☆ RGV250ガンマ ☆
レストア日記
◇その7◇ Fホイール&ブレーキ
どれ、ではホイールとブレーキキャリパーを洗って付けるとしよう。
まずはホイール。これは洗剤(環境にやさしい「シンプルグリーン」(笑))を付けてブラシでガシガシと洗う。(但しベアリング部が露出しているので、ここに水が入らないように注意)
ホイールは濃紺色に塗装されているのだが、やっぱりサビが出ている。本来なら塗装を落して磨いてから再塗装するのが一番なのだがさすがにそこまで手間(とお金)は掛けられない。後でサビ取りするまでのとりあえずの処理として液体ワックスで磨いておく。
ブレーキディスクはサビサビだけど、これはまあ実走して2,3回ブレーキをかけてやれば落ちるので放っておく。ディスクの中央部がオイルとサビで茶色になっているんでここだけは「ネバーダル」で磨いてCRC-556で仕上げておこう。(くれぐれもディスク部には付けないように注意!)よしよし、「らしく」なってきたぞ。
次はブレーキキャリパー。「TOKIKO」の表示がちょっとくすんでいるけど、本体にサビがほとんど見当たらないのがありがたい。
ブレーキパッドのカバーを外してクリップを外し、パッドのガイドピンをラジオペンチで抜く。案の定、ピンはブレーキのカスとサビで真っ黒だ。軽く洗った後「花咲かG」を歯ブラシで塗って放っておく。
ブレーキパッドを外す。う~ん、新品にするかどうか迷う微妙な減り具合(笑)だ。3~4分山といったところだろうか?まあブレーキパッドってのはパッド部がなくならない限り性能にはさほど影響ないので、このまま使っても問題ないのだが・・・これも保留かな?
今洗っている方と反対側のキャリパーにスパナを突っ込んでブレーキピストンが出てくるのを防いでおいて、ブレーキレバーを握る。
こうするとこちら側だけのブレーキピストンがじりじりと出てくるのだ。適当なところで(出しすぎると、ピストンが「コロッ」ブレーキ液が「ドバッ」って事に・・・(笑))バケツに汲んだ水でキャリパー全体を水洗いする。
洗剤はホイールと同様のもの。外回りの洗浄の後は、ピストンの周りに付いた泥、カス等の汚れを歯ブラシ(ブレーキ洗い専用にしてある)に洗剤を付け入念に磨く。ここがきれいかどうかでピストンの動きが格段に違う(=効き(タッチ)に絶大な影響がある)のだ。
洗った後見ると、ピストンの状態も良好。(片側の)4個とも、固着したカスやサビも見当たらないし綺麗に金色に光っている。これはもしかしてV-Maxより良い状態かもしれない(笑) この分ならダストシール等も問題ないだろう。
全体をウエスで拭き水分を取ったあと、飛び出しているピストンの側面にシリコングリスを薄く塗る。後は各ピストンをゆっくりと指で押しこむ(戻す)だけ。今回は多少力が要ったがスムーズに戻る。よしよし、なかなか良い具合だぞ。
漬け込んであったガイドピンはピカピカになっている。ここにもグリスをごく薄く塗ってパッドと共に組みこむ。これで片側が終了。同様の手順でもう片方も洗浄しよう。
本締めしたフロントフォークにホイールを仮組み付けし、ブレーキキャリパーを取り付ける。ホイールの状態は良くなかったけど、ブレーキがまとももだったのは何より、なにしろ命を預ける部品なのだ。
光っているのがわかるかな?