☆ ツーリング紀行 ☆
SHINYA DAY参加記
<1998年10上旬頃のある日>
さあて、どんなもんでしょ?
福島県と山形県の県境「栗子国際スキー場」で開かれる<「SHINYA
DAY」に参加>する。 バイク雑誌「MrBike」から派生したこのイベントは年に数回開催され、今回で17回目(毎回開催場所は異なる)。実は第一回の時、参加するはずだったのだが仕事が入りキャンセル、以後参加できずにいた因縁のイベント(笑)である。 受付は16:00から。そんなに遠くないし(笑)ゆっくりと出発準備、久し振りに皮ジャンを引っ張り出す。天気予報によれば今日、明日共に快晴で雨の心配はいらないとの事、が、「何せシンヤディだしな・・・(*1)」。バックの中に雨具を詰め込む。(*1:晴れた事のない(?)イベントととして有名) しばらく走ってふと気づくと天気があやしい、さっきまであんなに晴れていた空が嘘のよう。安達太良高原付近からは急に空が暗くなる。前方に控える雲もなにやら不気味な様子「おいおい」と思っていたら・・・ポツポツと大粒の雨だ。そりゃあないでしょ!どこかで停まるか?と場所を探しているうちに・・・雨は止んでしまう。「???」通り雨だったのかな? 休憩、給油、昼食を兼ねて安積PAに入る。昼食は「トン汁定食(納豆付き)510円」何気に選んだのだが正解、普通のトン汁にご飯、納豆、海苔、漬物だがまずまずの味、しかも充分な量。決して小食ではない(笑)自分も満足満足。こういう定食が他のPAにもあればなあ・・・それとも探せば結構あるのかな? 地図によればここから現地までは約20km、山間部になるので途中買い物はできそうにないが時間はまだまだあるし、とりあえず現地まで行ってみようと国道13号を西へ向かう。道は良いけどトンネルが多いなあ、30分弱で「栗子国際スキー場」へ到着。 |
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時刻はまだ14:00前後、だが既に100台近いバイクが集まっている。駐車場に並ぶのは一癖も二癖もありそうなバイクばかり。これ見てるだけでも楽しそうだなあ・・・あとでゆっくり見学しよっと。 周囲を確認した後は一旦IC近くまで戻ってお買い物。ツマミ買ってパスタ買って、パスタソースは面倒なんで出来合いのレトルト物を買う。どうせ今日は酔っ払っちゃうんだし(爆)。酔い覚まし用のスポーツドリンクも一応買っておこうか? 買い物を済ませ、またまた同じ道を戻る。何か周囲を走るバイクの数も増えてきたような気がするなあ?受付開始の16:00ちょい前に現地へ再度到着。 ををっ、来てる来てる、怪しいバイクの群れだ(笑)スタッフの指示通り駐車場にバイクを停めてあたりの様子を伺う。 当然、来ているライダーの格好もそれなりだ。9割は皮ジャン、更に5割は皮パンツを履いた「上下皮」仕様、更に1割はいわゆる「バトルスーツ」(含む類似品)当然皆「看板」付き。自分のようなプレーンな(?)皮ジャンにジーンズってのは少数派、今日は日頃「目立つなあ・・・」って思ってたニー&シンパッド(奥多摩ツーリング記参照)着けてきたけど全然目立たないし。(というか溶け込んでるし(爆)) |
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黄色のバンダナ被ってぼ~っとしてるとRaidで博さん登場。このバンダナを目印に探していたらしい、よかったよかった。 早速途中でナンパ(笑)してきたらしく(モトパラダイス関東大会参加記参照)山梨から来たGPZ氏と一緒だ。 荷物抱えて受け付けを済ませテントサイトへ。この辺も通り雨があったようで砂利のサイトはちょっとマディ、泥の少ない場所を選んで設営を開始する。 と、「降ってきたぞぉ・・・」またまた雨、しかも大粒だ。「ひえ~」とテントの上にターフを張り、荷物を中に放り込む。う~む、やはりシンヤディだな(爆)。幸いにして雨はすぐ止んだけど地面は益々マディ、今夜テントサイトでの宴会はちょっと辛いかなぁ? 夕暮れ、ライトを点灯したバイクはまだまだ集まってくる。奥から埋まり始めたテントサイトも今では入り口付近までいっぱい、中には国道との境の茂みに張ってるテントもあるようだ。 前回のシンヤディにも参加した(会場が四国だったってえのに!)博さんが知り合いを見つけて引っ張ってくる。地元なんでちょっと寄るかも?って言ってたま~ぼ~さん(NIFTY
