YAMAHA V-Max

＜２００１年２月＞

 

意外に知られていないらしい… 　V-Maxの弱点の一つであるバッテリー、性能云々もあるけれど、何よりメンテが面倒だ。 　俺が知っている小技など結構有名なものだったと思っていたのだが、聞いてみると意外に知る人は少ないらしい。 　せっかくなので紹介してみる事にしよう。
ガムテープ取っ手 　 V-Maxのバッテリーは重い。（まぁこのバイクに限ったことではないが） 　しかも、バッテリーケースから取り出すには、上方に（垂直に）引っ張らなくてはならず、その上バッテリー本体には手掛かりになるようなものはまったくないのだ。 　セットするのは簡単だが、取り外す時に髪の毛をかきむしるような思いをしたＭＡＸ乗りは相当数に上るという（笑） 　さて（笑）そんな面倒を防止するのがコレ「ガムテープ取っ手」だ。 　作業は簡単。布のガムテープをバッテリーの周りにぐるりと巻きつけ、取っ手の部分を作っておくだけ。 　しかし、これで取り出す時の手間が大幅に軽減できるのだ。 　重量のあるバッテリーを持ち上げなくてはいけないので、ガムテープはしっかり巻いておくに越した事はない。 　また、持ち運び用としては使用しない方が賢明だろう。 　デメリットは液面の確認がし難い事。ま、ガムテなんて何度巻きなおしてもさほどの手間ではないのだけれど（笑）	しっかり巻いておきましょう。 安心して付け外しができる。
延長ケーブル 　V-Maxのバッテリーは奥深く隠されている。 　ボルト４本でシートを外さないと端子さえ現われてこないのだ。しかもプラス端子とフレームが非常に接近している為、充電の際に大きなクリップを使う事が出来ない。（フレームと接触するとショートしてしまうから） 　これを一気に解決するのが「延長ケーブル」だ。 　作業はこれまた簡単。バッテリーの＋と～の各端子から、タンデムシート下あたりまで別途ケーブルを引くだけの事。これによって、シートを付けたままでの充電が可能となる。 　更に、万が一、バッテリーが上がってしまった場合でも、この端子と他のバッテリー（四輪車など）を繋げればエンジン始動が可能となるのだ。 　しかし、当然ながら注意点も多い。 ・ケーブルは太いものを使用する。（１．２５程度の線だと充電時に過熱されているのが感じられる。できれば途中にヒューズの付いた太いものが望ましい） ・端子はきっちりとカバーする。（ショート防止の為。ビニールテープでぐるぐる巻きにするのも可。自分は電装コネクタ用のカバーを流用） ・線の取り回しに注意。（これもショート防止のため。シートのフック等に引っ掛けないように注意する。） ・充電はちびちびと。（バッテリーを装着したままだと、充電時に発生した気体を逃す部分がドレンホースしかなくなるので急激な充電は禁物） 　リアシート手前は、イコール給油口近くとなるため、ショート防止には万全の注意をはらいたいものだ。	ケーブルはしっかり格納しましょう。 これで充電も楽々。

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