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最近周囲に増えてきた、あれやこれやのハイテク(?)機器。
ロングツーリングに出かけるとなると出先での充電が問題になる。
宿に泊るなら特に心配はいらない。ACアダプタを持参すればいいだけだ。
しかし、数日にわたるキャンプとなると話は別。
オートキャンプ場ならともかく、俺が泊まるようなキャンプ場に電源設備は無い。
その他、電源を貸してくれる場所がみつかるかどうかは運まかせ。
事実、いつぞやは携帯電話が切れて大騒ぎをしたものだ。
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ツーリング中に確実に取れる電源といえば、バイクのバッテリーしかない。
隼はともかく、V-Maxの電気系弄りは禁じ手とされているし、セローは何より容量がない。
本当はあまり使いたくないのだが…背に腹は替えられない。走行中の使用が原則を条件に、バッテリーからの充電方法考えてみるとしよう。
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充電方法として最初に思いつくのは、バッテリーの12Vから家庭用100Vへのコンバータだ。
ただこれは結構大げさな話になる。
コンバータ本体が(昔に比べれば小さいものの)結構かさばる。しかも使用する機器のACケーブル(&ACアダプタ)が別途必要。そして何より高価。
汎用性は高いが、俺の使い方としては疑問符が付く(←素直にそんなに金をかけられないと言いましょう)
うんうん考えて思いついたのがUSBだ。
ツーリング先で充電が必要な機器は、今のところ携帯電話とipodのみ。(カメラは予備バッテリーを持っていく)
そしてこれらは、仕事の出張時に使うために充電用USBケーブルが買ってある。
バイクのバッテリーから直接USBで充電できれば、持っていくパーツが少なくて済むはずなのだ。
それではとカーショップへ出向き、あれこれ品定め。
よくしたもので、車用としてシガーソケットに付けるUSBコネクタが売られている。
※やはりipodへの充電を売りにしている品物が多い。
増設用のシガーソケットも沢山ある。
ただ、四輪用はとにかくゴツい。
キラキラピカピカのソケットが2つも3つも付いていたところで邪魔でしかないし、下手なパイロットランプを付けられた日には余計な消費電力が嵩むのだ。
考えた挙句、最もシンプルなシガーソケット(エーモン:700円)と単純なUSB変換ソケット(700円)を買ってきた。
ちなみにシガーソケットには2輪用(スクーター用?)と称するゴムキャップのついたものも売られていた。キャップにはちょい惹かれたが、価格の面で却下とした。
シンプルなのが一番で
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それではと組み立て開始。
まずはシガーソケット用の延長コードを作成する。
0.75sqのコードで1mほど。
セローの場合はハンドルバッグに入れて(確認しながら)充電する予定なので、どうしてもこのくらいの長さが必要になるのだ。
片側はシガーソケット用にギボシ。
もう片側はバッテリー用にクリップを付ける(丸型でないのは取り外しを考慮して)
バッテリー直の配線なので、各部の接続は入念に行う。
こんな感じですが
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コード途中にヒューズを入れるかどうかはずいぶん悩んだ。
結局、ソケット内部にヒューズがあるので割愛。配線断の場合を考えると本当はあった方が良いのだが。
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セローでチェック
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以上がなさそうなのを確認したら、USBコネクタにipodの端子を差し込んでみる。
「おお、充電ランプがちゃんと点いたじゃないか」
見にくいですが、ちゃんと点いてます>電源ランプ
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うん、なんとなく使えそう。
・コードが長くて収納に手間取る。とか、
・雨のとき心配。とか、
・これが原因でセルが回らなくなったら大笑い。とか、
いろいろ心配はあるのだが、まぁ使ってみるとしよう。
今年の北海道ツーリングで活躍してくれれば良いのだけれど。