☆ RGV250ガンマ ☆
サーキット日記
◆その1◆ GOGO!ライセンス! (1999/9)
高く感じる秋空に甲高い排気音が響き渡る。 風に乗って漂う焼けたオイルの香り。
「私は帰ってきた・・・」(←浸りすぎ)
ここは茨城県の筑波サーキット。今日は年甲斐もなくサーキットライセンスの取得にやってきたのだ。
その昔、筑波のライセンスとMFJのノービスライセンスを取り走っていた事もあるのだが、それはもう10年近く前。いやあ、この年になってまたここを走る日が来るとは思わなんだ(笑)
※4輪でなら数年前まで何度か走行会等で走っていたのだが・・・
きっかけは些細なことだった。いつも遊びに行く連中が「走行会に出るのも良いけど費用がバカにならない(走行会だと1回につき平均2万円ほどかかる)からサーキットのライセンスでも取ろうか?」と言い出したのが全ての始まり。
たまたまその話が出たのが筑波の走行会の時だったのと、比較的東京から近いと言うことでこのサーキットに決まったのだ。
ガンマのレストアが終了した自分にとっては願ったりかなったり。ツインリンクもてぎほど近くはないが、自宅から1時間半という程よい距離、そして何より「昔取った…」のサーキットなのだ。
<余談>
サーキットを走るのには大まかに3つの方法がある。
1つは「走行会」。これは雑誌やバイクショップ等がサーキットを借り切って行うもので、基本的にライセンス等は必要ない。バイクも普通乗っているままで可(但しライトやウインカーなど転んで壊れた時に破片が飛び散る事が予想される部品にはテーピング≪テープを張る≫をしなくてはいけない。)の場合が多く、服装も主催者の判断に任せられる。(皮の上下ならOKとか)
但し、草レース扱いの走行会の場合、車両やウエアの規定が本レース並に厳しい場合もある。(車検があったりとか)
2つ目は「練習走行」。これは各サーキットの講習会に参加しライセンスを取得した後、決められた時間帯を自由に走るというもの。
大抵クラス分けされており「レースの練習」「マシンのセットアップ」「とにかくサーキットを走りたい」と走る理由は様々だ。
(筑波の場合、ラップタイムや車両の種類によりクラス分けされている)
走るクラスにより車両規定は異なるが、服装については「皮ツナギ」が原則となる。
3つ目はMFJ公認の「本レース」。まあこれは別格(笑)
今日、自分が取るライセンスは「筑波の練習走行に出てもOKだよん(意訳)」というだけの「ファミリーライセンス」。レースの出場資格云々とはまったく関係のないものだ。
筑波サーキットライセンス取得に必要なもの。
受講料 \26,000 | (予約金\10,000含む) |
身分証明書 | (運転免許証等) |
印鑑、筆記用具 | |
写真3枚 | (3*2.5cmサイズのカラー写真) |
バイクに乗れる服装、装備 | (フルフェイスヘルメット、長袖厚手の服、グローブ等) |
吸排気系ノーマルのバイク | (スクーター、レーサー、改造車等は不可) |
受け付けを済ませ、14:00から講習会(机上)が始まる。
講習の内容は、サーキットの基本的なマナー、コース各所のポストで出される旗の意味、クラス分け等々。内容は10年前とさほど変ってはいないようだが(笑)真剣に話を聞く。ちなみに今日の講師は神谷さんと言う方。実は某方面(笑)では結構有名な方で、何を隠そう十数年前の初めての講習会の時も同氏にお世話になっていたりするのだ(笑)
1時間半ほどの講習会の後はいよいよ体験走行。この日のために新調した皮ツナギを着込む。(昔のツナギにはお腹が入らなかった…というのは内緒(爆))
ガンマはナンバーもついた街乗り仕様のまま。今日だけはテーピング等も必要ない、まあペースカーの後をゆっくり走るだけだしね。とはいえ・・・ちょっと緊張するなあ・・・(笑)
20人ほどの参加者が1列に並んでコースイン。ペースカー以下、ゆっくりゆっくり周回する。
1コーナー、S字、1ヘアピン。ダンロップブリッジをくぐると新しくできたS字の切り返し。2ヘアピンからストレート、そして最終コーナー。あ~、なんか思い出してきたぞぉ!(笑)
2週目からは多少ペースが上がるが、ストレートでも130km/h程しかスピードは出さない。前を走るホンダのV4を追い越さないように気を付けながら走る、そうそう、コレよコレだよぉ!(笑)
5周の体験走行はあっという間に終わる。「走った」というにはあまりにも短い時間だが、それでも慣れない前傾姿勢に右手がちょっと疲れ気味。「やっぱり体鍛えんといかんなあ・・・」
軽くミーティングして今日の講習会は終了。後日送られてくるはずの仮ライセンスが手に入れば後はスケジュール表にしたがって予約するだけだ。
さぁて、どんなもんだかやってみますか。(笑)
ツナギ新調しました(笑)