<2005年10月>
■これも放りっぱなしでして
『一見、きちんとメンテナンスしている風を装ってはいるが、実は手を……』(再)
……というわけで、クーラントを交換してやる。
ぶっちゃけた話、隼で交換するのは初めてである。
新車から5年半放りっぱなしのクーラントというのはどうなのだろう?いや、今更「どうなのだろう?」と言ってもどうしようもない事なのだが。
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さてと気を取り直して交換作業。
まずはクーラントを抜くわけだが、実は隼には、クーラントのドレンボルトが存在しない。
サイドスタンドを立て、一番下のホースを外すのが「仕様」になっている。う~ん、さすがはスズキだな…(←違うと思う)
ホースのクランプを緩めると、すぐに隙間からクーラントが流れ出てくる。
あまりにもすぐでてくるのでちょっと不安になる。「普通に走っていてこのクランプが緩むと大変なことになりそうだな・・・」
ホースが外れ、じゃばじゃばと流れはじめたクーラントだが、意外に汚れていない。
オリやサビの気配も無く綺麗な緑色、これならラジエター内部等にも問題はなさそうだ。
溜まった排水は水道水で薄めて廃棄する。
さすがに金属パイプの方には汚れがこびりついてました
次に、ラジエター右上のラジエターキャップを開け、ホースを突っ込んで水を流す。
この勢いで中の沈殿物を洗い流すのだ。
下のホースから出てくる水がきれいになったら洗浄完了である。
漏れ防止に内側に薄くシリコングリスを塗ったホースを繋ぎなおし、トルクに気をつけてクランプを締め、新しいクーラントを上から注ぎ込む。
投入は右側から
今回使用したクーラントは、4輪兼用のもの。
色は純正と同じ緑色。クーラントには赤と緑があるが成分は同一である。
投入前に、これを水道水で2倍に希釈する。
このクーラントの場合、2倍(50%)希釈だと~35度までの対応(凍結しない)になるらしい。
「凍結しない範囲でできるだけ薄く」というのがクーラントの王道のようだ。
北関東の最低気温は真冬でもせいぜい~10度程度(平地)だからこれくらいで充分だろう。
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少しづつクーラントを注ぎ込み、時々車体を左右に振ってエア抜きをする。
投入口いっぱいまで注ぎ込み、ぼこりと出てくるエアが無くなったら投入完了。ラジエターキャップを閉め、エンジンを始動する。
液漏れがないかどうか確認しながらエンジンを温める。
水温計が上がり始めたらエンジン停止。
熱くなりかけたラジエターキャップを外して、クーラントが溢れてくるようなら正解。溢れてこないなら(=エア抜きが不完全)クーラントを追加する。
これでクーラントの交換は完了。
最後にサブタンクの液量を確認し、補充しておこう。
指差し確認してボルトの締め忘れチェック。全て問題なし。
よし、これで今年の冬支度はOKだ。
#鬼に笑われそうだな…