■ 今度はリアを。
最近、ちょいと気になってきたのはセローのリアタイヤ。
ブロックはまだまだ残っているが、土手登りとかダート遊びとかをすると(俺の腕でも)結構滑るようになってきた。
近々オフロードツーリングもあるし、ゴールデンウィークにはロングツーリングにも出かけて見たい。
ちょっともったいない気はするが、ここは思い切って交換してしまおう。
そしてタイヤを交換するなら、ついでに(一度もバラしていない)リア周りも一緒にメンテしてやるとするか。
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ごそごそとリアホイール外しの準備。
もちろんホイールを浮かせるのだが、セローに使えるメンテスタンドはまだ無い。
前回はビールケースを突っ込んだけど、今回はパンタジャッキの2丁掛けで対応してみる。
※前輪はブロックで動かないよう固定
「む~、ちょっと不安定だな。あとで何か考えてやるか・・・」
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作業開始。
車体右のナットを緩めて、スネイルカムと一緒に取り外す。
「そういえばこの"スネイルカム"って奴も初めてなんだよな、俺」
ゴムハンマーでコンコン叩いてアクスルシャフトを抜く。
抜いたシャフトに錆は無し。
摺れた跡は付いているがグリスも残っているし、さほど悪い状態ではなさそうだ。
ホイールを前にズラし、チェーンを外す。
どれどれとホイールを抜こうとするが、ブレーキキャリパが引っかかって外れない。
どうやらスイングアームに溝があり、ブレーキキャリパ(のステー)はそれに沿ってしか動かない仕組みのようだ。
ごとごととキャリパを前(エンジン側)へと動かし、ブレーキディスクから抜く。
「なるほどねぇ、こういうカラクリになっているんだねぇ・・・」
外したホイールは、カラーを外してショップへと持ち込む。
※本当は自分でタイヤ交換をしてみたかったのだが、時間的・工具的理由により今回はパス。
新タイヤを何にするか悩んだが、とりあえず前回同様D605(チューブレス)をチョイスする。
オフロード専用仕様にしても大丈夫というのが判った今、思い切って先達お奨めのD603…というのも考えたのだが、チューブ化(D603にチューブレスは無い)やら前輪(D605)とのバランスがどうなるかわからず、先の時間的な理由もあり安全策をとってみた。
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新品タイヤの付いたホイールを持ってうきうきと自宅へ戻ったら、ブレーキキャリパの清掃開始。
外したキャリパからパッド外し・・・って、ああっ、どうやって外すんだっ!
リアキャリパーは前輪と同じ片押し式なのだが、前輪のような分離させるボルトが見当たらない。
しかもパッドの取り付け方法も前輪とは違う様子。う~ん、いったいどうなっているんだか
怪しいボルトは2本のみ。
「これ外してキャリパがばらばらになったらどうしよう?」とびくびくしながら外したら、なんとそれはパッドピンのボルトであった。
パッドピン2本を抜くと、すとんとパッドが抜けてくれる。
「あ~、こりゃわからんわ」
やれやれ、ちょっと違う方式に出会うと混乱するのはやっぱ経験不足って奴なんだろうねぇ・・・
やっと全部外れました
※付いてたパッドはYAMASHIDAだった。はっはっは(謎)
ブレーキペダルを押して少しだけピストンを出し洗浄。
中性洗剤&歯ブラシの組み合わせはいつものとおり。
エアダスターで水分を吹き飛ばしたら、ピストンにシリコングリス。
そのピストンを押し込んで・・・って結構重いな。
ピストン側面に錆は見当たらないけど、これはいずれ全バラしてやった方が良いかも。
#何時になることやら・・・
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次はホイール。
ホイール内部のベアリング。状態はそう悪くはなさそう。
OPENタイプっぽかったので、古いグリスを拭いた後、新しいグリスを指で塗りこんでやる。
#シールタイプのベアリングにはうかつに入れない方が良いらしい>グリス
カラー(兼ダストシール)も磨いて、ゴム部にはシリコングリス
左右を間違えないようにカラーをホイールにセットする。
アクスルシャフトは磨いてから薄くグリス。
ホイールにチェーンをセットしたら、スネイルカムで張り具合を調整。
カキンカキンという調整がなかなかに新鮮。
「そうだ、オフロード車はきちんとサスを沈めて確認しておかないとフルバンプ時に衝撃が・・・」
仮留めしたホイールを回して、軽く動く&ブレの無いことを確認。
本締めして作業完了だ。
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今までより軽く動くようになった気がしないでもないリアホイール。
やっぱり自分で整備してやると気持ちいいもんだねぇ
よしよし・・・