■ 祝購入
・・・というわけで、縁あってヤマハ・セロー(SEROW)を購入する。
もちろん中古車。現行の250ccではなく225(223)ccのものだ。
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今までオフロードにはまったく縁のなかった俺。
V魔や隼で未舗装路へ入る度に「もう少しサスストロークとロードクリアランスがあれば…」とか「もう少し小回りの効く小ぶりで軽い車体であれば…」と思うことが多くて……とかなんとかの屁理屈はこの際正直どうでもいい。
とにかく、
「林道をトコトコ走れるバイクが欲しくなったんだよぉ!」
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「YAMAHA SEROW」という車種を選ぶのにさほど迷いは無かった。
フルサイズの本格オフ車は最初から対象外。
オフ初心者の俺が乗るには気後れというかオーバースペックというか、「トコトコ」のイメージから外れる気がしたのだ。
かといって125cc+α版(DJEBEL200等)では小さそう。
せっかくオフ車を買うのだから半ロード(TW、VANVAN等)というのもつまらない。
トリッカーは面白そうだったがまだまだ高価、XRやSLはホンダなのでパス(謎)
最終的に残ったのがセローと(カワサキ)シェルパだったのだ。
…とかなんとかこれまたシカツメらしく書いているが、これも本当は後付け理由。
「あ~、オフ車かぁ…ならやっぱりセローだよなぁ…」となんとなく考えたのが選んだ尤も大きな理由である。
#つまりあまり深くは考えていなかったらしい。
セローが最初に発売されたのは、VーMax同様1985年。
それから21年。これまたVーMax同様ベストセラーだけに数多くの型式が存在する。
ざっと調べただけでも
・1KH(角枝あり、なし)
・1RF
・2LN
・3RW(1~5)
・4JG(1~6)
・5MP(1~3)
・DG11J(ここから250cc)
…とまぁよくこれだけマイナーチェンジしてきたなと思うほどだ。
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今回購入したのは型式4JG6。1999年式のSEROW225WE。
そのカラーリングデザインから「おんぶセロー」と呼ばれるモデルだ。
この型の特徴とすれば、「リアディスクブレーキ、フロントブレーキキャリパ2ポッド、リアタイヤチューブレス、10Lタンク、排ガス規制直前」だろうか。
排ガス規制の入る直前のモデルというのはパワーもそれなりにあるし、後にあれこれする時になにかと便利。
年式としても悪くないチョイスだったと思う。
さて、その中古セローだが。
本来「出所が不明のバイクを買うなどもっての他!」がポリシーの俺だが、今回はちょい訳アリ。
前オーナーがどういう人だったのか?どういう使われ方をしていたのか?等がまったく不明のままこのバイクを購入した。
全体の程度はそう悪くなく、基本的にはノーマル。
総走行距離は2万オーバーとちょいと多い。
オプションとしてはハンドガード(ヤマハ純正)とリアキャリア(これも純正品か?)程度だろうか。
だが、いろいろと怪しい箇所もある。
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まずフロントブレーキホースがステンメッシュになっている。しかもなぜか「伝説のスパイラルチューブ」付きだ。
レバーが左右ともRALLYのショートレバー。
バッテリーボックスの隅に相応量の土埃が溜まってい跡(掃除はしていた気配)
ミラーは右側だけで、オフ用の格納できるもの。ただこのミラー、どう見ても実用的ではないので、普段は外していた可能性もある。
#新品ミラー買いました。もちろん左右両方。
フルードタンクは派手に塗装がハゲている。これは頻繁に交換していた証なのか、それとも溢れさせてしまった結果なのか。
シートが張り替えられている。それもオリジナルのツートンカラーで相応の金をかけた様子。
なんとなくだが、「結構一生懸命走り回っていた感じ」がするのだ。
まぁ、同じ'99式(購入は'00)のうちの隼の走行距離が4万(しかもバイク2台持ちで)であることを考えると、「毎日長距離を走っていた」という事はなさそうなのだが。
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走り自体は問題ないし、外観もまぁそれなりである。
ハンドルのブレは皆無で、手放しでもふらついたり左右へ持っていかれるような事もない。
エンジン好調、100km/h巡航も余裕でこなす。
前後サスのオイル漏れなし。
タンクは凹んでいるが、大勢に影響なし。
錆はほどほど。傷もほどほど。
転倒歴はそこそこにありそうだが、ハンドルロックに傷はなし。
今のところ、どこか「直さなければ走らない」ような部分はない。
あえて言えばアイドリングがちょい不安定。信号待ちでふいにエンストする事がある。これは一度キャブをOHして様子を見る予定だ。
いずれにせよ、走行距離からするにそろそろあちこちが交換時期のはず。今後メンテしなければならない項目は多いと思うのだが。
ちなみに、今後改造していくつもりはない。V-Max同様「壊れたところから交換」という感じになると思う。
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さて、んじゃこれからよろしく頼むぞ。セロー