意外なものが・・・
それは前回のタイヤ交換の時だった。
タイヤ屋へ持ち込む為ホイールを外そうと、リアのアクスルシャフトを抜き、チェーンを外す。
カラーを無くさないよう気を付けながら、どっこいせとホイールを持ち上げる。すると
カラン・・・
スプロケット(とブラケット)が外れました・・・
どうやらホイール内のハブダンパーが劣化して縮み、スプロケットとのクリアランスがゆるゆるになってしまっていたようなのだ。
スプロケを差込み、手で揺すってみると多少のガタも感じられる。
これではダメである。スロットルのオンオフ時に挙動がワンテンポ遅れるような気がしたのはこれが原因なのかもしれない、とっとと交換してしまおう。
さすがは消耗品。6個あるハブダンパーは、全部注文してもパーツ代は3000円弱であった。
あ~面倒ぉ~
パーツが届き、交換作業。
難しいことはなにもないはずである。
リアホイールを外し、スプロケットを外し、内部のダンパーを入れ替えるだけ…のはずだったのだけれど。
コレを入れ替えるだけなんだけど
交換自体はなんの事もない。
6個のダンパーを順序良く交換していく。
「おし、できた」とダンパーにスプロケットをはめ込もうとするが…きつくて入らないんだなぁ、これが。
そもそもゆるくなったので交換したダンパーだ。新品がきついのは覚悟の上だったのだが、こんなに手強いとは思わなかった(笑)
一箇所一箇所ドライバーで隙間を開けながらねじ込んでいく。
それ自身の弾力でショックを吸収するハブダンパー、歪ませてしまったら何の意味も無いので慎重に慎重に。
30分程格闘して、なんとか組み込み完了となる。
今度はこんなところが
リアホイールを取り付けようとして気づく。
スイングアームの下に、なにやら見慣れぬパーツが落ちているのだ。
楕円の穴があいたそれは、どうやらスイングアームの裏側につけるカラー(スペーサー?)のようだ。
見れば右側(マフラー側)には同じパーツがきちんとボルト止めされている。
左側(チェーン側)にはぽつんと空いたネジ穴。どうやらボルトが緩んで飛んでしまっていたようである。
人差し指の先にあるはずのボルトが…
工具箱をごそごそ探って同じサイズ&ピッチのボルトを見つける。
チェーン側は外れたり当たったりすると非常に怖い場所である。マフラー側の純正ボルトをこちらへ移植し、比較的スペースに余裕のあるマフラー側にありあわせボルトをセットする。
うんうん言いながらホイールを持ち上げ、取り付け。
う~む、なんやかんやで1時間以上かかってしまった。
まぁ素人のメンテの場合、技術の無い分時間を掛けてやる必要があるんだけどね。 |