SUZUKI GSX1300R 隼

＜２００２年６月＞

 

タイヤが終わりました 　タイヤ交換の時期が来る。 　隼の現在の走行距離は12,000km超。一度も交換していないフロントは既に限界。スリップサインがくっきりと現れ、全体がスリックに近づいている。 　見た目これだけ減っていると乗っていて何かしら感じそうなものだが、（ドライ路面を走っている限り）特に不安もなく走れてしまうというのはさすが純正タイヤである（というか俺がニブいというか…） 　おとなしい俺の走りとはいえ、この距離まで持ったというのも誉めてやらなければいけないだろう。 　リアを6,000km時に一度交換したというのは以前に書いた。 　その後の走行距離がやはり6,000km、フロントに比べ、こちらは微妙な減り具合である。 　見た目は４分山といったところ。但しそれはサイド部の話で、中央部は（冬場の直線ツーリングが災いしてか）うっすらとスリップサインが見え隠れ。まだしばらくは持ちそうなのだが…やはりフロントと同時に交換しておいたほうが良いだろう。 　タイヤの銘柄は、以前と同じブリヂストンのBT010。 　耐久性は純正よりちょい上、俺の走りではグリップ＆転がりに不満は無い。 ＃同じBSの「BT012」、ミシュランの「Pilot Sports」等も気にはなったのだが、今回は無難に行くことにした。 　 本末転倒？ 　さて、タイヤ交換で悩む。 　Ｖ－Ｍａｘの場合、ホイールを外し、それをショップへ持込んで交換している。 　バイクごと持ち込まない理由はもちろん、「タイヤ交換工賃が大幅に安くなるから」。 　ところが隼ではそれができない。 　何故なら隼のフロントホイールを浮かせる事ができないからである。 　Ｖ－Ｍａｘならエンジン下にジャッキを噛ませれば良い。Ｖγなら天井から吊るせばなんとかなる。しかしフルカウル＆重量級の隼ではそれらの手段はとれないのだ。 　フロントが浮かせられればブレーキ系のメンテも圧倒的に楽になる。 　フロントフォークのメンテまで自分で行うかどうかは疑問（倒立だし…）だが、少なくとも掃除の手間は大幅に減るだろう。 　う～む、これは良い機会かもしれない…と、フロントスタンドの購入が決定、ついでにとリアスタンドも新規購入してしまう。 　メーカーは共にＪ－ＴＲＩＰ。 　フロントスタンドは、バイクの三ツ又の下にアタッチメントを差込み、持ち上げるタイプである。 　本体にタイヤが付いており、スライドするので楽に上げることができる。 　バイクは定位置のままフロントを上げられるので、ガレージ内の狭い場所でも楽に使うことができる。 　数種類のサイズが異なるアタッチメントが付属しているので、Ｖ－ＭａｘでもＶγでも使用する事ができる。 　リアもこれまたタイヤ付きタイプ。 　バイクのスイングアームにボルトを取り付け、そこにフックをかけて上げるタイプである。 （汎用アダプタも一応購入した） 　何故フックタイプにしたかといえば…スイングアームに付けるボルトが格好良かったから（爆） 　いいのかねぇ？こんな理由で選んじゃって。 　　 　今まで無理やり使っていた250cc用のものと比べると、さすがに立てた時の安定感が違う。 　今までのように後ろへずらしてのスタンド立てではないので一人でも安心してスタンドアップできるし、タンデムグリップの付いていない時（シングルシートコブ仕様）の作業も楽になった。 　こちらも狭いガレージでの使い勝手は良好である。 　ともあれ、双方共とても便利である。  　前後を浮かせたバイクというのもレーシーで格好良い(笑) 隼・リフトアップ！ 　 あれやこれや 　実際に隼のホイール脱着を行って気づいた点をいくつか。 １．フロントは、ホイールをかなり高く持ち上げないと外せない。ブレーキキャリパやフェンダーとのクリアランスが小さい為である。 　　結果、メンテスタンドは４段目まで長さを伸ばしてやる必要があった。 ２．同じくフロント。 　　アクスルシャフト左側は円形になっていて、普通のように回り止めボルトを緩めてからアクスルを緩めようとすると供回りしてしまう。 　　左側のみ回り止めボルトを締めこんでおいて、右側から緩めればＯＫ ３．リアは特に問題なし。あえて言うならホイールが重い（タイヤが太い）ので、装着時に持ち上げるのが大変だった。

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