交換作業はわずか10分
慣らし運転の最中、「もう少し高ければもっと楽なんだろうな?」と思ったスクリーン、物は既に手許にあるのだ、早速交換してみよう。
交換スクリーンには、特別、説明書らしきものは添付されていない。う~む、どうやって交換するのだろう?
スクリーン本体の左右と先端に穴があいているから、ここで留めることのだろうという見当はつく、まあ、とりあえずはやってみるか・・・
純正スクリーンの左右には、成る程、外側にヘキサボルトがある。まずはこれを緩めてみる。
ボルトを抜くと、残るのはゴムの台座。ちょっと引っ張ってみるが取れそうにも無い。
スクリーン(アッパーカウル)の内側にはインナーカウル(?)が付いている。これも外して中を確認してみよう。
カウルを留めているビスは二重になったプラスチックのもの。
真中のポッチを押し込んでやると外れるタイプで、四輪車の内装に良く使われる奴だ。
「昔CR-Xに乗っている時、これの外し方がわからなくて苦労したよなあ・・・」などと思い出に浸りながら外す。ちなみにこのビス。留めるときは一旦中央部を引っ張っておいてからセットし、あらためて押し込むことで簡単にセットすることができる優れものである。
インナーカウルの内側を覗くと、スクリーンの穴のところには先ほどのゴムの先が差し込まれている。ここにボルトがねじ込まれると縮んだゴムでスクリーンが固定される仕組みらしい。「シンプルな仕組みだよなあ」と思いながらゴムを押して外す。
左右2箇所を外すとスクリーンはぽっかりと外れた。こんな簡単に外れていんだろうか?300km/h出るバイクのスクリーンなんだが(笑)
換えのスクリーンを元通りハメ込む。
どうやらこのスクリーンの先頭についていた穴は取り付けには関係ないらしい、レース用のカウルに取り付ける時にでも使うのだろう。
元通りにゴムとボルトをセットして交換はあっけなく完了。穴位置のズレ等のないのはさすがだ。
左(上):ノーマル 右(下):交換後
インプレッション
見た目はスクリーンがちょっと長くなってちょっと高くなったように感じられる。
交換したスクリーンはスモークだが、ノーマルに比べると色が薄い。歪みもこちらの方が少なそうだ、早速その効果を確認しに行こう。
気持ち高くなったスクリーンだが、ライディングに邪魔になるような事はまったくない。夜間走行の視界も良好だ。
「慣らし」の後半、高速で6000rpmまで使ってみる。
体にあたる風圧は確実に減っているようだ。
通常のライディング姿勢のままでも、ヘルメット上部にあたる風の量が少なくなっているのが感じられる。
肩や肘にあたる分はさほど変わらなく感じられるが、伏せてしまえば問題ない。
その伏せ姿勢も純正より楽に潜り込める気がする
見た目、実用性とも充分に満足、このスクリーンならもう少しハンドルが高くても良さそうだ。 |