■ 現物があったら仕方ないですね
某日、何気に出かけた某ライコランド。ふと見ると新型VMAX用のエアフィルターが置いてある。
「おお、これが噂のDNAのフィルターか」
ギリシア製で以前blogでも教えてもらったこの製品は、K&N同様「洗えるフィルター」だ。
見た目もK&Nとほぼ同じ。webサイトに「11年間に渡り他社製のエアフィルターを取り扱い様々なノウハウを…」とあるところをみると、やはりいろいろと関係があったのだろう(笑)
V-Max、隼とこれまでK&Nを使ってきた俺。
特に不満はないし、クリーナー・オイル等のメンテナンス用品も揃っているし、どうせ買うならK&Nを選びたいのが正直なところだ。
だが(2010年1月現在)K&Nから新型VMAX用のエアフィルターは未だ発売されていない。
そしてVMAXの総走行距離はいつの間にか9000kmオーバー、そうそうフィルターを放っておくわけにもいかないのだ。
#そう、なんとこの距離まで一度もフィルターを掃除していないのだよ、はっはっは!
##えらそうにメンテ記事書いてても実態はこんなものですよ…
「こういうのも巡り合わせだしなぁ…」と購入。
価格は1万円弱と決して安くはない。だが、6000円以上する純正フィルターを交換し続けるよりは、地球にも財布にも優しいのは間違いないのだ。
結局メンテナンスキット(右側)も買ってしまいましたとさ
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帰宅後、いそいそと交換作業。
実際にはあちこち調べながら(弄りながら)作業したのだけれど、下には正解手順(多分…)のみ書いておく。
1.シートを外す。
・ボルト2本でOK。
2.メーターカバーを外す。
・ボルト1本でOK。
これですね
3.ダミータンクカバーを外す。
・外すボルトは計8本。
シート側サイドに左右1本ずつ、ステアリング側のゴムパーツ上に左右1本ずつ、メーターカバー下に4本となる。
※サイドと前のボルトはよく似ているが、形(先端)が若干異なる。先端までネジきられているのがサイド用、突起のあるのが前側のボルト。
サイド側
前側
メーターカバー下
ボルトを全て外すとダミータンクカバーが上に抜ける。
傷をつけないように要注意。
どこかにぶつけたら確実に泣けます
4.左右エアインテークを外す。
・片側3本ずつで計6本。
これまた落とさないよう要注意。
ボルト位置は説明不要かと
5.フィルターカバーを外す。
・ボルトは計8本。
画像中央手前の1本は、ECU(制御コンピュータ)の下に隠れているが、ECUを台から外し(ツメから外せばOK)台をやや曲げればドライバーが届く。
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こうして現れたエアフィルター。どれどれ状況は…っと。
まだイケますね
さて、それではさくっと交換して完了…とはいかないのがお約束ですな。
新しいフィルターをセット(突起の付いた側が上)してカバーを取り付けようとしたのだが、ネジ穴が合わない。
あれれとチェックすると、どうもフィルターとカバーが中でぶつかっている様子である。
「きちんと奥まで入っていないのかな?」といろいろいじってみるが状況変わらず。
無理に付ければ付かないことはなさそうだが、カバーに隙間が開いて二次エア吸ったら大変だし、なによりカバーの取り付けに変な癖は付けたくない。
試しに純正フィルターをセットしてみたら、もちろん綺麗にぴったりと収まった。
「となると、やっぱり形が違うんだろうな…」
一見純正と同じに見えるDNAフィルター
だが純正に比べると、取付部の厚みが微妙に大きい気がしないでもない。
こういう設計なのか、それとも個体差なのかはわからないが、付けられないなら同じこと。なら…「削るしかないな」
ぶつかっていると思われる角をカッターで削る。
網の部分を切ってしまうと元も子もなくなるので要注意だ。
どこを削ったかはわかりますよね
これだけ削っても、ぴったりネジ穴を合わせるには少々力を込めてカバーを押す必要があった。
その分フィルターがぴちっと収まったと言え…ないかやっぱり(笑)
海外製品がボルトオンできないのは珍しくないし、多少の小細工が必要な覚悟はしているのだけれど、それにしてもこれだけズレていると気になる。
もしかしたら俺に取り付けミスがあるかもしれないし、一度メーカー(というか代理店)に問い合わせてみようと思っている。
#でもこのフィルター、新型VMAX用の貴重な交換フィルターとして結構な数出ているはずなんだよな…ショップとかだとどう対応するんだろ?
##それともやっぱ個体差(ハズレ)なのかな?
作業時間は、あれこれ見ながらやって1時間ほど。
何より一番怖いのは「外したパーツを傷つける事」なので、慎重に作業することをおすすめします(笑)
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