☆ ツーリング紀行 ☆
GW房総半島周遊(?)記
周遊ってのは、「周って遊ぶ」って事ですよねぇ(笑)
<2001年5月上旬>
9連休じゃありません。
今年も(待ちに待った)ゴールデンウィークがやってきた。 4日間では九州はおろか、四国へさえも不可能であろう。 思いついたのが「房総半島一周」である。 ともあれ、当時のような「ピュア」な自分を取り戻すツーリング(爆)が決定。天気予報によれば天候もそこそこ。どれ、んじゃ一発いってみましょうか。 初めが肝心。 当日9:00am、例によってキャンプ用品満載のV-Maxのエンジンに火を入れる。 V-Maxは先日「冬眠」から復活したばかり。エンジンオイル&デフオイルは新品。Fタイヤもほぼ新品で、前後のエア圧も確認済み。もちろん♪バッテリーはビンビンだぜっ♪である。 それにしても、9時というのはツーリングに出かけるには少々遅い時間である。 |
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海を目指して。
県道を使い、まずは茨城県の大洗市を目指す。 ツインリンク茂木横から笠間市、大洗町のちょい南で海沿いの国道51号へ出るのは「いつものルート」。 さあ、ここから先が本格的(?)な「房総半島」だ。一気に突入!・・・の前に・・・手近なファミリーレストランで昼飯を済ませておこう。人間、腹が減っていると碌な事がないのだ。 今回のツーリングのルートは、「海岸沿いを走る」が基本だ。陸地の形にしたがって房総半島を一周しようというのがミソ、千葉県は海岸沿いまで道路が整備されているので(地図上では)問題なさそう。早速国道126から県道30号「九十九里ビーチライン」へ入ってみよう。 九十九里浜沿いを走るこの県道は、ツーリングマップルによれば「海水浴シーズンを外せば国道126号より快適」…のはずだったのだが・・・ 渋滞渋滞また渋滞。 前が詰まる。渋滞である。 ずらりと並ぶ乗用車、その半分が家族連れ、残りの半分はサーファーである。多分・・・ イラつくのは渋滞ばかりではない。 2つほどのグループが通りすぎた後、今度は自分の後ろから1グループがやってきた。 一向に解消される気配のない渋滞に業を煮やし、九十九里町へ入ったところで、予定には無かった有料道路「九十九里道路」(210円)を使ってみる。 有料道路を降りる。と、思った通りの渋滞である。 国道128を南下。渋滞やまず。 |
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GW侮りがたし。
幸いにして、ツーリングマップルによると勝浦市付近にはキャンプ場が比較的多い。 国道沿いの1箇所目。 国道を離れ、県道を山へと上った2箇所目はとうとう見つからず。 更に山へ入った3箇所目。 細い林道を探して行った4箇所目。 道沿いの看板を当てにしていった5箇所目。 この時点で時刻は18:30。日も良い感じに落ちて綺麗な夕暮れだ。 |
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ネゴシエーター。
ダメ元で・・・と管理人室へ飛び込んでみる。 交渉成立。 場所が決まればとりあえずは買いだし。何しろキャンプ場を探すのに手一杯で、夕食の用意を一切していなかったのだ。 暗闇のキャンプ泊。 さて、キャンプ場へと戻ったら、バイクを停める場所を確保しなければならない。 管理人氏に指定されたのは、キャンプ場奥のテント近くの場所。 一番端、テントすれすれの比較的路面の良い場所を選んで、1速アイドリングでゆっくりと走る。 バイクを停め、サイドスタンド下に石を敷き安定を確認。幸いこの奥の場所の路面はしっかりとしており、バイクが倒れてしまう心配はなさそうだ。 荷物を降ろしてテント設営。思ったとおり、テーブルは大変に重宝した。 日付の変った頃就寝。山間の為か、かなり冷え込む気温にトレーナーを着込んで寝袋に潜り込む。 <本日の走行距離=約220マイル=約352KM> |
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MUDMAX!
翌日、8時起床。 キャンプにしてはゆっくりの起床である。本来は昨日のこともあるので早めに行動を始めたかったのだが、オートキャンプ場の一番奥で、朝早くから爆音を轟かせる気には到底なれなかったのだ。 軽い食事の後に地図とニラメッコ。今日のルートを確認した後、テントを畳んでV-Maxに積み込む。 さて、出発だ。 慎重に走る。ギアは1速、回転はアイドリング。 後輪はすっぽりわだちにハマっている。前輪は何故か左手の芝生の上だ。 いい歳をした大型二輪ライダーとしては、バイクの立ち往生だけはなんとしても避けなければならない。 リアタイヤは正面を向いている。車体は左を向いている。前輪は右を向いている。 苦闘の50mが過ぎる。 出口の管理人室で帰りの挨拶、「いや、泥が凄いですねェ」などと軽口を叩いてみる。 |
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やっとツーリングらしさが。
キャンプ場を離れ、一旦山を登り、県道81号を海へと下る。 ここは道は狭いが気持ちの良いワィンディングだ。何より交通量が少ないのが有りがたい。 海沿いの国道128へ合流。最初のガソリンスタンドで早速給油&洗車を行う。 朝の国道は、昨日の渋滞が嘘のように快適に流れている。 そのまま128号を進む。 渋滞がないと気持ちも和らぐものだ。外房黒潮ラインではステップに立ちあがって海を眺め、県道297では海岸でちょっと休憩。よしよし、やっとツーリングらしくなってきたぞぉ。 国道は410号へと変る。道路の向きが南から西へ変れば、房総半島の端が近づいてきた証。白浜町の野島崎灯台が一番の先端と言う事になるのだろう。 実に快適に流れている房総フラワーラインを抜けるとそこはもう内房。国道を避けて海沿いの名もない道をぽこぽこと走る。 |
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もう諦めました。
館山市を抜ける手前、国道127号への合流地点手前で遅めの昼食を取る。もちろん、ここで食うのは魚しかない。 さぁ、午後はどんな感じかな?と思って店を出ると・・・やはり渋滞が始まっていた(泣) またもや延々と続く車の列。 皮肉にも、道路が片側2車線になったのは館山自動車道木更津南ICの直前であった。そう、既に下道で帰る気はまったくなくなっていたのだ。 がらがらに空いている館山自動車道を飛ばす。それはもう、これまでの鬱憤を晴らすかのように飛ばす。 東北道へ入ってしまえばこっちのもの。隼と違って「鬼のような安心感」という訳には行かないが、それでも四輪をかいくぐりながら快走する。 18時帰宅。 <本日の走行距離=約240マイル=約384km(内高速200km)> まとめてみたり。 それにしても今回はしてやられた。 |
<2日間の走行距離=約460マイル=約736km><今回の教訓=渋滞は苦手じゃ・・・>