☆ ツーリング紀行 ☆
2008北海道ツーリング・番外編
 

 <♪ちゃんちゃらすちゃらかすっちゃっちゃ、ぴっ♪>

 「「どーもー」」

 しかしあれだね。
 なんでしょう。
 久しぶりだね、この調子。
 そうだね。
 お初の人はじめまして、久しぶりの人お久しぶり。
 誰に言ってるんだよ。
 いや、知った顔はまだいるかなぁ?と。
 誰だよ知った顔ってのは。
 えーっと、確か平均年齢が……
 それ以上は言わぬが花だな。
 確かこの前、孫とかなんとか……
 だからヤメとけって。

 でまぁ、北海道ツーリングなんですがね。
 今年で5回目だってね。
 よっぽど暇なんだろうね。
 他人に指摘されると怒るけどね。
 しかし他に行くところないのかね?
 例えば?
 サハリンとかニュージーランドとか。
 さすがに海外バイクツアーは難しいだろ。
 暇人にしか海外ツアーは無理だと?!haruさんに失礼な!
 お前だよ言ってるのは。
 んじゃ、鬼怒川の河原とか西荒川林道とか。
 いきなりご近所になっちゃったな。
 近所にしか行けないにょろさんは可哀想だと?!失礼な!
 だから人の名前を出すのはやめろって。
 急がしいんだったら北海道へ2泊3日でいけばいいじゃないかなんてそんなキンヤさ…
 いいかげんにしろっ!

 「「出だしからネタにしてすいません」」

 それにしても考えてみれば莫迦な話だよね。北海道なんて普通に観光ツアーで行けば安く上がるのにね。
 そうだね、もしかすると半額くらいで済むかもね。
 しかもツアーなら飛行機で行けるし、立派なホテル泊まれるし、あちこち案内してくれるし、食事もついてるし。
 まぁツーリングは自分のバイクで走るのが楽しいわけだから。
 値段が半分なんだったら、バイクを1人分としてツアーに申し込んじゃうってのはどうかな?
 なんだよそれは。
 「同伴者です」って言い切って。
 無茶を言うなよ。
 ホテルでは同じ部屋に入れちゃえば安全だし、ベッドは1人で占有できるし、バイクはいびきかかないし。ま、代わりにちょっとガス臭いけど。
 ホテルのフロントで断られるよ。
 問題は飛行機にどう乗せるかでね。
 専用のパレットでカーゴだろ?
 エコノミークラスの椅子小さいからなぁ…
 客室へ入れる気かよっ!ファーストクラスでも無理だよ!
 大丈夫、セローなら階段くらいは登れます。
 そういう問題じゃなくて。
 客席も横一列確保できれば充分入ります。
 乗務員が許さないよ!
 え?景山民夫のエッセーで、「あまりにも客がいない飛行機だったので客と乗務員が機内で50m走を楽しんだ」って話があったけどなぁ?
 お盆の時期の国内便が暇なわけないだろ!
 いや・・・エアD○ならきっと…
 失礼な事を言うなよっ!
 
 「「がんばれエアD○!」」

 でまぁ、今年も新潟からフェリーだったわけですが。
 結構楽しいよね、フェリー旅。
 フェリーの中での楽しみといえば、なんといっても漫画とゲーセン。
 子供かよ。
 あと、風呂場で泳ぐ。
 だから子供かよ!
 あと、携帯電話でblogを更新……ここは「docomoかよ!」って突っ込むところですよ?
 煩いよ!
 デッキの先頭で定番のタイタニックごっこしたりしてね。
 ネタが古いな。
 でも支えてくれる人がいないからそのまま海へ落ちちゃうよね。
 危ないし寂しいよ。
 でもまぁ、やっぱこう大海原をゆっくり進む船ってのは気持ち良くてねぇ。
 まあそうだね。
 船べりに佇み、潮風に吹かれながら、白く壊れる波頭とかをぼーっと見てるとねぇ……
 うんうん。
 オエッ
 船酔いするならデッキへ出るなよ!
 ち、血だ!
 そもそも旅行に出るな!

