SUZUKI GSX1300R 隼

☆ メンテナンス編 ☆

スロットルバルブ清掃記


<2004年7月>

見てみぬふりじゃないですが

 梅雨のはずなのに何故か良い天気の続くここ数日。
 仕事の合間を見つけてほこほこと走りには出ているのだが、そういえばメンテナンスの類をしてやっていない。
 オイル交換、チェーン清掃、空気圧チェック等の日常作業は当然として、それ以外のメンテがちょいと滞り気味。偶には時間をとって整備してやらねばな。

 まずはと思いついたのが、スロットルバルブ関連の清掃である。
 この作業、エアクリーナーボックスを外す必要があるのでなかなか手を出す気にならないのだ。
 プラグ交換の時期でもあるし、ついでに清掃してやるとしよう。

 某日、背中に工具&ケミカル一式を背負って、人気の無い某駐車場へと向かう。
 スロットルバルブ清掃の際にはエンジンを長時間回す必要があるので、自宅ガレージでの作業はちょいと憚られるのだ。

 付近に人家の無い駐車場の片隅でメンテ開始。

 ■シートを外し、タンクを上げる。
 ■コネクタ関連を外し、インシュレータのバンドを緩め、エアクリーナーボックスを外す。
 
 これでスロットルバルブが現れる。どれどれと覗いてみると・・・汚なっ!

GSX1300R 隼  GSX1300R 隼
汚れてますなぁ・・・

 ひぃふぅみぃと数えてみると、かれこれ2年近く放りっぱなしであった。そりゃまぁ汚れるわなぁ・・・すまんのぉ、BUSA

 まずはウエスで汚れを取る。
 あっという間に真っ黒になるウエス。汚れは落としてやりたいが、バルブがズレては大変なので慎重に慎重に。

 次に取り出したのが秘密兵器の「ワコーズ・エンジンコンディショナー」
 ガソリン関係の汚れを落とす強力さでは一番と噂のケミカルだ。

 1番シリンダのスロットルバルブにたっぷりとエンジンコンディショナーを吹きかける。真っ白い泡がじわじわと汚れを落としていくのが見て取れる。
 時折スロットルを開けて内部にもクリーナーを送り込んでやる。
 数分の放置プレー後、エンジン始動。泡が完全に消え去るまでアイドリング&レーシングしてやる。

<余談>
 クリーナーは可燃ではあるが、燃料ではない。
 従って、一気に4気筒全てにクリーナーを吹き込むと、エンジンが始動しなくなってしまう場合があるとの事だ。
 1気筒づつ順番に処理していくのが素人には安全な方法だろう。

 ゆっくりと時間をかけて4気筒の清掃が完了。
 うむ、きれいになったぞ、スロットルバルブ。

GSX1300R 隼
ピカピカになりました。

 新品同然になったバルブに満足したところで、プラグを新品に交換。
 銘柄はNGKのイリジウム。ふふふ、とうとうイリジウムか、へっへっへ。
#これまで15,000km走ったVXに拍手(←早く交換しろ)

 エアクリーナーボックス、タンクを戻し、改めてエンジン始動。
 掃除のおかげでアイドリング回転数が500rpmもアップした。それだけ汚れていたという事なのだろう。アイドリング調整ボルトを回して回転数を元へと戻す。

 荷物を取りまとめて忘れ物が無いかどうか指差し確認、ゆっくりと自宅へと戻る。
 スムーズにエンジンが回っているように感じるのは気のせいなのかどうなのか。
 
 さて、エンジンクリーナーはまだ半分ほど残っている。
 よし、あとでV魔のキャブも掃除してやるとしよう。

 Copyright 2004 Akira




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