<2005年10月>
■バラすといろいろわかります
涼しくなり、使う機会も増えるであろうArai GOTH
Tracker(フルフェイス)をしげしげと眺めてみる。
「そういえば、薄い頬パッドを探すのを忘れてたな…」
サーキットでの使用を考慮して買ったこのヘルメット。
以前書いたとおりMサイズ(57-58cm)で、俺が被るとかなりタイトだ。
サーキット用ならこのままでいい。筑波のバックストレートで風圧で動いてしまうヘルメットなど無用の長物でしかないからだ。
しかし、サーキットを走らなくなった今は主として冬の防寒用。
となれば、もう少しルーズフィットでも良いような気がしている。
長時間被ると耳がじわっと痛む事もあるし、走りながら歌を歌う(←をい)のには頬がきついのだ。
シェル(帽体)のサイズはぴったりなので、頬辺りだけ薄くすればもう少し楽になると思うのだが。
#いや、太ったとかそういうわけでは…
★
さて、よくしたもので、世間ではアライ純正で薄めの頬パッドというものが売られている。
Mサイズに付いているパッドは20mm厚。これの交換用として、15mmや10mmのものが用意されているのだ。
ところが当然ではあるがこのパッド、ヘルメットの種類により違いがある。
売れ筋商品ではないGOTH Trackerの交換用内装など地方のパーツ屋に置いてあるはずがないので、買うとなれば注文するしかない。
わざわざ頼むのも面倒だし、決して安くないし…と今まで放っておいたのだ。
★
「そろそろ買うかなぁ…」とヘルメットこねくり回す。
内装を引っ張り、ぱちんと頬パッドを外してみる。ふうん、こういう造りになっているんだ。
頬パッドは、発泡スチロールの型にスポンジが接着され、内装用のカバーで包まれている。
ところでこのスポンジ。よ~く見ると2枚重ねて張ってある。
「ふぅむ、って事は?」
元のスポンジの厚さは2枚で20mm、半分にすると10mm。
10mm厚の交換パッドがこれと同じつくりかどうかは判らないが、結果としては同じになったんじゃないだろうか?
剥がしてみると・・・これだけ薄くなりました。
さくさくと作業。左右を同じように処理してヘルメットへ取り付けてみる。
被ってみるとこれが良い。
今まで頬に掛かっていた圧力がなくなり、耳に当たる力も減っている。しかも帽体はそのままなので「緩く」はなっていないのだ。
う~む、これは良い方法を見つけたな…
実際に走ってもみたが、まったく問題はなし。
衝撃吸収体である発泡スチロールには手を加えていないから、安全面でも問題はないはず。
よし、これで交換パッド代の4千円が浮いたぞ…
#当然ですが、これも自己責任って事で。