 「「極めて健康です!」」

 夏の北海道といえば、楽しみなのはやっぱり食べ物でね。
 そうだね、旬の旨いものが多いからね。
 ジンギスカン飴とか。
 なんでそんなマニアックなものもってくるんだよ。そもそも飴に旬は無いよ!
 んじゃメロンポッキー。
 ポッキーはいらないよ、メロンだけでいいよ。
 メロンといえば、夕張市にも頑張ってほしいね。
 そうだね。
 通り過ぎるばかりだからよく知らないけど。
 応援してるなら泊まったり観光したりして金使えよ!
 だって、あんまり観光するところ無…
 失礼な事言うな!
 でも北海道は道が広くて気持ちいいよね。
 土地が大きいからなあ。
 前行った時、凄い幅の広い道がありましてね。
 へぇ、札幌大通りとか?
 いや、そんなものじゃなく、もう向こう側が見えないくらい広い道。
 さすがにそんなところは無いだろう。
 ありましたよ。でもその代わり長さが6mくらいしかなくてね。
 縦横逆なだけじゃねぇかよっ!

 「「おーい、みんな付いてきてるかぁー?」」

 楽しみだったのに今年から無くなったのがホクレンの旗。
 そうなんだってねぇ、このご時勢とはいえ残念だよな。
 旗の代わりに何かくれればいいのにね。
 経費削減だろうから代わりは無いと思うぞ。
 バンダナとか、Tシャツとか。
 少なくともグレードアップはないな。
 ステッカーでもいいけどね。
 ああ、記念にいいかもね。
 「返せ北方領土」とか。
 ホクレンと関係ないし、バイク向けじゃないし。
 「もし良ければお返し願えませんか?北方領土」
 低姿勢すぎないか?
 「尖閣諸島は日本固有の領土です」
 北海道と関係なくなってるし。
 「このバイクにはライダーが乗ってます」
 あたりまえだな。
 「ライダーは何をしていますか?彼はバイクを運転しています」
 下手な英語の例文だな。
 「最大音量 94db!」
 車検範囲だな。
 「直線10km、死ぬ気で追い越せ!!」
 楽々追い越せるな。
 「態出没注意」…って熊じゃなくて態じゃねぇかよっ!態ってなんだよ!態度がデカいのかよ!Lかよラージかよっ!…ってちゃんと突っ込めよっ!
 知るかっ!

 「「私は身障者エリアに駐車しません」」

 でまぁ、バイクは今年もセローで行きまして。
 よほど去年が楽しかったんだろうね。
 一口にセローといっても実はいろいろ種類があってね。
 うんうん。
 今のがFIって言われるインジェクション仕様、その前がキャブの250cc、その更に前が225cc。
 大きく分けると3つなんだ。
 225の奴は何故か1日セローって言われてるんだよね。1日しか走れないわけじゃないのに不思議だよね。
 それは1日セローじゃなくて「旧セロー」って読むんだっ!
 いやこれ、トニーたけざきが旧ザクで使ってたネタなんですが。
 うるさいわっ!
 旧セローもまた細かく分かれててね。
 はいはい。
 1KH、2LN、3RW、4JG、5MP、5台揃って旧セロー!
 わかったわかった。
 ここだけの話、3RWはカレー好きらしいよ。
 年齢踏み絵かよ。
 
 なんといってもセローなら、隼やV魔じゃ行けない道へも入れます。
 それは間違いない。
 そういえば、以前行った開陽台のキャンプ場へ上る道、セローだとどうだろうね?
 今なら登れそうな気がするなぁ。
 あそこももう一度泊まりたいんだよね。ちょっと難点はあるけれど。
 サイトが狭いし、トイレも遠いんだよね。
 いや、それもあるけど、とにかくヤブ蚊が異様に大きいんだわ。
 そうだっけ?
 「蚊異様大」なんつって。
 もういいよっ!

