのは間違いない。(聞こえなかった部分を脳内補完できるので)
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聴く曲はノリノリのものでも良いが、「ちゃんと聴ける速度」を考えると落ち着いた曲の方が合うように思う。
いや、俺がトシをとったからとかそういう事とは関係なしに(笑)