☆ RGV250ガンマ ☆
レストア日記
◇その17◇ 試乗へGO!
8月某日、晴天。
さて、念のためにと工具一式をウエストバックに忍ばせれば準備は完了、動きの重いリアホイールには目をつぶって(爆)試乗に出かけよう。
ガンマを外に引っ張り出す。チョークを引いてキーを捻る。ウイーンというAETCの初期動作音、キルスイッチを確認してキックを蹴り降ろす。
おおっ、キック一発で始動に成功!パラパラという軽い排気音が心地よい。
「2ストに暖気は不要」の格言(?)に従い、いそいそと出発する。「発進に気を使うかな?」との心配も無用。V-Maxの大トルクに慣れきった身でも簡単にスタートできた。もっともクロスミッション積んだSP仕様だとこう簡単にはいかないはずだが(笑)
まずは近所のガソリンスタンドで給油。これは経験上からなのだが、(V-Maxの輸出仕様等の)4ストではほとんど効果が感じられないハイオクが、2ストだと妙にパワーを感じさせるのだ。(#あくまでも経験上、裏付けなし(笑))
迷うことなく「ハイオク満タン」を指定する。
大通りへ出る。交通量は少なめ、水温も上がってきたし、んじゃパワーバンドまで回して見ようか。
(以下擬音)ぱらぱらぱらぱら・・・ぱい~~~ん、ぱぱい~~~~~~~ん(笑)
お~~~っ、コレだよコレ!2ストだよぉぉぉぉぉ!(絶叫)
パワーバンドの8000~11000rpmをキープすると「非常に気持ち良く」走る事が出来る。8500rpmで動作するAETCも正常に動いているようだ。2スト特有の「回転に乗った」感じが最高!トルクは細いけどスロットルに直結したレスポンスがたまらない。
全開走行時に後ろをちらりと覗くと結構な排気煙だ。このままの仕様で乗るならやはりちょっとオイルポンプを絞る事にしよう。
慣れない前傾ポジションと新品タイヤと言うことで、交差点等の曲がり角で無理をしないよう気をつける。コーナーリングを楽しむのは体と精神がガンマに馴染んでからのお楽しみだ(笑)
20kmほど走って馴染みの喫茶店へ到着。
ふぅ、面白いけどやっぱり気を使うわ。ポジションとか狭い視界のせいとかもあるんだろうけどね。
ゆっくりお茶した後で同じ道を帰宅、信号からのスタートで四輪をリードしようとすると、さすがに4000rpm程度まで回して半クラッチを使う必要がある。でもそれ以外に問題点等は一切なし、ふ~ん、調子いいんじゃないの?このエンジン。
帰宅後、エンジン停止の前のレーシングってのは久しぶり(笑)プラグをチェックするとこんがりキツネ色、街中だと9番でぴったりのようだ。(Vプラグなので適応幅が広いってのもあるかな?)
異音、異振動、異臭等(笑)もなし、今日は50km弱しか走らなかったけど、これなら高速を使って300kmくらいのツーリングへ出かけても大丈夫そうだ。