ちょいとボコつく気もするし。
隼のエンジンは相変らず好調、しかし最近「2000rpmあたりからじわりとスロットルを開けた時」ポコポコッというかズボボボボッというか(?)ちょいと気になる動きをするようになってきた。
考えられる原因はいくつかある。
1.負圧のバラつき
2.燃料フィルターの詰まり
3.プラグの汚れ
1.は近々同調を取り直す予定なのでその時に調べてみよう。
2.は隼の2つだか3つだか4つだかある(笑)燃料フィルターを全部バラす必要があるだろう。まぁ99式を買った時から覚悟している事なのだが、これも大事になりそう。
3.は・・・なにせ走行距離1万kmで一度も交換していないしなぁ・・・
というわけで、プラグの交換が決定である。
外せ、エアクリーナーボックス。
どれどれとシートを外し、タンクを持ち上げる。(方法はエアフィルター清掃記参照)
さて、ここからが問題だ。ネイキッドと異なり、隼はエンジン上部に鎮座ましますエアクリーナーボックスを取り外さないとプラグの交換ができないのだ。
「V-Maxと比べちゃダメだよなぁ・・・」とぶつぶつ言いながらオーナーズマニュアルを調査。うむ、とりあえずさほど複雑ではなさそうである。
・ボックスをフレームに固定しているボルト1本を外す。
・4連スロットル部との接続箇所(キャブが付いていないから)は+ネジ2本によりバンドで固定されているのでこれを緩める。(#あ~、よかった、4本じゃなくて)
ボックスの固定はこれだけ、この後は各種ホースを取り外してやろう。
・ドレン用と思われる太いチューブ2本を外す。
・燃料メーター用と思われるコネクタを外す。
マニュアルによればこれだけのはずなのだが・・・「あの~、もう一本細いホースがあるんですけど・・・」
マニュアルの記載漏れ(?)と思われるホースを外せばボックスはフリーとなる。
但し、フレームを通ってくるラムエア用インテーク部が大きいのでそのままでは取り出せないようだ。右側のカウルカバーを外して余裕を作り、そ~っとボックスを取り外す。
これで、熱気避けのカバーに守られたダイレクトイグニッションがやっと顔を覗かせる。
手前がイグニッション
レンチは純正を。
さて、交換作業だ。
昔のバイク(?)と異なり、イグニッションコイルがプラグ毎にある隼は、まずプラグキャップに付けられたコネクタを外してやる必要がある。
その後キャップを引きぬく。上部からの作業なので力が入れ易く、簡単に引き抜く事ができた。
「プラグレンチだけは車載工具が一番!」というのが俺の持論である。
車種毎に形状が異なるプラグ周りだけに、純正で用意されている道具が一番ぴったりとくるのだ。
さて、初めてしげしげと見つめた(爆)隼の純正プラグレンチは、なかなかに凝った作りだった。
まず、途中で折れ曲がるようになっており、多少斜めからでも回せるようになっている。
しかも内部にはゴムのキャップが入っており、プラグを抜く時、あるいは新しいプラグをさし込む時、プラグレンチから外れないようになっているのだ。これはプラグが深い位置にある隼には非常に便利。いや、考えてあるよなぁ・・・
#それとも最近のバイクはみんなこうなのか?
曲がってるし、落ちないし。
プラグレンチにラチェットレンチをかけ、回す。うむ、さすがは新車(で買ったバイク)、簡単に回る。
よく、プラグを親の敵のように締めこんだバイクがあるが、こんなところでがんばっても何の得にもならない。ネジ山を潰す原因になるだけだと思う。#手で回ってしまうようなのも問題だが
外したプラグをチェック、4本共きれいなキツネ色に焼けている。バラつきも特に見当たらなかった。
さて、今回選んだプラグは、過去にハズレだった事のないNGKのVXだ。
流行りのイリジウムもちょっと考えたのだが、主として金銭的な理由によりパス。ま、コレは余裕ができた時のお楽しみにとっておこう。#何時になることやら・・・
コネクタを繋ぎ、簡単にエンジン始動チェックを行った後、各部を元へと戻す。
下手をすると2次エアを吸ってしまうスロットルとの接合部だけは慎重にチェックする。ゴムとプラスチックの結合場所だけに、一度失敗すると変な癖がつく可能性もあるのだ。
ホースとコネクタを元へ戻し、「折れ曲がりがち・・・」な燃料パイプに気をつけながらタンクをセットする。
確認しながらゆっくりとやって1時間ほどの作業、ま、こんなモンかなぁ?
チェック良し。
翌日、早速走行チェック。
ををっ、気のせいかエンジンの回りが軽いぞっ(笑)
極低速域のボコつきも見事に消え去っている。う~む、こりゃぁ交換して正解だわ。これなら燃料フィルターのバラしは、しばらく必要ないかもしれないな。 |