 「「ああ、帰らないでっ!」」

 



 でまぁ北海道は、これまで道央、道東、道北と回って、去年道南も制覇。
 まぁ厳密に言うと函館とか本当の道南は回ってないけどな。
 これで残ったのは道西だけだね。
 無いよ!道西なんてエリアはっ!
 ええェェっ!
 今更驚くなよ。
 今のはマスオさん風に驚いてみました。
 TEXTじゃわからないし、微妙に旬を外してるよっ!
 それにしても西だけ無いってのは不思議な気がするね。
 考えてみればそうだね、積丹半島あたりを道西って呼んでもいい気はするね。
 積丹は道西というより道短じゃない?
 積丹とシャコタンは無関係!
 中川翔子とは少しだけ関係ありそうだよね?
 ないっ!
 ふむ、では君は私にどうせいと?
 散々引っ張ったあげく駄洒落で落とすのはヤメろっ!

 「「基本ですよ基本」」

 今年は初めてタウシュベツの橋を見に行ってね。
 前は横の国道を通り過ぎただけだったんだよな。
 こんどはちゃんと袂まで行きました。
 オフ車だと楽に行けるからね。
 いや、良かったですよ、タウシュベツ。美しい湖とそこに佇む古びた橋梁。そして良い撮影ポイントを求めてうろつきまわる多数のむさくるしい男達…
 むさくるしいは余計だよ。
 麗しい白鳥も水面下では激しく水を攪いているんですよ?
 その例えは間違ってるな。

 次は道北を目指して走りまして。
 北にあるスーパー林道ってところが面白いって聞いたからね。
 名前からして凄く長そうだよね。何しろ長音記号が2つも入っているからね。
 それは関係ないと思うな。
 凄いですよ、50km以上のラフロード。
 しかも結構高速コースで。
 セローが6速全開で走れる砂利ルートなんてそうそうないですよ……渡良瀬川にあるけど。
 どっちなんだよ。
 距離が長いから途中でトラブると大変です。
 どこへ出るにも遠いからね。
 こう走っている最中…ガッシャーン!
 おわっ、転んだ!
 動けなくなっていたところへ1台の車が!
 助かった!
 「お乗りのお客様の中に整備士の方はいませんか?!」
 飛行機の中の病気じゃないんだから普通に乗せてもらえばいいだろ!
 「ワシの専門はカブなんじゃが…」
 いるのかよ!しかもカブ専門ってなんだよ!
 「ふむ、フォークが曲がっておるな。添え木をしておいたから後で専門家に診てもらいなさい」
 邪魔だしなんの意味もないよっ!
 「ありがとうございました、お礼にこの去年のホンダフラッグを…」
 微妙なもの渡すなよ。
 赤旗だけに、こう牛の前ではためかせて「オー、レイッ!」
 だから駄洒落はヤメろっ!

 「「日本のカブは世界のカブ!」」

 その後は道東へ向かいまして。
 目的地は屈斜路湖だっけ?
 そう、屈斜路湖には女神様がいるって聞いたからね。
 ホントかよ。
 いえね、こう湖畔をバイクで走っていると…ガッシャーン!
 またかよ。
 ぼわわわ~ん「お前の落としたのはこのキャリパーボルトか?それともこちらのドレンボルトか?」「いいえ女神様、私が落としたのは普通のエンジンマウントボルトです」
 変なもの落とすなよ、某自称18歳じゃあるまいし。
 「正直なライダーよ、お前には全てのボルトを与えるとしよう」「ありがとうございます女神様、丁度キャリパーがぶらぶらしてオイルがすっからかんになっていたところでしたので」
 全部お前が落としてたんじゃねぇか!
 こうしてボルトを締めなおしたライダーは無事に走り出すことができました。でもオイルが抜けたままだったのでエンジンが焼き付きましたとさ。
 説明的であんまり面白くないな。
 今度はボルトもネタもオチませんでした。
 煩いよ。

 「「初期の"ああ女神様"は面白かったなぁ…」」

 久しぶりのテント泊はなかなか楽しくてね。
 ここのところ2年続けて宿だったしね。
 いやー、荷物は重いわ撤収は面倒だわ。
 全然楽しくなさそうだな。
 夜は変な音に悩まされるし。
 北海道はテントサイトに野生動物が来る事も多いからなぁ。
 「がっはっは」とか「うわっはっは」とか。
 そりゃとなりのテントで宴会してるだけだろ。
 でも星が綺麗でねぇ。
 晴れると凄い夜空になるよね。
 「飛雄馬よ、あれが巨人の星だ!」
 変な世代へ行っちゃったな。
 「うん、とうちゃん!あ、流れた!」
 巨人の星を流すなよ!
 流れ星といえば願い事。
 3回言うと適うって奴か。
 「あ、流れた!…女・女・女!」
 即物的な奴だな
 「あら?なにか胸が膨らんできたわ?」
 お前が女になってどうするんだよ!

