さすがに交換しないとダメみたいです。
なにせ12年ものですから。
クラッチフルードが少々汚れている。それは少し前から気付いていた。 では何故放っておいたのか?
チョイスしたのはデイトナ製のクラッチマスタ。当然純正と同じ5/8インチサイズである。 ブレーキ側で使っているRC30用や昔懐かしいOW01用、そしてXJR1200(1300)純正流用も考えたのだが、主として金銭的な理由によりデイトナ製に決定。
さて、本来であれば同時にクラッチホースもステンメッシュ(って今は言わないのか?)へ交換すべきである。が、今回こちらには手を入れない。
キットに含まれていないバンジョーボルトは、後々の事を考え、アルミのエア抜きタイプを購入する。(EARL製、中身はPOSHの1.25ピッチ)
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デイトナ製クラッチマスタシリンダ 5/8インチ シルバー
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難しい事はないけれど。
さて、交換作業である。 塗装を腐食させるブレーキフルードを扱う為、周囲にはウエスを巻いて保護しておこう。
取り付け部のボルト2本を外す。純正マスタシリンダには左スイッチボックスに食い込むツメがあるので、スイッチボックスのビスも緩めてやる必要がある。
旧シリンダからホースを外して一気に新しい方へと組み込む。
クラッチホースまで交換する時には、ホースの取りまわしや取り付けの角度の調整も必要となるのだが今回は不要。純正ホースの角度は少々変わったが、実用上問題はなさそうだ。 本体の仮組みが終了し、バンジョーボルトをしっかりと締め付けたら、いよいよオイル交換&エア抜き作業である。 まずはこのバンジョーボルトからエア抜きを行う。
作業手順はブレーキの場合と同様である。
クラッチのフルードタンクはブレーキ側に比べて小さいので、レバーを3ストロークもさせると残り僅かになってしまう。かなり頻繁に補充してやる必要があるだろう。(タンク内のフルードが空になってエアが入ってしまったら、これまた一からやりなおし) そうそう、あたりまえの事だが空気はオイルより軽いので、エア抜きボルトの位置が一番高くなるようにハンドルを切って作業を行うと良い。 いい感じ(?)にエアが抜けたら今度はエンジン側からエア抜き。
各部に水をかけてフルードを洗い流し、レバー位置を合わせ、バックミラーを調整する。
センタースタンドを立てたままエンジンをかけ、ギアを1速へ。
作業時間は、レバー等の調整も含めて1時間ちょいであった。 |
フルードがつくとぼろぼろになるんだよなぁ…
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取り付け完了。
満足したらテスト走行。 うむ、タッチは変わらないものの、レバーは多少軽くなった気がする。
レバー調整できるようになったのはやはりありがたい。これなら前のように「冬グローブで乗るとクラッチが切れない」等ということはなくなりそうである。 余談だが、V-Maxの純正クラッチスイッチのコネクタは、デイトナのクラッチマスタのスイッチと形状が異なるため取り付けることが出来ない。
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こんな感じに付きました。 |