現物見たのが運の尽き。
最初から「フェンダーレスキットを入れるとテール周りはもっと格好良くなるんだろうなあ・・・」とは思っていたのだ。(「購入に至るまでの…」参照)
しかし何より先立つものがない。「ま、いいか。いざとなったらノーマルのフェンダーを切り飛ばして…」などと考えていたとある日、ショップで見つけてしまいました…隼用のフェンダーレスキット。
FRP製で、テールカウル内に付く小物入れも付属している。
リアウインカーは標準のままでOK、しかもナンバープレートの取り付け角度が調整できるというおまけ付きだ。
散々迷った挙句(毎度同じような事言ってないか?俺)購入。定価販売だったのが非常に残念。費用は昼飯のカップラーメンを「ミニ」にしてなんとか捻出しよう。
ガレージで取扱説明書を読む。
う~む、思っていたより面倒臭い。基本的にボルトオンなのだが、リアブレーキのマスタシリンダとホースを分離して取り付けろと書いてある。…って事はブレーキオイルの抜き足しやエア抜き等の作業も当然必要。なんか大掛かりになってしまいそうな気もするなあ…
とりあえず、リアシート周りをバラしはじめる。
実は隼の納車当日に、カナダ仕様標準装備のサイドリフレクター(反射板)がどうにも気に入らなくて外したのだが、その時に一度この辺りはバラし済みなのだ。
あの時は「たかだかリフレクタに大げさな事しちゃったかな?」と思ったけど、今の練習になったと思えば無駄ではなかったようだ。
シート&タンデムシート、グラブバーを外す。
テールカウルを留めるボルトは、シート両脇とタンデムシートの4隅、それに例のプラスチックのピンが6本ほど(これはフェンダー部との連結用)あとはテールカウル中央のピンの1つを外してそ~っと抜き取ればカウルが丸々浮き上がる。そうそう、ウインカー&テールランプのコネクタとリアシートオープナーのワイヤーも忘れずに。
テールカウルが外れたら次はリアフェンダーだ。
なんと、外すボルトはたったの4本。シート下横2本に、リアの小物入れ上部に2本だけだ。例のプラスチックピンでテールカウルにも接続されているからなのかもしれない。
さて、問題のリアブレーキのマスタシリンダだ。
なるほど、ノーマルのマスタ自体がリアフェンダー装着後に取り付けられている為抜き取れない。フェンダーに開けられた小さな穴をブレーキホースが潜っているのだ。
しばし熟考。おもむろに「糸ノコ」を取り上げる。
「切るしかないな・・・」
穴の周りにぎこぎこと切り込みを入れ、そこからホースを引っ張り出す。どうせカウルに隠れてしまう場所だし、強度的にも問題はない。買ってきたキットにも同じように切り込みを入れてしまおう。こちらはFRP製なので慎重に…っと。
キット本体に、付属の小物入れとバッテリーケース、CPUホルダを装着する。
本体の取り付けは純正の逆の手順なので問題なし。ボルト穴のズレもまあ許容範囲。電装系の配線への干渉も最小限、これなら「ボルトオン」の表記は合格かな?
ウインカーとナンバープレートを取り付け。もちろんナンバーは「下品にならない程度」にカチ上げる(爆)
#45度以内なら合法らしい。
バッテリーを繋ぎなおしてウインカーの動作確認をし、テールカウル、シート等をつければ作業は終了。
作業時間はトータル2時間といったところか。 |