☆ これまでの ☆
バイク紀行
その1
(1997/12~1998/5)
<1998年5月中旬のある日>
オイル交換を行う。
ワンウェィクラッチはどうしようもないんで、そのまま元へ戻す。後で修理に出そう、でもそれまでに、どこか出先でエンジンかからなくなるの嫌だなあ。
エンジンオイルとフィルターを交換、エンジン始動っと、おおっ今日は無事にかかった。ただチョーク引いていても前みたいに回転があがらない。以前は3000rpmくらいまであがったんだけどなあ。
<ちょい乗り>に出発。相変わらずエンジンは調子良い。宇都宮市内でキャブレタークリーナーを購入。後で気休めに吹いておこう。
なにごともなく帰宅。ツーリングの予定がなければすぐ修理に出すんだけどなあ・・・
<本日の走行距離=30マイル=約48KM><本日の教訓=思い立ったが吉日>
<1998年5月上旬のある日>
天気も良いし、洗ってやろうかとバイクを引っ張り出す。
そういえばオイル交換するはずだったよな。とセルを回す。「あれ?」 クランクが回らないや。
♪バッテリーはびんびんだぜっ♪(笑)、それにセルも元気だ。でも「カシュッ」って言ったっきりクランクが回らない。「またワンウェィクラッチかあ?」 買った時からここだけはどうも不調。一回部品交換したんだけどね。
冬のオイルが硬い時期には良く出た症状なんだけど、今日は天気も良いし、気温もそこそこ。やっぱり寿命かなあ。(走行距離はたいしたことないけど)
とりあえずオイルを抜いて、ジェネレータカバーを外して点検。見た目は何ともないけど本体外してみないと良く分からない。 まあ手持ちにエアツールもSSTもないんでこれ以上は無理。車でYSPへ行ってパッキンのみ発注する。ちょっと相談したら「部品7000円(オイル別)、工賃6000円くらい」とのこと。う~ん、どうしよう?自分でやろうかなぁ?オイル抜いちゃったんで自走できないし、修理交換時にはまたオイル抜かなきゃなんないだろうし。
まあ、ちょっと様子を見よう。そういえばオイルも安いのなら残ってたなあ・・・とりあえずあれ入れて自走してくるって手もあるか・・・
<本日の走行距離=0マイル><本日の教訓=自分で修理といじり壊すは同義?>
<1998年4月下旬のある日>
ちょいくもり空だけど、天気予報を聞くと昼から晴れるとのこと。性懲りもなく<日光>へ向かう。
今日の目的地は<旧中禅寺湖有料道路>だ。ここは去年から無料の一般道に
なった元有料道路。去年、無料になってすぐ一回行ったんだけど(有料の時代
は走ったことない。)今日は「ツーリングガイド」用にメモを取りながら走る事にする。
とりあえず「いろは坂」へ到着。天気予報どおり晴れてきたけどさすがに日光
、4月下旬の風はまだひんやりしている。ウエアの前をしっかり留めてっと。前回調子悪かったんで気合を入れて出発。この前よりは調子が良いかなあ?すぐ中禅寺湖畔まで到着する。
ここで缶コーヒーを購入。懐へ忍ばせて、さあ、コース突入だ。
コースの詳細は「ツーリングガイド」を観て頂くとして、う~む、慣れていないせいかなあ、なんか走り辛い。山すそを縫って走っているせいかコーナーに一貫性がないのだ。
Rの大きさ、深さがばらばら、コースがわからないせいもあるのだろう、ぎくしゃくと登る。
途中、数台のグループと一緒になる。KH350あり、250FTあり、6気筒のCBXありとなかなかに「旧」なグループだ。ほどなく彼等は下の駐車場へ、自分は頂上の駐車場までへと別れる。
頂上の駐車場にはあいかわらず何も無かった。(爆) 自動販売機など影も形も無いので、持参の缶コーヒーで休憩する。駐車場はアンテナを立てた「無線な人たち」がなにやら談義中、まあ、観光なら下の駐車場が正解だわな。
一息ついたら空缶をしまって出発。下りは慎重に走る。 日光周辺をちょっと回ってゆっくり帰宅。
そうそう、リアタイヤにスリップサイン が出かかっている。休み明けには注文しておかないとなあ。
<本日の走行距離=約120マイル=約192KM><本日の教訓=整備費用は一気にかかる>
<1998年4月中旬のある日>
今日も快晴、一昨日買った夏用ウエアの試着を兼ねて<日光>へ向かう。
それにしても良い天気だ。気温も上々、夏用とはいえきっちり前を閉じると汗ばむほどだ。
今回買ったのは、先日浅草まで出かけながら購入できなかったカドヤの新作。
ここの品物にしては比較的地味なモデルだ。(色が黒だからかな?) 着心地はなかなか良い。パッドもしっかり入ってるし(脊椎パッドまで!)それにしちゃ軽いし
バタつかないし。よしよし、気に入ったぞ。
日光いろは坂に着くと猿が出ていた。案の定、下りは猿見物の車で渋滞の様子だ。
「なんで餌やるのかなあ」 相手は野生。ここは動物園じゃないんだけどね。
ともあれ、上る。 久しぶりのいろは坂だ。おおっ、路肩にはたっぷりと砂が浮いていて恐いぞお。オーバーランに注意して慎重に上る。
「なんか今一つだなあ。」バイクの調子ではない。自分の乗り方だ。リズムがばらばらの気がする。倒し込みでぎくしゃくする。「久しぶりだしな。」
まあ無理しても仕方ないんで、今日は2、3周回って終わりにする。怪我してからじゃ遅いしね。
とはいえ帰るには早い時間なので、ちょっと寄り道して、<大笹牧場>へ向かう。もちろん「裏道」を通ってだ。こちらも多少砂が浮いているがたいしたことはない。30分ほどで到着。
今日は日曜日、なのにバイクが少ない。まだツーリングの時期には早いのだろうか?
