YAMAHA SEROW 225WE (4JG6)

☆ メンテナンス編 ☆

オイル交換記


<2007年1月>

  何気なくはじめたんですが・・・

 セローを買って約3ヶ月、走行距離は丁度1000km。
 
 オイルは購入時に交換済みだし、次の交換はまだまだ先と思っていたのだが、一般的に「オイル量の少ないオフ車は早めに交換を」と言われているらしい。

#セローのオイル量は、驚く無かれたったの1Lである・・・

 なら、交換手順の確認の意味も含め、暇のあるうちに一度やっておくとしよう。

 
 ネットと「セローファイル」で手順をざっくり確認してから作業開始。

 まずはアンダーガードを外す。
 ボルト一本で外れるから簡単簡単・・・はいいのだけれど、エンジンとの間に挟めるゴム板がまったく固定されていない。
 いいんだろうか、これ。挟んでおくだけで?


四角いのがそのゴム板

 次はドレンボルト。

 セローの場合、ドレンはエンジン底ではなく、左サイドにある。
 ネジは19mmで底板付き。これだけ大きければネジ切る心配が少ないので安心である。
 



これがドレンボルト

 エンジンは暖機済み。ドレンを外すとオイルが流れて・・・「うへぇっ!」

 見事に真っ黒のオイル。
 粘度はそこそこ残っているが、汚れは相当のものである。

 ううむ、たった1000kmでここまで汚れてしまうものなのだろうか?
#画像もあるけど客観的には判断不可能なので掲載せず。
 

 次はオイルフィルター。
 セローのオイルフィルターは単なる「金属の網」らしい。
 紙ではないのでよほどの事が無い限り交換する必要はないらしいのだ。

 位置はエンジン右側。
 3つのボルトで留められているが、上2つがプラスネジ、下はヘキサと変な組み合わせだ。
 むぅ、純正でこの仕様なのだろうか?


ネジの組み合わせわかります?

 外してみると、3本のボルトの長さはまちまちだった。
 それぞれが専用品っぽい長さと形状。
 う~む、そうするとやはり純正でこの組み合わせなのか・・・


専用設計っぽいネジ

 

 カバーを外して、中からオイルフィルターをとり外す。
 情報どおり網のようなフィルター、だが・・・

 「先生ぇ~、この黒いかたまりはなんですか~」
 『うん、よく気づいたね。これはオイルに混じっていた土や砂がフィルターの網に引っかかって・・・・・・』

 ・・・・・・土や砂だと?

 
驚きのあまりピントも外れたり

 フィルター外側にべったりと付いた汚れ。
 手で触るとざらざらする感じは紛れも無く「土と砂」である。

 「うああああ、なんだこれ!どこから入ったんだこれ!」

 慌ててパーツクリーナーで洗浄するが、フィルターにこれだけ付いているという事は、まだエンジン内部にもそれなりに残っていると考えるのが普通である。

 「フラッシングだフラッシング!」

 これまで「バイクにオイルのフラッシング(洗浄)は不要」と思っていたのだが、さすがにこんな状態ではやむをえないだろう。

 フラッシングといっても専用のオイルを使う必要はない。
 単に普通のオイルを入れてすぐ交換すれば、フラッシングと同じ効果がある(はず)のだ。

 「使い捨てオイル」には事欠かないうちのガレージ。
#「中途半端なオイルが多い」の意。
 棚から大昔使っていたカストロールの余りを引っ張り出す。

 ドレンボルトとオイルフィルター、フィルターカバーをとりあえず戻して締めなおす。
 オイルを1L入れてエンジン始動。
 ついでに近所をぐるっと一回りしてからエンジン停止、先ほど同様オイルを抜く。

 さすがに先ほどのように汚れている事はないオイル。
 フィルタにも多少の汚れは付いたが、これでエンジンはフラッシングできたことだろう。やれやれ・・・

 
 今度は「本当の」オイル交換。
 買い置きのペール缶から、エフェロプレミアムを1Lちょい、オイルジョッキに注ぐ。

 マニュアル上のセローのオイル量は、
・通常1L
・フィルタ交換時1.1L
・OH時1.3L
だそうだ。
 まぁ例によって量はあてにせず「車体を直立させた時のオイル窓の状態」であわせてやろう。

 
 ジョッキからオイルを注ぎながら、「それにしても・・・」と考える。

 あのオイルの汚れとフィルターのゴミはどうした事だろう?
 単に「セローを買ったバイク屋が実は交換していなかった」ならまだ判る。
#頭にはくるが、買ってすぐ確認しなかった俺も悪い。
 
 だが本当に「1000km走っただけ」でああなるとしたら大変だ。

 とりあえず、もう1000km走ったらすぐ交換することにしよう。
 そしてその時のオイルとフィルターの状態で、今後のメンテサイクルを考えるとするか。

#いずれにせよ、フィルターは次回交換だな・・・
 
 
 



Copyright 2007 Akira

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