■ 普通のバイクとは違うみたいです
新型VMAXに関し、眺めたり弄り回したり、いろいろな人に話を聞いたり、玉石混交なサイトをぐるぐる回ったりした結果、こんな知識…というか、疑問が生じてきた。
・排気(性能)は主としてチャンバー部が担っているのではないのか?
・サイレンサー部は出力や消音にはあまり関係が無いのではないか?
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新型VMAXの排気系は面白い。
V4エンジンからの排気は、一度エンジン下の「排気チャンバー」へ集められ、その後左右サイレンサーへ振り分けられているのだ。
※そういえばその昔、同じヤマハのSRX(400,600)用として、ヨシムラから「サンパー」というマフラーが出ていたのだけれど、それが同じようなチャンバー室形式だった。
通常のバイクの場合、サイレンサー(消音器)はその名のとおり「消音」の役目を持っている。
内部に入れられたバッフルやグラスウールにより音量が下げられるのだ。
#だからここに穴をあけたり外したりすると、馬鹿なお兄ちゃんが喜ぶ爆音になる。
だが新型VMAXの場合、サイレンサー部を丸々外してしまってもさほど音量は大きくならないらしい。
消音、そして性能に影響する排気効率(脈動?)は、先のチャンバー部の役割の方が大きいようなのだ。
となると、サイレンサー部のみを交換するスリップオンマフラーの場合、よほどの物でなければ性能は(良くも悪くも)さほど変化しないのではないだろうか?
もともとスリップオンマフラーは(フルエキマフラーに比べ)性能への影響は少ない。「セッティング不要」を謳っているものも多い。
だが、新型VMAXの場合、それが更に顕著なようなのだ。
どうやらスリップオンであれば「デザインのみ」で選んでしまっても大きな失敗はなさそう。
これを「気軽に市販サイレンサーに交換できるようにというヤマハの思惑」とするのは穿った見方なのだろうけれど(笑)
逆に、安易にフルエキ化(チャンバー部を外す)してしまった場合には、セッティングが大変になるに違いない。
純正でこれだけ大きな容量を持つチャンバー室を単なる管に置き換えるのだから、よほど入念に設計されたフルエキマフラーでないと性能の改善は難しいように思う。
まぁ単に「音を大きくしたい」だけならそこまで考える必要はないのだろうけれど(笑)
#いえ、上は別に何かに対する「前振り」じゃないですよ。俺は純正サイレンサーのデザインに惚れ込んでいますから(笑)
格好いいもんねぇ(笑)
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