アイスクリームを食べ(←デフォルト)、龍王峡経由で帰宅。今日もエンジンは快調。そういえばそろそろオイル交換の時期だ。
<本日の走行距離=約160マイル=約256KM><本日の教訓=散りかけの桜も侮れない>
<1998年4月上旬のある日>
やっと人並みの休日がもてるようになってきました。(笑)
今日も快晴。昨夜は「お花見」で遅かったんだけど、なぜか8:00に目を覚める。「さて、どこへ行こう?」 ふと思い付いて、ここんところご無沙汰な<東京、上野のバイク街>へ行ってみることにする。
自宅から上野までは120km位。気力体力十分な「往路」は一般道を使うのが定番だ。いそいそと出発。(新)国道4号線を南下する。思ったより空いている、レジャーに向かうご家族連れとは逆方向だからかな?トラックは多いんだけど。
宇都宮を抜けたあたりで一型KATANAと一緒になる。しばしランデブー。マフラーまでノーマルのKATANAって結構貴重なんじゃないかなあ?10kmほどでお別れ。別れてすぐ今度は三型KATANAが追いついてくる。これもまた貴重なノーマル車(だと思う)だ。これがまた意外に飛ばすので、V-BOOSTを使って追いかける。小山あたりで別れるまで前になり後ろになりランデブー走行。思わぬところで距離が稼げた。
200円かかる「新利根川橋」をPASSして(お約束)旧道へ、途中給油の後再度新4号線へ、越谷の「吉野屋」で早めに昼食をとる。(いや単に腹が減っただけなんですけどね)
埼玉県から東京都内に入るまで、今度はGSX2台と一緒になる。今日はなにかSUZUKIのバイクに縁のある日だなあ。1台はスズキのワークスカラー、もう一台は懐かしのヨシムラカラーで乾式クラッチをカラカラ言わせている。都内のすり抜けはさすがに苦しそうだ。「がんばれよぉ」とエールを送り、上野へ到着。
別に目的があったわけじゃないんで、適当にぶらぶらする。「D's」でV-MAXのTシャツを発見。3200円はちょっと高いけど購入、夏のイベント用にしよう。そういえば今使ってる夏用のウエアがそろそろ買い換え時期だ(10年使ってりゃ仕方ないわな・・・)あちこちお店を覗くが気に入ったものが見付からない。どうせまた長く着るんだろうからあんまり妥協はしたくないのだ。足を伸ばして(といってもすぐ近くだけど)<浅草、KADOYA>(「カドヤ皮服店」ってほうがピンと来るんだけどね)へ寄ってみる。残念なことに夏用モデルは4月中旬入荷予定とのこと。また後で来ることにしよう。
さて、帰り道だ。「復路」はやっぱり高速を使う。隅田川沿いの桜は満開だ。首都高入り口まで桜並木を楽しむ。首都高は渋滞もなく快調。東北道とのジャンクションまであっと言う間だ。もっとも久しぶりの高速道路は風圧がすごく感じられる。東北道も順調。交通安全週間のはずなんでおとなしく走る。結構気を付けて走ってるつもりなんだけど2回ほど御用になってるしなあ。
とはいえ、せっかく高いお金を払ってるんで(前後左右十分確認の上)V-BOOSTの動作チェック(笑)を行う。2、3速だと気が付かなかったけど、4、5速でV-BOOSTを作動させると吸気音が変わる。それともクラッチでも滑ってるんだろうか?ちょっと気になるけど実用上は問題なし。まあクラッチだとしても消耗品だし、仕方ないよね。相変わらずフロントの接地感が薄い。乗り方かなあ?シーズンインまでにサスペンション周りを見てやることにしよう。(←いじり壊すとも言う)
何事もなく鹿沼インターへ到着。ここから自宅までは40分ほど。ゆっくりと走って帰宅。そうそう、近くのGSで満タンにしておく。
いや、久しぶりに長距離(笑)走ると結構疲れるわ。四輪の方を洗車しておこうと思ってたんだけど今日はPASSね。
<本日の走行距離=約200マイル=約320KM><本日の教訓=買い物するなら下調べをお忘れなく>
<1998年3月上旬のある日>
久しぶり、ホント久しぶりに丸1日の休日。しかも快晴。こりゃ出かけるしかないでしょ!
