<2005年3月>
■外からは見えません
ブレーキキャリパーを清掃する際、気をつけるものに「パッドピン」(スライドピン)がある。
これはその名の通りブレーキパッドを支える為のピンで、このピンに沿ってパッドが動き、ブレーキがかかるのだ。
つまりここが汚れていたり、錆びていたりするとブレーキの効きやタッチに影響が出る。
キャリパーメンテの際には、パッドがスムーズに動くよう綺麗に磨き、シリコングリスを塗ってやる必要があるのだ。
ところで、素人サンデーメカニックがそうそう頻繁にブレーキのメンテをできるわけがない。
結果、パッドを外す度に汚れたパッドピンに気づき、「いかんいかん、こんなことではいかん・・・」とキコキコ磨く羽目になる。
「まぁこれもメンテの一部…」といいつつも、錆び・傷のつきにくいステンレス製にできればなぁとは思っていた。
実は、その「錆び難いパッドピン」という市販品はかなり前から存在している。
「某みゅ~」のパッドピン。能書きはまさに俺の希望どおりなのだが問題は価格。たかだかピン2本に7K円というのだから恐れ入る。
それを横目にこれまでは「俺には関係ないね…」と強がっていたのだが・・・え?デイトナから安いのが出たんですか?
価格はなんと1,400円。
安い分、特別な機能(クイックリリースとかなんかそんなもの)は付いておらず、純正の形状のまま素材がステンに変わっただけのようだ。
うむ、これなら俺にも手が届く、早速購入することにしよう。
某日、無事入手完了。
早速交換作業に入る。
作業はごく簡単なものだ。
ブレーキキャリパー背面のカバーを取り外し、パッドピンを留めているベータピンを抜き、交換するだけである。パッドすら外す必要はない。
コレを交換します。
ごそごそとピンを抜き、しげしげと眺める。「う~む、やっぱり傷ついてるなぁ…」
結構磨いてるんですが… どちらが新品かは書かなくても
新品のピンと並べると一目瞭然。
まぁ並べなくても判るのだが(笑)
シリコングリスを塗った新しいステンレスピンを組み込む。
ゆっくりやったのだが、20分程で作業は完了となる。
さぁて、これでパッドの動きが良くなるはず。
どれくらい違いが出るか…を見る前に…アレ交換しちゃうからなぁ…純粋な効果はわからなくなるだろうなぁ……【と、引っ張る(笑)】