 「「これで殿方を悩殺ですわ」」

 キャンプだと朝一番から動けるのが嬉しくてね。
 確かに宿だと気を使うからな。
 夜明けに出発して一気に移動、朝飯はさっとコンビニで。
 手軽な朝食で鋭気を養うわけだ。
 はぁ、ちゃんとした朝ごはんが食べたいなぁ…
 ならコンビニに頼るなよ!
 お昼は地元の美味しいものを。
 ツーリングはこれが楽しみだよね。
 「大盛り・ツユダク・玉!」…あ、「玉」は「ぎょく」と読んでください。
 北海道まで行って牛丼屋はやめようぜ。
 夕食はキャンプ場か近くの店で。
 近くで旨い物を売っているキャンプ場を探すのが難しいんだよな。
 弱点はキャンプ場以外ではビールが呑めないって事ですな。
 移動がバイクだから仕方ないなぁ。
 遠くで買出して走ってくるから、やっぱりちょいとぬるくなっちゃう。
 前に四国行った時もそうだったしね。
 こんなとき…博さんがいてくれれば…
 博さんがいてもビールは冷えないぞ。
 と~るさんでも可。
 無理。

 「「何故かはお母さんに聞いてみよう!」」

 でまぁ、最終日の夜は小樽でゆっくりと過ごしまして。
 いつものホテルも取れたしね。
 ふらりと出かける夕暮れのビアホールってのは渋くていいもんです。
 オリジナルビールが飲めるからなあ。
 「う~ぃ、お、ぉねぇひゃん、お、おかわりぃ…」
 いい歳してへべれけになるまで飲むんじゃないよ。
 だって呑み放題なんだよ?
 だから貧乏くさい事言うんじゃないって。
 飲んだ後にそぞろ歩きする小樽の町が気持ち良くてね。
 さすがは有名観光地だよな。
 そして昼間の暑さが嘘のような涼しさ。
 運河縁りだからなぁ。
 「漆黒の闇に沈む運河を流れる風は冷え渡り、漂う怨念物凄く……」
 どんな涼しさなんだよそれは。
 う~ら~め~し~・・・はいかがですか?
 飯屋の呼び込みかよっ!
 あとはホテルへ帰るだけ。
 ふかふかのベッドが待ってるわけだ。
 ところが深夜のフロントにはなにやら怪しい影が・・・
 でた~っ!
 あ~さ~め~し~は~・・・いや、出発早いんで大丈夫です。
 紛らわしい言い方するなっ!

 「「草木も眠る丑三つ時っ!」」

 まぁそんなわけで、今年の北海道ツーリングも終わりまして
 無事に帰ってこられてなによりだね
 あんまり順調だとちょっと物足りなくてね。
 九州と能登でどんな目に会ったか忘れたみたいだな。
 虻に刺されたのが唯一のトラブルで。
 あれは痛かったらしいね。
 もさすがに「アブない!」と言わないくらいの自制心はあったみたいだね。
 いちいち駄洒落に絡めなくていいよっ!
 アブじゃなくて蜂だったら大変ですよ。
 ショック症状とかあるからね
 確かに顔がモハメド・アリみたいになったらショックだよね。
 「蝶のように舞い、蜂のように刺す」なんて年齢踏み絵以外のなにものでもないだろ?
 アリなのに蜂とはこれいかに?
 知らねぇよっ!
 
 さて、来年は行けるんでしょうか?
 行ければいいけどねぇ…仕事とかもあるだろうしねぇ
 今年5回目だったし、もう一回は是非行きたいね、北海道だけに。
 なんでだよ
 六回行くどぉ!
 駄洒落にすらなってねぇよ!

 「「どぉも失礼しましたー」」

<♪ぱっぱー、ぱっぱっ、ぱらぱっ、ぱふっ♪>

(c)GarageAk!rA akira
禁無断上演・放送
(誰が?)




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