YAMAHA VMAX 1700 (VMX17)

☆ メンテナンス編 ☆

エアフィルター交換記


確かに簡単ではありませんでした(笑)
< そして後日、こんな話が…>


<2010年1月>

  現物があったら仕方ないですね

 某日、何気に出かけた某ライコランド。ふと見ると新型VMAX用のエアフィルターが置いてある。
 「おお、これが噂のDNAのフィルターか」

 ギリシア製で以前blogでも教えてもらったこの製品は、K&N同様「洗えるフィルター」だ。
 見た目もK&Nとほぼ同じ。webサイトに「11年間に渡り他社製のエアフィルターを取り扱い様々なノウハウを…」とあるところをみると、やはりいろいろと関係があったのだろう(笑)

 V-Max、隼とこれまでK&Nを使ってきた俺。
 特に不満はないし、クリーナー・オイル等のメンテナンス用品も揃っているし、どうせ買うならK&Nを選びたいのが正直なところだ。
 だが(2010年1月現在)K&Nから新型VMAX用のエアフィルターは未だ発売されていない。
 そしてVMAXの総走行距離はいつの間にか9000kmオーバー、そうそうフィルターを放っておくわけにもいかないのだ。

#そう、なんとこの距離まで一度もフィルターを掃除していないのだよ、はっはっは!
##えらそうにメンテ記事書いてても実態はこんなものですよ…

 「こういうのも巡り合わせだしなぁ…」と購入。
 価格は1万円弱と決して安くはない。だが、6000円以上する純正フィルターを交換し続けるよりは、地球にも財布にも優しいのは間違いないのだ。


結局メンテナンスキット(右側)も買ってしまいましたとさ

 ★

 帰宅後、いそいそと交換作業。

 実際にはあちこち調べながら(弄りながら)作業したのだけれど、下には正解手順(多分…)のみ書いておく。

1.シートを外す。
 ・ボルト2本でOK。

2.メーターカバーを外す。
 ・ボルト1本でOK。


これですね






3.ダミータンクカバーを外す。
 ・外すボルトは計8本
  シート側サイドに左右1本ずつ、ステアリング側のゴムパーツ上に左右1本ずつ、メーターカバー下に4本となる。
  ※サイドと前のボルトはよく似ているが、形(先端)が若干異なる。先端までネジきられているのがサイド用、突起のあるのが前側のボルト。


サイド側
 

前側
 

メーターカバー下

 ボルトを全て外すとダミータンクカバーが上に抜ける。
 傷をつけないように要注意。


どこかにぶつけたら確実に泣けます

4.左右エアインテークを外す。
 ・片側3本ずつで計6本
  これまた落とさないよう要注意。


ボルト位置は説明不要かと

5.フィルターカバーを外す。
 ・ボルトは計8本
  画像中央手前の1本は、ECU(制御コンピュータ)の下に隠れているが、ECUを台から外し(ツメから外せばOK)台をやや曲げればドライバーが届く。
 


手前がECUの台です
(フィルターを外した後)

 こうして現れたエアフィルター。どれどれ状況は…っと。


まだイケますね
 

 汚れ具合はほぼ予想どおり。
 さすがに汚れてはいるものの、「今すぐ交換しないと!」と慌てるほどではない感じだ。
 「まぁオフロード走ったわけじゃなし、都会の大渋滞で排ガス吸ってるわけじゃなし、田舎のまったり走りがメインだからねぇ…」
#その分、虫とかをたっぷり吸い込んでそうで戦々恐々だった(笑)

 さて、それではさくっと交換して完了…とはいかないのがお約束ですな。

 新しいフィルターをセット(突起の付いた側が上)してカバーを取り付けようとしたのだが、ネジ穴が合わない。
 あれれとチェックすると、どうもフィルターとカバーが中でぶつかっている様子である。

 「きちんと奥まで入っていないのかな?」といろいろいじってみるが状況変わらず。
 無理に付ければ付かないことはなさそうだが、カバーに隙間が開いて二次エア吸ったら大変だし、なによりカバーの取り付けに変な癖は付けたくない。
 試しに純正フィルターをセットしてみたら、もちろん綺麗にぴったりと収まった。
 「となると、やっぱり形が違うんだろうな…」
 

 一見純正と同じに見えるDNAフィルター
 だが純正に比べると、取付部の厚みが微妙に大きい気がしないでもない。
 こういう設計なのか、それとも個体差なのかはわからないが、付けられないなら同じこと。なら…「削るしかないな」

 ぶつかっていると思われる角をカッターで削る。
 網の部分を切ってしまうと元も子もなくなるので要注意だ。


どこを削ったかはわかりますよね

 これだけ削っても、ぴったりネジ穴を合わせるには少々力を込めてカバーを押す必要があった。
 その分フィルターがぴちっと収まったと言え…ないかやっぱり(笑)

 海外製品がボルトオンできないのは珍しくないし、多少の小細工が必要な覚悟はしているのだけれど、それにしてもこれだけズレていると気になる。
 もしかしたら俺に取り付けミスがあるかもしれないし、一度メーカー(というか代理店)に問い合わせてみようと思っている。
#でもこのフィルター、新型VMAX用の貴重な交換フィルターとして結構な数出ているはずなんだよな…ショップとかだとどう対応するんだろ?
##それともやっぱ個体差(ハズレ)なのかな?

 ★

 作業時間は、あれこれ見ながらやって1時間ほど。
 何より一番怖いのは「外したパーツを傷つける事」なので、慎重に作業することをおすすめします(笑)



 
 


<2010年11月>

 そして後日、こんな話が…
 



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