☆ RGV250ガンマ ☆
サーキット日記
◆その2◆ 涙のファミリー走行 (1999/11)
空は快晴、雲一つない青空。
当然だ、今日は晴れ男の自分が10年ぶりに走る筑波サーキットの練習走行(ファミリークラスだけど…)雨など降るはずがないっ(←傲慢)
ともあれ(笑)まずは受け付けへ向かう。
窓口にライセンスを提示して、あらかじめ電話予約してある走行時間帯を告げる。費用は30分の枠で3200円。 おっと、念書(転んで怪我しても仕方ないです…云々)を書かねばな。印鑑持ってこなかったから拇印を押して、同行者の名前を書いて…っと。(練習走行時には同行者の参加が義務付けられている=転倒、怪我の時のため)
念書+代金と引き換えに走行券を受け取る。
ファミリー走行の場合は、更に走行前のミーティング(ブリーフィング?)を受ける必要がある。走行開始直前のミーティングでも良いのだけど、どたばたしそうだからちょっと前のミーティングに参加し、走行券に受講印を押していただく。
今日の注意は「路面温度が下がってきているのでタイヤが温まるまでは注意する事」だそうだ。11月に入って急に寒くなってきているものなあ。
走行10分前、ツナギを着こんでバイクの暖気を始める。
低めの気温のせいかエンジンは好調、ただ、この前からフロントフォークの柔らかさが気になっているのだ。オイルを交換しているから動き自体は非常にスムーズなのだが、体重を掛けるとフルバンプ近くまで沈みこんでしまう。峠を走っていても気になるくらいだからサーキットだと厳しいかもしれないな。
オイル交換時にスプリングの自由長も確認(ヘタっていると短くなる)してあるし、油面もばっちり合わせてあるんだけど・・・何故だろ?
走行5分前、走行券をガムテープの切りはしでバイクのスクリーンに貼り、エントリーゲートへ並ぶ。
ファミリー走行という事で周りの車種はさまざまだ。20台ほどのバイクの中、2ストは自分の他にNSRが2台ほど、後はご時世を繁栄して(笑)大排気量車ばかり。何故かきちんとレース用ゼッケン付けたVTR(1000)とかまでいるのだ。おいおい、これはファミリー走行なんだよぉ(笑)
時間が来てコースイン。ピットロードで膝を伸ばしてツナギを馴染ませ、膝カップの位置を固定する。さぁ、走るぞぉ・・・
1コーナーをインベタで回ってS字。1、2周はタイヤ&精神の暖気(笑)を心がけよう。
各コーナーをゆっくり回って裏のストレートだけは全開で加速する。 エンジンの伸びは悪くない。11,000rpm(レッドゾーン直前)でシフトアップして行って、きっちり5速まで入るからそこそこのスピードは出ているようだ。とはいえ「あっという間に200km/h出るから怖くて…」(最新鋭の600ccに乗る某氏談)という現代マシンには到底かなわないけれどね。
3週目あたりからちょっと気合いを入れてみる。
うちのガンマはSP仕様ではないので、ミッションの2、3速間がかなりワイドだ。ヘアピンを2速で立ちあがり3速に入れる時、上手にシフトアップしないと失速してしまう。
突っ込みでシフトダウンする時も同様、エンジンブレーキが利きにくい2ストとはいえ、無茶するとリアがホッピングしてしまうのだ。
あれやこれやと試しながら回る。
感触は悪くない、しかし案の定ブレーキングポイントでフロントが底付きしているのが判るので無理はできない。ここはあとでなんとかしておこう。
6週目、1コーナーで多重転倒がおこる。3台ほどが転倒し救急車が出動。コーナーポストで白旗が降られる(低速車両ありの意)
救急車の後をゆっくりと走る。ふと緊張が緩むと腕が妙に強張っている事に気づく。ブレーキでは無茶していないし、リア乗りを心がけていたから力はさほど入っていないはずなのだが・・・なれない前傾に加えてやっぱり緊張しているのかな?>自分
「それに運動不足だしなあ…」言い訳しながら(笑)ピットイン。
緊張なのか、単なる運動不足なのか、なるほど、バイクを降りると腕が上がってしまっている。
ストレッチングしながら休憩(笑)「気合い入れると5周くらいしかもたないのかぁ…」あ~、情けない。
休憩後の走行は、気合いが抜けているのが自分でも感じられる。
ともあれ、せっかくのサーキット走行なので、10年前にはなかったダンロップブリッジ先の切り返しのライン取りやら最終コーナーのライン取りやらを研究(笑)しよう。
速いマシンにばんばん抜かれ、ごくまれに遅いマシンを抜く。立ちあがりでハイサイド寸前になるマシンを目撃し、コーナーポストでぼんやりしている転倒したライダーを横目で眺める。あ~、でもやっぱりサーキットは良いなあ…
走行時間終了。トランポまで戻り、同行していた友人にラップタイムを聞く。
ストップウォッチのトラブルで一番気合いの入っていた頃のタイムは取れていなかったらしいが、やはり後半のタイムは散々なもの。同じバイクなのに昔のタイムには遠く及ばない。覚悟はしていたがここまで酷いとは・・・
「よぉし、次ぎはがんばるぞぉ!」との意気込みだけは勇ましく(笑)筑波サーキットを後にする。
しかし、バイクのセッティングやら、技術論やらの以前に「体力作り」が当面の課題になりそうだ。(爆)
たいしたペースじゃなかったんだけど…
乗り方が悪いんだろうなあ…