<2003年7月>
■ そろそろ2万kmなんですが。
リアブレーキのパッドを交換する。
純正のパッドはまだしばらくは使えそうなのだがあえて見切りを付ける。
というのもこの純正パッド、どうにも効きすぎるのだ。
V-Maxに乗りなれている俺はリアブレーキもよく使用する。MAXは「使えるものは全部使って」停まらなければならないからだ。
#他にもエンジンブレーキとか風圧ブレーキとか(笑)
ところが、同じような感覚で隼に乗ると、あっという間にリアタイヤがロックしてしまう。
下り坂の突っ込みでリアタイヤがにゅ~っと外へ出て行くのはどうにも心臓に悪い。
乗っている本人は結構慎重に操作しているつもりなのだが、やはり踏み方がラフすぎるのだろう。
乗り方を直す前にパーツに頼るというのは最近の俺の悪癖ではある。
「まぁパッドだけならさほど金額がかかるわけじゃないし…」などと自分に言い訳したりする(笑)
選んだのはD社の黒パッド(ハイパーパッド)
程よく効かな…価格と耐久性に優れた普及版のパッドである。
■ あっちもこっちも交換ですな。
それではと交換作業。
隼のリアキャリパーは下向きについている。この為パッドの交換作業が非常にやりにくい。
下手に小細工するよりキャリパーごと外してしまった方が楽そうだ。
「どうせリア回りをバラすならついでに…」と、今日はリアタイヤの交換、ブレーキホースの交換も同時に行うことにする。
#なにがどう"ついで"なんだか…
まずはホイールを外す。
相変わらず重たいリアホイールをえんやこらと取り外すと、「カラン…」と音をたててパーツが落ちる。
う~む、以前も外れたスプロケ側のスペーサーである。前と同様純正ボルトがどこかへ飛んでしまったようだ。
手持ちのボルトで留めなおすもののどうにも不安が残る。後でショップ聞いてみる事にしよう。
またここか…
キャリパーサポートとトルクロッドからキャリパー外し、ひっくり返してパッドを外す。
以前、某所にて「隼のリアパッドは固定方式が複雑怪奇」という噂を聞いていたのだが、実際見てみるとごく普通の取り付け方法であった。
きっと「キャリパーがサポートについたままだと交換が面倒」という意味だったのだろう。
外したパッドは残り1mmといったところ。予想通りもう少し使えそうではある。
ちょい気になったのはナナメ減りしている点。何か原因があるのだろうか?。
ナナメだよねぇ?
パッド裏につけられた鳴き止めの板は、何故か左右非対称の妙な形をしていた。
なにか理由があるはずなので、付ける時、前後を間違えないように注意しよう。
※今回、タッチの向上は目的としていないので、この板は外さない。
ざっと水洗いした後、ピストンを押し出し、洗剤と歯ブラシで磨く。
真っ黒に汚れていたピストンが金色に光っていくのは気持ちの良いものである。
金ピカになりました
満足するまで洗ったら乾燥。この間にタイヤ交換に行ってこよう。
ニュータイヤ(ブリヂストン BT010 190/50-17)の入ったホイール片手に帰宅したら作業再開。
ピストンには例によってシリコングリスを塗り、揉みながら戻す。
新パッドを板ヤスリで面取りして装着。うむ、よしよし。
どっこいせとホイールを取り付け、キャリパー装着。よしこれで完成…ではなく、ホースをステンメッシュに交換せねば。
手順はフロントの時と同様。ホースの取り回しも純正どおり。
リアブレーキタンク内のフルードは、1度も交換していなかったがさほどの汚れではなく一安心だった。
ホース取り付け後のエア抜きは…ありゃ、キャリパー側にエア抜きボルトが2本あるぞ?ま、試しに外側からやってみるか。
きこきことエアを抜き、内側のボルトからも同様にエア抜き。
ボルトから流れ出すフルードに空気の混入がなくなり、ブレーキペダルにかっちりとした感触が出たら完成である。
よ~し、これでしばらくはリア周りの心配をしなくて済むだろう。
新ブレーキの感触はを試せるのは・・・いつになるかなぁ?