SERVE上で何度かお会いしている)もやってくる。 |
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酒瓶抱えた博さんは飛ばす飛ばす。ステージでロックバンドの演奏が始まると一番に飛び出していって踊る踊る。自称「1番に出来上がる男」(爆)の称号は伊達ではなかったようだ。 もっとも、周囲も尋常ではない。一瞬目立っていた博さんがすぐ埋没してしまったほどの盛り上がりようだ。 皮のジャケットが舞い踊る、無表情な馬の被り物も出現する、名物、会場中央の巨大な焚き火に火が入る。ロックのステージの合間には、これまた名物「パン食い競争(食パンを食べきれるかどうか)」が開催される。押し寄せる人波の中踊り狂う人々、飲め、食え、歌え!盛り上がりは最高潮、をを~!噂には聞いていたが、すごいぞ SHINYA DAY! ビールを飲み尽くし、では持ってきた酒を飲もうとま~ぼ~さんと一旦テントへ戻る。するとなにやらこちらへやってくる人影が・・・おっ博さんだぁ!イベントのスタッフらしい2人に抱えられる様にして戻ってくる。どうやら「ちょっと飲み過ぎ&踊り過ぎ」の様子、着ていた皮ジャンはどこへやら、白いTシャツ1枚の姿だ。 さあ、飲み直しだ!腰にバーボンを入れたボトルとカップを吊るした完全装備で巨大焚き火へ向かう。神奈川から一人で来たという男性、グースに乗るという若者、関西から来たZZR乗り、みんな初対面だがバイク話に花が咲く。う~む、やっぱりバイクは良いぞ、ステージではアームレスリング大会が大盛り上がり。夜空の雲もいつか流れ、星が瞬いている。周囲に人家はなし、大音量の演奏も心地よい、酔った胃袋に詰め込む屋台の芋煮鍋も絶品だぁ! 夜半、へろへろになってテントへたどり着く。酔った酔った食った食った。隣のテントの博さんを覗くと、顔色も戻ってきたみたいだし寝息も正常、よかったよかった。 |
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翌朝、5:30に起床する。こういう時眠くないのは何故なんだろう?博さん、ま~ぼ~さん、GPZ氏と起き出してくる。さすがに博さんは疲れが残っている様子だがとりあえずは大丈夫そうだ。 まずはお湯を沸かしてコーヒーを入れる、美味うま。朝食は買っておいたパスタ、ま~ぼ~さんがベーコンを炒め、博さんはご飯を炊く。どこからともなく現れたハンバーグにチーズを加えると、結構豪華じゃないか?この朝食。 食事を済ませ会場へ。昨夜の焚き火の残り火の周りは死屍累々、テント持って来なくてここで寝た人、酔いつぶれていたらしい人、濡れた靴下乾かしている人(笑)と様々だが、皆明るい顔をしている。 露天風呂へ入って酔いを覚ますと言う博さんと別れ駐車場へ。GPZ氏を見送った後は自分も出発だ。駐車場で出発を待っている他のバイクに手を挙げて挨拶し、道路へ出る。国道13号から東北道へ。未だ朝のせいだろう、空いている高速と素晴らしい天気、昨夜の名残か気分は爽快、ちょっとスピードを上げてみる。 |
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いやあ、楽しいイベントでした。いろんなバイクといろんなライダーが集まったのに皆紳士(&淑女)だし(笑)噂通りの「正しい集会」でしたね。これなら家族連れや女の子の参加が多いのも肯けるなあ。 次回はどこなんだろ?富士の天神山あたりだったら行っちゃおうかな?(笑) |
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<両日の走行距離=約240マイル=約384KM><本日の教訓=写真撮ってる暇もなし・・・>