☆ ツーリング紀行 ☆
宇都宮?餃子オフ 6th記

<2005年7月下旬>

今年も開催できました

 「ふふふ、下がってきた下がってきた…」
 天気予報の降水確率を見ながらニヤつく男というのは、傍からはどう見えるのだろうか?

 明日は毎年恒例「宇都宮餃子オフ」の日。
 
 梅雨明け間近のこの時期は、天候に気を揉む時期でもある。
 今年も週間予報では雨だったのだが、前日になってやっと好転。
 うむ、これなら開催できるだろう。早速BBSとメールで皆に知らせねば…

 当日朝、隼のエンジン始動は朝7時過ぎとなる。

 Gパン&3シーズンジャケットにジェットヘルのいつもの姿。
 低いアイドリング音を響かせ暖気する隼は、インマニ清掃済み、オイル交換済み、フロントタイヤ交換済み、チェーン清掃済み。
 よし、今日は一日頑張ってくれよ。

 予報通りの薄曇の空の下走り出す。

 3連休の中日の国道は、朝だというのに結構な混雑だ。
 すり抜けの繰り返しはつまらないし、まるっきり新品のフロントタイヤの皮むきもしたいので(多少の遠回りになるが)農道へと乗り換える。
 水田の中の軽いワィンディングでタイヤを慣らして……というまでにはいかないか。後は気をつけて走るしかないだろう。

 ゆるゆると集合場所を目指す。「あ、少し日が差してきたかな?」

 雲の間から夏の太陽が覗きはじめた集合場所には、まだ1時間も前だというのに既に2人が到着していた。

 お馴染み博さん&(餃子オフは)初めての八!さん。
 いや、早いですねぇ……八!さんはともかく、いつも遅(自主規制)の博さん、もしかして集合時間間違えました?(笑)

 朝飯のおにぎりを食べながらバカ話をするうち、他の参加者も続々と集まってきた。


集合中です
撮影:SALMON氏

 今年の参加者は総勢19台20人
 
 毎年参加の常連チームにはサポートのお願い。
 お初の方々にはどもどもと挨拶。
 今年は何時にも増してリッタークラスの車両が多い、ううむ、頑張って引っ張らねば…

 予定時間丁度に開会の挨拶となる。
 「え~、本日はお日柄も良く……」(以下略)

 例によって、小難しい事は抜きにして行きましょうと走り出す。

 今日のコースは昨年とまったく同様。
 田舎道を繋いで走るので信号待ちの心配をしなくて済むのがありがたい。

 大所帯ではあるが、参加者の半数以上がこのコースの経験者というのも心強い限りである。

 水田の土手道から広域農道。
 お約束のご挨拶動画撮影の後は…んじゃ軽く足慣らしと行きますか。

 栃木県民の森へと抜けるワィンディング。
 広い二車線と狭いクネクネ道が交互に現れるこの部分は、思い切り走るというより今日の調子を確かめるのに丁度良いコースである。
 ブレーキングでフロント沈ませて…っとっと、フロントタイヤが新品なのを忘れないように。

 県民の森駐車場で隊列を整えようと一旦停止。
 後を向いてバイクを降りる…間もなく全員が揃ってしまう。
 ううむ、さすがにやりますなぁ>今日のメンバー(笑)

 苔生した路地をアヒャアヒャと通り過ぎ、県道を西へ。
 ここからしばらくは、またワィンディングが続く。んじゃ行きますよ~

 後から追ってくるいおりん号(カメラ搭載※今回は俺の他にカメラ車が2台いるのだ)を意識しながら走る。
 朝にも増して回復した天候。青が増えてきた空と木漏れ日が気持ち良い。

 いつもどおり頂上の牧場付近で後続を待つが、これまたあっという間に全員が揃う。


早かったなぁ、揃うの

 砂の浮いた下りはゆっくりと通り過ぎ、第一休憩地点、竜王峡のコンビニへと無事到着する。
 ふ~、結構いいペースでしたねぇ。とりあえず水…水…っと。
喉がカラカラだったらしい(笑)
 

  
相変わらず凄い台数ですねぇ

 


 一休みの後は、これまたお馴染み、日塩もみじラインのSS(スペシャルステージ)へと突入する。

 昨年同様、最後尾から撮影しながら追いかけるが、今年のメンバーは皆ペースが…(以下略)
※動画をお楽しみに→参加者各位


こんなのとかですが(笑)

 頂上の白滝駐車場まで一気に上って軽く休憩。その後は一旦戻って写真撮影会
 後に見せてもらったSALMON氏の激写はさすがである。
 いや~、格好良く写るもんですなぁ…


