YAMAHA SEROW 225WE (4JG6)

☆ 悪戦苦闘編 ☆

突発購入記


買っちゃったもんねぇ~
 

<2006年11月>

  祝購入

 ・・・というわけで、縁あってヤマハ・セロー(SEROW)を購入する。
 
 もちろん中古車。現行の250ccではなく225(223)ccのものだ。

 今までオフロードにはまったく縁のなかった俺。

 V魔や隼で未舗装路へ入る度に「もう少しサスストロークとロードクリアランスがあれば…」とか「もう少し小回りの効く小ぶりで軽い車体であれば…」と思うことが多くて……とかなんとかの屁理屈はこの際正直どうでもいい。

 とにかく、
 「林道をトコトコ走れるバイクが欲しくなったんだよぉ!」

 「YAMAHA SEROW」という車種を選ぶのにさほど迷いは無かった。

 フルサイズの本格オフ車は最初から対象外。
 オフ初心者の俺が乗るには気後れというかオーバースペックというか、「トコトコ」のイメージから外れる気がしたのだ。

 かといって125cc+α版(DJEBEL200等)では小さそう。
 せっかくオフ車を買うのだから半ロード(TW、VANVAN等)というのもつまらない。
 トリッカーは面白そうだったがまだまだ高価、XRやSLはホンダなのでパス(謎)
 最終的に残ったのがセローと(カワサキ)シェルパだったのだ。

…とかなんとかこれまたシカツメらしく書いているが、これも本当は後付け理由。

 「あ~、オフ車かぁ…ならやっぱりセローだよなぁ…」となんとなく考えたのが選んだ尤も大きな理由である。
#つまりあまり深くは考えていなかったらしい。


 
  山ほど種類が

 セローが最初に発売されたのは、VーMax同様1985年。
 それから21年。これまたVーMax同様ベストセラーだけに数多くの型式が存在する。

 ざっと調べただけでも
・1KH(角枝あり、なし)
・1RF
・2LN
・3RW(1~5)
・4JG(1~6)
・5MP(1~3)
・DG11J(ここから250cc)
…とまぁよくこれだけマイナーチェンジしてきたなと思うほどだ。

 今回購入したのは型式4JG6。1999年式のSEROW225WE。
 そのカラーリングデザインから「おんぶセロー」と呼ばれるモデルだ。

 この型の特徴とすれば、「リアディスクブレーキ、フロントブレーキキャリパ2ポッド、リアタイヤチューブレス、10Lタンク、排ガス規制直前」だろうか。
 排ガス規制の入る直前のモデルというのはパワーもそれなりにあるし、後にあれこれする時になにかと便利。
 年式としても悪くないチョイスだったと思う。
 

  購入車両仕様

 さて、その中古セローだが。

 本来「出所が不明のバイクを買うなどもっての他!」がポリシーの俺だが、今回はちょい訳アリ。
 前オーナーがどういう人だったのか?どういう使われ方をしていたのか?等がまったく不明のままこのバイクを購入した。

 全体の程度はそう悪くなく、基本的にはノーマル。
 総走行距離は2万オーバーとちょいと多い。

 オプションとしてはハンドガード(ヤマハ純正)とリアキャリア(これも純正品か?)程度だろうか。
 だが、いろいろと怪しい箇所もある。

 まずフロントブレーキホースがステンメッシュになっている。しかもなぜか「伝説のスパイラルチューブ」付きだ。
 レバーが左右ともRALLYのショートレバー。
 バッテリーボックスの隅に相応量の土埃が溜まってい跡(掃除はしていた気配)
 ミラーは右側だけで、オフ用の格納できるもの。ただこのミラー、どう見ても実用的ではないので、普段は外していた可能性もある。
#新品ミラー買いました。もちろん左右両方。
 フルードタンクは派手に塗装がハゲている。これは頻繁に交換していた証なのか、それとも溢れさせてしまった結果なのか。
 シートが張り替えられている。それもオリジナルのツートンカラーで相応の金をかけた様子。

 なんとなくだが、「結構一生懸命走り回っていた感じ」がするのだ。

 まぁ、同じ'99式(購入は'00)のうちの隼の走行距離が4万(しかもバイク2台持ちで)であることを考えると、「毎日長距離を走っていた」という事はなさそうなのだが。

 走り自体は問題ないし、外観もまぁそれなりである。

 ハンドルのブレは皆無で、手放しでもふらついたり左右へ持っていかれるような事もない。
 エンジン好調、100km/h巡航も余裕でこなす。
 前後サスのオイル漏れなし。
 タンクは凹んでいるが、大勢に影響なし。
 錆はほどほど。傷もほどほど。
 転倒歴はそこそこにありそうだが、ハンドルロックに傷はなし。

 今のところ、どこか「直さなければ走らない」ような部分はない。
 あえて言えばアイドリングがちょい不安定。信号待ちでふいにエンストする事がある。これは一度キャブをOHして様子を見る予定だ。

 いずれにせよ、走行距離からするにそろそろあちこちが交換時期のはず。今後メンテしなければならない項目は多いと思うのだが。

 ちなみに、今後改造していくつもりはない。V-Max同様「壊れたところから交換」という感じになると思う。

 さて、んじゃこれからよろしく頼むぞ。セロー
 


何しろオーナーが頼りないからねぇ…



Copyright 2006 Akira

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