☆ RGV250ガンマ ☆
レストア日記
◇その1◇ ガンマ来(きた)る
スズキRGV250ガンマ初期型(1988年モデル VJ21A)を手に入れる。
実はこのバイク、以前自分と一緒にサーキットを走っていた友人が街乗り用に購入し、その後、倉庫で眠っていたという曰く付きのバイク。
先日、この友人と昔話をした際に「そういえばあの時のガンマあるけど・・・」との話になり、「をを、それはそれは・・・」と言うことで譲ってもらうことにしたのだ。
このバイクはその昔自分が乗っていたガンマとまったく同じ仕様(車とバイクのアルバム参照)。色まで同じとあって懐かしさもひとしおだ。8年間倉庫に放りっぱなしと言うことで実動ではないが、まあ、なんとかレストアしてやろうと決意する。
某日、友人宅(東京)までタウンエースを走らせる。
既に一度、夜にバイクを見せてもらってはいたのだが、陽の光の下で見るとやはり8年(製造からは11年)の歳月は隠せない。フロントフォーク、エンジン周りのサビはもちろん、タンク、カウル等の外装関係もかなりくたびれてはいる。ただ不思議なことにフレームとかスイングアームとかはピカピカで、メーターパネルの視認性も良好、この辺りはやはり「室内保管」というのが効いているのだろう。
ともあれ、積もり積もった8年分のホコリもそのままに、いそいそとタウンエースに積み込みを行う。
「そういえばなんかあるかもよ?」と言うことで、友人宅の地下室を家捜しする(笑)。
するとまあ、出てくるわ出てくるわ、あれやこれやのパーツの数々。この友人は当時、同年式のガンマのSP仕様でサーキットを走っていたのだが、そのガンマの交換したノーマルチャンバー、予備レバー一式、歯数の異なるドライブ、ドリブンスプロケにメインジェット一式。挙句の果てには「リアのシートレール」とか「ヘッドライト」「電装系一式」(←サーキット走行に不要なもの)などが続々と発掘(笑)されたのだ。
「ええい、面倒だ!まとめて持っていけ!」とのことで(笑)ありがたく頂戴する。あ~、でも処分しちゃったあのSP仕様ガンマが残ってればお宝ものだったのになあ・・・せめて、付けていたスガヤのレーシングチャンバーだけでも残っていれば・・・(←高望みしすぎ(爆))
ガンマ&大量のノーマルパーツを積んだタウンエースで帰路に着く。
「半年前まではなんとか動いてたっていってたよなあ・・・」「オイル関係は全滅だろうなあ」「タンクの内側、錆びてないといいけどなあ・・・」「カーボンどれくらい溜まっているだろ?」あれこれ思いをめぐらせながらゆるゆると帰宅。バイクはとりあえずガレージの中に押しこんで・・・っと。さて、週末あたりからじっくりと整備に入ることにしよう、これでしばらくは退屈しなく済みそうだ・・・
一見綺麗に見えるけど・・・