モニターの要請を頂きました。
きちんとレポートしないといけないですね。
せっかくのお申し出ですし。
過日、メールを頂く。 内容は「V-Max用のブーストコントローラーを販売しているのだが、そのモニター(レポート作成)をしてくれないか?」というものだった。 突然の話だったので、正直なところ面食う。
商品をモニターし、レポートを提出するというのは良く聞く話(俺も経験あり)なのだが、そのレポートの発表の場が俺のHPのようなインチキな場で本当に良いのだろうか?
1.うちのMAXは90年式4万km走行の旧車(しかもクラッチ滑り気味)、新車とは条件が異なるレポートになる事。
せっかくお申し出いただいたのだ、稚拙な文章には目をつぶっていただいて(笑)レポートしてみようと思う。
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どんな商品?
さて、この「ブースト・コントローラ」という製品はどんな機能を持っているのだろうか。 ご存知のとおり、V-Maxの逆輸入車(一部仕様を除く)にはV-Boost(ブイブースト)という機能が付いている。
システムの仕組みとしては、指定回転数に達した時「ブーストモーター」を作動させキャブレター間の弁を開くのであるが、「ブースト・コントローラ」は、このブーストモーターを手動で操作して、
確かに面白そうなシステムである。
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届きました。
某日、実物が届く。 一目見た感想は・・・「小さっ!」 「郵便で送りましたから」との連絡は頂いていたのだが、まさか普通の封筒に入って送られてくるとは思わなかった。
メインのコントローラとそれに繋がれたスイッチ、あとは取り付け用のタイラップ。実にシンプルな構成である。 同封の取り扱い説明書には、取り付け方法はもちろん、動作チェックとトラブル時の対応が載っている。
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早速取り付けましょう。
取り付け作業開始。とはいっても難しい事はなにもない。 説明書のとおり、ダミータンクと左ダミーインテークを外し、既存カプラを外してコントローラを割り込ませるだけである。
但し、先述のとおり、年式・仕様によってはそのまま付かない場合もあるという。
接続したら動作確認。 3つのモードが選べるシンプルなトグルスイッチを「ノーマル」モードにし、イグニッションオン。
ここでスイッチを「オン」モードに切り替え、V-Boostの動作音「ウィーン…」を確認。
うむ、どうやらちゃんと接続できたようである。 ちなみにこの小さなスイッチ、カチカチとした操作感はなかなか気持ち良い。
あとは配線を考えながらスイッチを取り付けるだけ。
配線をどう通すかはずいぶん考えたのだが、結局、ウインカースイッチの配線に沿わせる事にした。
要所要所を付属のタイラップで留め、ハンドルを左右に切った時に無理が無いことを確認。
ダミーインテーク、ダミータンクを戻せば完了。
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いよいよ試乗です。
・・・というわけで、早速試乗に出かけてみる。
まず面白いのがアイドリング。
そのままスタートすると、グズりながらも前へ出る。このあたりはさすがは1200cc、
しかし2500rpmくらいまでは完全にダメダメなセッティングである。
「オフ」モード。もちろん低回転域ではノーマルと変わることが無い。
高速道路にも乗ってみる。
切り替えスイッチの取り付け位置がスイッチボックス(ホーンボタン)の下だったため、走っている最中の切り替えは難しいかな?とも考えていたのだが、さほど苦労することなく操作する事が出来た。
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全体としてみれば。
さて、では結果的にどうなのか?との事だが。 製品としての「造り」には問題は無いと思う。
あえて注文をつけさせてもらうとすれば、先に書いたとおり、
また、もしできる事ならば、現在の「オン」「オフ」「ノーマル」以外に(大雑把でも良いので)V-BOOSTの開く回転数を指定できれば面白いと思う。
<余談>
あとはこの機能(この製品に…ではなく)に、価格分の価値を見出せるかどうか、買う側の問題となるだろう。
単にV-Boostをオンオフして遊びたいという人にはお勧めできる。
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あなたならどうする?
では俺だったらどう使うだろうか。 「オフ」モードはいわば国内仕様モードだろう。(ギア比やキャブセッティングが異なるので同じ乗り味にはならないが)
加減速の激しい低速コーナーの続く峠道(2速で吹けきってブレーキング…の繰り返しとか)でもオフモードは有効だろう。
「オン」モードはどうだろうか。
☆ 以上、はなはだ大雑把なレポートではあったが、読んでいる方々にイメージは伝わったであろうか?
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