綺麗に撮っていただきました
撮影:SALMON氏

 えんやらやぁと山を下り、料金所の親父さんに「すごい台数だねぇ」と驚かれるのも去年同様。
 さぁ、それじゃぁ昼飯にしましょうか。

 例によって、蕎麦屋で一升蕎麦と天ぷら盛り合わせにかぶりつく面々。
 去年の経験を踏まえ、今年はちょっと量を控えめにしたんですが…ちょっと足りなかったかな?まぁ後は餃子で埋めてくださいな。

 膨れた腹を抱えて走り出す。
 青い空からの日差しが熱い。山の向こうに盛り上がるのは巨大な入道雲。いや、すっかり夏だねぇ…
※「入道雲」で何かに気づけよ、俺…

 山を登ってまたまたSS。

 去年はここでも後から追いかけたので、「トップチーム」(笑)の映像を撮る事ができなかった(追いつけなかった)
 今年は「追い越し方式」に変えて撮影することにしよう。
※それでもペースが速すぎて数人しか撮影できなかったのは秘密(笑)


これまたこんなのとかですが(笑)


 道が細くなり、八方ヶ原へと抜けるイニシャルDルートをゆっくりと抜けている最中、先の入道雲が更に大きくなっていることに気づく。
 時間はまだ早いが夕立か?雲が薄いところもあるから上手く行けば振られずに済みそうだけれど…

 天候が怪しくなってきたので、集合写真を撮るつもりでいた県民の森をスルー。
 最後の休憩所、コンビニへと向かう……のをにょろさんに依頼し、緊急停止したカクチ号(RMX)のフォローに向かう。
 あ、エンジン掛りました?やっぱ2ストは新品プラグ必携ですねぇ。

 コンビニで水分補給&給油を済ます。

 空は更に怪しくなってくる。
 このままでは宇都宮市内に着くまでに夕立に遭いそうだ。仕方が無い、予定を変更して郊外の餃子屋を目指すことにしよう。
「宇都宮」餃子オフはどこへ?

 水田の中の一本道をうっひゃ~と走り、工事中のダートをどかどかと走り、これまた水田の田舎道を走る。
 う~ん、信号&車が少ないってのはやっぱり楽だねぇ…

 餃子屋まであと10分のさくら市内。気づくと真っ黒な雲が目の前に迫って来ている。
 そして「ボツリ」と落ちてくる雨粒。「ポツリ」ではなく「ボ」ツリなのが問題で、これは一気に土砂降りになる予感である。

 後続を見やるが、さすがに市街地の18台を確認しきる事はできない。
 急だしちょっと強引かな?と思いつつ、ウインカーを点け、見つけたコンビニの駐車場へ隼を乗り入れる。
 後続も次々と入ってきてくれて一安心、「全員来たよねぇ?」と台数を数えているうちに…

 どわ~っ!っと一気に土砂降りになる。

 慌ててコンビニの軒先に逃げ込む面々。
 う~む、やはり来ましたか。早めに判断しておいて良かった良かった。


わかりにくいけど土砂降りです

 雨は更に激しくなる。そして当然のように激しい落雷。
 北関東の夏名物の典型的な夕立(雷付き)である。

 どうにもしようがないので皆で立ち尽くす。
 愛車の上に激しく降る雨に呆然とする人、付けてある電装品のシールを心配する人、洗車になると喜ぶ人と反応は様々である。

 風も強くなってきたので、皆でコンビニ内部に退避。
 すいませんねぇコンビニの中の人。帰りになにか買いますからちょっと休ませてね。

 

 幸いなことに、雨は30分程であがってくれた。
 降り始めも一気だが、回復も早いのが北関東の夕立である。みるみるうちに広がる青空の下でバイクを拭く面々。


一心不乱にふき取ります

 さて、雨で気温も下がったことだし、ゆっくり餃子屋を目指しましょう。

 郊外の餃子屋には特に予約は入れていなかったが、さほど待つこともなく全員が座ることが出来た。

 やれやれと「焼き・揚げ・水」とある餃子を各個に頼む。

 昼の蕎麦は控えめにしたし、夕立で時間もあいたので腹は減っているはず。会費も残ってるから思い切り食べてくださいねぇ…
※食べ過ぎて予算オーバーするとは思わなかったな…


まずは「焼き」からいきましょう

 餃子の香りとバカ話の中、SALMONさんは一人黙々と撮影した画像の整理&各メディアへの転送。
 あ~、俺も手伝いますから食べてくださいよ…

 餃子の匂いのたちこめる駐車場で18時前、閉会となる。

 いや、皆さんお疲れ様でした。
 至らない幹事は毎度ですが、これに懲りずにまたよろしくお願い致します。

 他府県組みを国道まで案内する役は、これまた常連組みにお願いする。
#サンキュ>各位

 さて、んじゃ宿泊組みは宿へと向かいますか。
 今日泊まる宿、温泉と工場直送のビールがちょっとイイ感じなんですよ(笑)
 




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