朝のうちに野暮用を片付けお昼近くに出発。<とりあえず北へ向かう>日光、鬼怒川、塩原あたりは未だ雪が残ってるのはずなのでパス。とりあえず塩谷町方面へ向かう。このあたりは車も少ない上、けっこうなワインディングもあるのでお勧め。あとで「ツーリングガイド」にも載せようと思っているコースだ。
塩谷町のコンビニでちょっと休憩。おやつ用にパンと缶コーヒーを購入しておく (※後述) ここから先は田舎の峠道。けっこうなペースで進む。少し高地へ上るとやっぱり冷えてくるなあ。日向はいいけど日陰だと結構寒いや・・・
とりあえずの目的地「栃木県民の森」へ到着。ここは夏場には小中学校のキャンプやら何とかトレーニングとかに使われる公園(キャンプ場?)で、山の中に作られているわりに周辺の道路が整備されているのでバイクで来るにはもってこいの場所だ。自然とのふれあいをモットーとしている為だろうか、自動販売機の類は一切ない。ここであらかじめ購入しておいた缶コーヒーが役立つのだ。
お昼寝には絶好の天気の元、1時間ほど「ぼ~」っとする。ああ、しあわせ・・・
帰りは別コースを選択。北回りで帰ることにする。だが・・・カーブを曲がる度に濡れた路面が増えて行く。やがて路肩には残雪が。そしてとあるコーナーを抜けると・・・そこは圧雪道であった。
なんでこんなとこに雪道が?謎だ。しかし道は急な下りの途中、既にバイクは雪の上、Uターンは非常に危険だ。良く見ると轍の部分はうっすら路面が見える。「いくか・・・」対向車のないのが唯一の救いであった。
2速アイドリングで走行する。トルクのあるのが救いでもあり、また危険でもあるような気がする。直線が終わるとなだらかなカーブ、バイクを傾けるわけには行かない。ハンドルで曲がる。エンストしたら転倒は免れないだろう、雪上でこのバイクを起こせるだろうか?ううっ自信ないぞお・・・
幸いなことに400Mほど先で雪はなくなっていた。だがいつ現れるかわからないので慎重に下る。路面はウエットからドライへ。これで一安心かな?
八方ケ原からの道と合流するあたりまでくると雪道だったのが嘘のよう。その先、一部で有名な峠道ではいつもどおり近くの「腕白小僧」達が腕自慢をしていたのでついつい参加(笑)いやあ、おぢさんには無理だわ。(笑)
夕方帰宅。バイクは雪の跳ね返りでどろどろ。軽くシャワーしてやる。今度の休日にはちゃんと洗車してやらねば。(でも次はいつ休めるのかなあ・・・)
<本日の走行距離=約120マイル=約192KM><本日の教訓=V-MAXは雪道が苦手(笑)>
<1998年2月後半のある日>
相変わらず暇がない・・・
まあ、ぼやいていても仕方がない。日曜日の仕事をいいかげんに切り上げ、せめて<市内をぶらつこう>とバイクを引っ張り出す。
まず外しておいたバッテリーを装着。うちのバイクはバッテリーが異様に取り出し難い場所にあるので取り付けるのも一苦労だ。10分ほどの格闘の末、無事装着は完了。エンジン始動はセル一発、うむ、気持ちが良い。久しぶりなんで多めの暖気の後出発する。
地方の市街地は四輪だと何かと不便だ。(都会でもそうかな?)道は込むし、駐車場は高いし。小回りの利くバイクだとそんな苦労はいらないもんね。
久しぶりに本屋と雑貨屋をはしごする。文庫本とハードカバーを5冊ほど購入。使ってるウエストバックは結構大型なんだけど、さすがに満杯だ。行き着けの喫茶店で2時間ばかり読書に耽ける。うむ、善哉善哉。
日没後帰宅。ほんとちょい乗りだったけど、やっぱりバイクは良いなあ。
<本日の走行距離=約40マイル=約64KM>
<1998年1月後半のある日>
まったくバイクに乗れない。
仕事がピークを迎え毎日午前様。土日も休暇はなし。そりゃ乗れないわな・・・
やっと真冬らしく寒くなってきたし、どうせしばらくエンジンかけてやれないので<バッテリーを外して保管>しておくことにする。元旦の件もあるんで、あたたかな自室へ持ち込み充電。
液量、端子共に異常なし。なんだったんでしょ、元旦のあれ。
<ここんところの走行距離=0マイル>
<1998年の元旦>
