☆ ツーリング紀行 ☆
福島天神岬キャンプ記
内陸部に住んでると海って憧れるんですよねえ・・・
晩秋の海と海産物をたっぷり堪能してきました。
<1998年11月上旬のある日>
海だぞっ、海!
誘われて、<福島県の天神岬までキャンプ>に出かけることにする。 前日まで心配した天気だが朝のうちはまあまあ。天気予報によれば午後から崩れるらしい。まあ男の3人旅、いざとなったら場所変更してもいいし、土砂降りのキャンプもまたオツなものよと腹をくくり出発する。 待ち合わせは東北道の矢板北PA、15分前に着いたけど既にお2人とも到着済みであった。
amiさんはGSF(1200)、相変わらず綺麗に掃除してある。ウエアはゴールドウインのジャケットでロングタイプ、オフ兼用かな?なかなか格好良い。自分も今のジャケット買う時にロングにするかどうか迷ったんだけど、「パット標準装備」に負けてショートにしたんだよなあ。 東北道を降りてまずは給油、今後のルートを確認する。 天気が心配だが目的地の変更はなし、裏道に詳しいま~ぼ~さんを先頭にR289をショートカットしながら走る。そうか、今日は「東北縦断駅伝」が福島県を出発する日だ。道端に小旗を持った人達がいるのは我々を見てるわけじゃないのね・・・ 棚倉町でちゃんと(?)R289に乗って、あとは一本道。道を間違える心配がなくなったんで自分が先頭を走る。あぶくま山地の山間は紅葉が綺麗だ、今年の常で赤い木は少ないけど黄色く染まった山々が美しい、何故か対向車のまったくいない峠が気持ち良いなあ、快調に走ってR6に乗り換え、予定よりちょっと早めに小名浜漁港に到着する。 |
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なにはともあれまずは食事。漁港内にあるま~ぼ~さんお勧めの食堂へ飛び込む。12時前だというのに混雑しているなあ、聞けば結構有名な店だという。自分とま~ぼ~さんは「ウニ丼」、「今日こそ魚嫌いを克服するぞっ!」と意気込むamiさんは「刺身定食」だ。 ほどなく丼到着。カニの味噌汁にイカの塩辛付き、上に盛られたウニの黄色が海苔の黒に映える、どれ、早速やっつけよう。 寿司飯でないのがちょっと残念だがたっぷりの量は大満足。ウニも美味美味・・・あ~幸せ・・・ amiさんの刺身定食のボリュームもすごい、無言で食べまくるamiさん、「どこが魚嫌いなんだか・・・」(爆)。3人とも何一つ残さず食い尽くす、う~、また来よっと、この食堂。 食事の後は漁港で買い出し、目移りしながらも「牡蠣」」「帆立」「蜊」なんぞを大量購入、発泡ケースに氷と共に入れてもらい、ガンマの荷台に括り付ける。amiさんは宅配でサンマを自宅へ送る算段をしている。「どこが魚嫌いなんだか・・・」(爆2)。 |
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まずは管理棟で受け付けする。 しかし立派なキャンプ場だなあ、オートキャンプサイトやらテニスコートやらも付いてるし、管理棟にも宿泊できるらしい。我々にはちょっともったいないか?(笑) 費用は一人1500円、キャンプサイトまでバイクならOKということでのそのそと入って行く。なんと今日は貸し切り状態らしい、ディキャンプ(バーベキュー?)らしい集団以外には人の姿はない。 炭火はないのでガスストーブをつける、キャンプ場に用意してある焼き網をセットしてっと。まずはビールで乾杯!あ~、多少寒かろうがなんだろうがビールは美味いぞぉ! ビールもお代わりを繰り返し、俺のマグカップの中味は何時の間にかバーボンのお湯割だ。 さあ、酒もすすんで今度は炭水化物だ!(笑)。ニンニクと唐辛子を炒めたところへアサリを放り込み、口を開いたあたりで缶詰のホールトマトをぶち込み、イタリアンのスパイス(オレガノやらバジリコやらが入っている)で味を整える。茹でたパスタに合わせて「ボンゴレロッソもどき」の完成だ。 ・・・う~、さすがに満腹。日はとっぷりと暮れ、崖の下からは波が岩を洗う音が響いてくる。時折聞こえるのは海鳥の泣き声か?松林から覗く夜空は雲も取れ星が輝いている。 「明日は晴れるなぁ・・・」 んじゃおやすみなさい・・・ |
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翌朝、波の音で目が覚める。
意外に寒くないのは海沿いだからかな?ごそごそとテントを出る。丁度皆起きたところらしくやあやあと声をかけ朝飯の支度。 |
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<両日の走行距離=約250マイル=約400KM>
<本日の教訓=海はよい!>