☆ ツーリング紀行 ☆
四国ツーリング記
初めてです、バイクで本州脱出。
思う存分走り回ってきましたよ。
<1999年4月30日>
初日はフェリー
休みがとれた。何年ぶりかの7連休。これは行くしかないだろうと、最近バイク乗りの間で人気急上昇中の<四国ツーリング>に出かける事にする。 13:00、自宅を出る。四国まではフェリーを使うのだが、東京フェリー埠頭からの出航は19:00。栃木からとはいえどう考えても早過ぎる時間だが、あまりの晴天に待ちきれずに出発する。 東北道を一路南下、抜けるような青空と乾いた空気、皮ジャンのベンチレーションから流れ込む風が心地よい。この日の為にオイル交換したエンジンは快調そのもの、V4サウンドを響かせながら走行車線をゆっくりと走る。「あ~、気持ち良いぞぉ~」 こんな時は追い越し車線を吹っ飛んで行く四輪車もまったく気にならないから不思議なものだ。 東北道からちょい混みの首都高へ。湾岸線へ回り有明ICで降りればフェリー埠頭までは5分ほど。係員に案内されて四国は徳島行きの待ち合わせ場所へ進む。さすがに早く着きすぎたようで、バイクはまだ3台しかいない。 とりあえず受付へ向かう。予約は済んでるし、車検証を元にバイクの全長やら何やらを記入した用紙と料金を払えば手続きは終了。「バイクのヘッドライトに貼って下さいね」と「徳島」と書かれた紙(両面テープ付き)を渡される。 さて、搭乗までは時間があるし、「フェリーの中で食料を買うのは割高」との情報を得ていたので、一旦買出しに出発する。 さて、搭乗時刻だ。埠頭へ戻るとさすがにバイクの数は増えている。先ほどの紙をライトに貼ってっと。トラックやら乗用車やらも並んでいるけど搭乗はバイクが一番先、順にランプ(斜路)を登って船内へ入る。指定された場所にバイクを止めて(ギアは1速へ入れておく)荷物を降ろす。 バイクはタイダウンベルトで床に固定される。係の人にベルトを掛ける場所を指定する。ステアリングダンパーとかマフラーステーとかにフック掛けられたら大変だものね。(笑) なにはともあれ、「遅くなると混むぞぉ」と脅されていた(笑)風呂へ向かう。中は洗い場6人分に湯船は10人分といったところ、確かにこれは混んだら大変だわ。旅なれた長距離トラックの運転手さんたちに混じってゆっくりと風呂を楽しんだ後、寝間着替わりのスウェットに着替えて客室へ戻る。 両隣の席(というか場所)のご夫婦とライダーとどもどもと挨拶。やはり休暇を利用して四国を回る予定らしい。四国の情報を交換しながら雑談、なんとこのご夫妻、栃木県からだそうでご主人の勤め先は自分と同じ町内らしい、意外な出会いに話が弾む。 ほどなく出航、甲板から見えるお台場の夜景が綺麗だ。夜の食事は買ってきたおにぎり+船内で買ったカップラーメン、美味い物を食うのは四国上陸まで我慢しよう。 ごろ寝で就寝。夜半、ふと目が覚める。甲板へ出れば空に満月、暗い海に時折波が白く輝く。美しく、そして恐ろしくもある。ゆっくりと上下する甲板の上、しばし手すりに持たれて海を魅入る。さて、旅の始まりだ・・・ |
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<本日の走行距離=約100マイル=約160KM><本日の教訓=フェリーも良いものだ>