あけましておめでとうございます。m(__)m
さて、午前中を「正しいお正月の行事」で過ごした後、午後は<二荒山神社に初詣>に向かう。
ちょい寒いんで服装は完全装備。バイクはこの前洗ってやったし、タイヤは新品にしたし、よしよしとバイク引っ張り出してエンジンスタート!っと、ありゃ?セルの回りが悪いなあ、オイルが冷えてるんでクランクが重いらしくスタータークラッチがからから言う。バッテリーチェックすると、うむ、ちょいと危ない。まあ走ればなんとかなるさと思い、自動車とブースターケーブルで接続してエンジンスタート。念のためライトは消しとこ。
暖気後発進、エンジンは極めて調子良い。正月から飛ばしても仕方ないけど調子が良いからペースをあげる。あー気持ちいい!やっぱバイクはよいなあ。これだからやめられないんだよねえ。20分位ちゃっちゃと走って宇都宮市の二荒山神社に無事到着。
意外に人出が少ないなあ、PARCOの初売りにはいっぱい並んでるけど、階段になってる神社の参道はちゃんと人が流れている(いつもはいっぱいで歩けなかったりするんだけど、今は午後だからかな?)裏道にバイクを停め、参拝。「あれ」や「これ」やをお願いする。熊手とか破魔矢でも買おうかなとは思ったんだけど、バイクなんで今回はパス。
さて、会社寄ってインターネットでも、と思ってエンジンをかける・・・ありゃ、セルが弱いなあ?クランクが回ってないぞ?
完全にバッテリー上がりの症状。おいおい正月からそりゃないでしょ、ここまで走ってきたのに。何度か試すけどだんだんセルが弱くなる。うちのバイクは乾燥260kgのシャフトドライブ、押しがけしてもエンジンかからないことは体験済み。ありゃりゃ、元旦からバイク屋開いてるはずないし、「こりゃあ誰か呼ぶか」と思い、とりあえず大通りまで押す。
あきらめ半分の最後の一回!と思いスターターON。「キュッ・・・ボボボボ」おおっ、かかったかかった!ご先祖様に感謝感謝。
一旦かかればこっちのもの、エンジン本体は調子よいのだ。とりあえず会社へ向かおう、会社ならいろいろできるしね。
会社の駐車場でエンジンの始動チェックをするが、なんともないぞ?バッテリーは確かに弱いけどさっきみたいな気配ではない。んじゃありゃなんだったんだろ?なんかの前触れかな?夕方帰宅後、念のため充電しておく。 このバッテリーも買ってまだ2年目なんだけどなあ、交換時期なのかなあ、でも16,000円もするんだよなあ。とりあえずは様子見るだけにしておこっと。
<本日の走行距離=約40マイル=約64KM>
<1997年12月のある日>
週末、<日光>へ向かう。
今年は暖冬らしく今日も暖かい。12月に日光へ行こうなんぞとは昔なら考えもしなかったんだけど。
今日の目的は新しい冬用ジャケットの性能テスト。買っちゃってからテストも何も無いもんだが、なんか名目が欲しいもんね。
10:00、いつものコースで日光へ。さすがにバイクの姿は少ない。気の早い四輪車はもうスタッドレスタイヤを履いているようだ。今市市あたりから冷え込んできたので袖口を締め、首にネックウォーマーをまく。うむ、暖かい、このジャケットは正解だったようだ。軽いしまったく風が入ってこない。ちょっと脇がきつめかな?でももう1サイズ上はぶかぶかだったしなあ。
11:00過ぎ日光着。いろは坂を一回り。気温はさすがに低いようだ。走った後、ちょっと暑いなと思ってジャケットの前を開けると、あっと言う間に冷え込んでくる。う~冬用グローブでも少々寒いぞお。
オフローダーを数台見かけたが、他にツアラーはいない。ちょっとさみしいけど、ま、12月だしな。
日が暮れると又一段と寒さがますので、適当な時間で帰ることにする。いつもなら遠回りして帰るんだけど、今日は宇都宮でよりたいお店があるんでさっさと戻る。
寄り道後、自宅到着は18:00。日は暮れたけど日光に比べれば全然平気。帰宅してから、Fタイヤにスリップサインが出てたのを思い出す。良く滑らなかったもんだ。さっさと交換しよう。
<本日の走行距離=約100マイル=約160KM>