☆ ツーリング紀行 ☆
裏磐梯ソロキャンプ記
<1998年8月中旬のある日>
高かったんだぞ、キャンプ用品
せっかくのお盆休み、先日購入したキャンプ用品を試すべく、<福島の裏磐梯近辺までソ
ロキャンプ>に行くことにする。 ソロ、バイク、キャンプと3拍子揃ったお泊りは実は初めて。わくわくしながら 荷物を準備。COURSEの防水バッグにテントにシュラフに銀マット(ロールマット)を 詰め込むと、なんかもう一杯。すきまにストーブとコッヘル、予備のTシャツを入れると・・・む~結構な大きさになるなあ、この辺はあとで勉強(?)だな。 |
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男の一人旅だし、あの辺にはいっぱいキャンプ場があるんで、特に予約下調べ等はせずに出発、「まあ何とかなるさ」 天気は上々、前日まで雨だったけど今日明日は晴れるようだ。晴れ男の面目躍如といった ところかな。(実際両日ともずっと快晴) 東北道を北上、バッグはV-Maxの小さなリアシートにストレッチコード1本で固定しただけだけどなかなか安定している、そこそこのスピードでもブレる気配はない。 途中、ZZR(1100)やらGPZ(900)とかに遊んでいただく、あ~でも相変わらず高速のレーンチェンジは恐いや。磐越道に乗り換えると磐梯山まではあっという間、裏磐梯の桧原湖までゆるゆると峠を登る。このくらいの距離ならデイキャンプでも大丈夫だなあ、もっともこの辺まで来るスキーの時って日帰りのこともあるし。 |
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ガソリンスタンド、コンビニ等の位置を確認しながら桧原湖の周囲をぐるっと一周、スキーやらドライブやらで何度か来た事あるんで道を間違える心配は少ない。 キャンプ場を見つける度にちょっと覗いて、料金、ロケーションの確認。 どのキャンプ場もここ数日の雨で増水気味、テントサイトまで泥が来ているところもある。最初のキャンプだしなあ、芝生の場所を探そっと。 湖のちょっと奥の方になかなか居心地のよさそうな場所を発見する。中の島状になったキャンプ場だ、管理人のおばさんに料金を聞くと1000円とのこと、トイレは道路際に立派なのがあるし、水場にも困らなさそうなんでここに決定。早速テント設営だ。 |
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しかし今のテントって良く出来ているよなあ。軽いし、小さいし、組み立ては簡単だし。一回テストしている事もあって設営自体はまったく問題なく5分で終了。湖が見える位置に設営したんでちょっと斜めになってるけど、頭が上に来るから大丈夫だよね。
貴重品だけを持った身軽な姿で買い出しへ向かう。コンビニの位置はチェック済、今日の主食はビール(爆)、副食がラーメンと焼き鳥の缶詰ってとこ。 |
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時は夕刻、1本目のビールで喉を潤してから夕食の支度。(といってもお湯を沸かすだけ。) ご近所のテントの家族連れがちょっと騒がしいけど、ま、子供のする事だしね、大人はゆっくり2本目のビールでも楽しみましょう。日が落ちて湖の向こう側から満月が昇る。何本目かのビールを飲りながらぼ~と水面に反射する月を見る。 「あ~俗世間の事なんてど~でもいいやあ」 高原の湖を渡る風が頬に心地よい。幸せ幸せ、テントに入って横になるとあっという間に睡魔が襲う。おやすみなさい。 朝は日の出と共に起床。う~、健康になってしまうぞ。 |
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顔洗って歯磨いてパン齧ってぼ~っとしてもまだ8時。ゆっくりとテントを畳んで荷物をまとめる。ま、慌てる旅じゃないけどゆるゆる出発するかぁ。 荷物を詰め込み出発、あちこち覗きながら遠回りに山を下る。 磐梯山をぐるっと回って猪苗代湖畔へ、ガラス記念館をちょっと冷やかした後、高速道路には乗らずに湖畔の県道を走る。 桧原湖も良かったけど猪苗代湖も良いなあ、向こうに比べると「平ら」な感じがする。湖の北側や東側は ちょっと観光地化されてるけど、他の場所だったら静かそうだし。 湖畔の土産物屋の駐車場は山のような荷物を積んだ四輪の家族連れで一杯だ、夏休みだしキャンプかな?お父さんは大変だあ。 湖を離れて郡山へ向かう、途中の峠でちょっと遊んで郡山からは東北道、帰省渋滞は反対方向なんで関係なし。制限速度を守ってゆっくり走ったけど、夕方前には自宅へ無事到着する。 |
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いやあ、楽しかったなあ。一泊だと時間がすごい有効に使える。 今回は勝手知ったる(?)裏磐梯だったんで時間もてあまし気味だったけど、初めて行く場所なら丁度良いかも。 そうか、そう考えると週末の土日でキャンプ行くってのも「あり」なんだなあ・・・ |
<本日前日の走行距離=約230マイル=約368KM><本日の教訓=キャンプだキャンプだ>