<2010年7月>
■今年もこの季節がやってまいりました。
毎年恒例餃子オフ。
数を数えて今年でなんと10回目。年に1回のイベントが10回目ということは…まぁそれなりの年月続いているというわけでして。
いや、それにしてもこんな田舎の個人イベントに参加してくれる人がいるというのは本当にありがたいことですな。(感謝感謝)
ここしばらく7月の3連休(海の日がらみ)に実施していたのだけれど、毎回「梅雨あけるかなー」の心配をしている。
なので今回は早々と「7月の最終土曜日にやるぜぃ」と宣言してみた。
案の定、常連連中からは「そんな日に行けるかっ!」なメールが次々と届く。ま、夏休みだし月末だしねぇ。
#でも実は、このオフをはじめた頃は「7月最終週」がデフォだったのだよ…
「こりゃ久しぶりに少ない台数で開催か?」と思っていたのだけれど、蓋を開けてみると24台という大所帯になる。
それだけ初参加の方が多かったということ。いや本当にありがたいことです。
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当日朝、自宅前での暖機の時間を使って体を伸ばす。いや、歳とると体が硬くてさ(笑)
天気は良好…というか、今年の梅雨明け後のデフォルトでかなり暑い。
宇都宮の予想最高気温はなんと35度、今日走る山の上は多少は涼しいだろうけど、それなりの覚悟は必要だろう。
空には既にその兆候が
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それっと出発。自宅から集合場所までは30分程だ。
実はその集合場所も今回から変更した。いや、やっぱ20台以上のバイクが集まるとなるとかなり広い場所が必要になるわけですよ。
#にしても、まさか今まで使ってた場所が手狭になるほどの台数が集まるようになるとはねぇ…
集合場所の駐車場にVMAXを停め、朝飯におにぎりを齧る。
朝だってぇのにホント暑いな。移動途中に飲む用のお茶を忘れずに買っておかないと。
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集合時間の30分前あたりから参加者が集まり始める。
毎度の人には毎度と声をかけ、お初の方に「そうです私がAk!rAです」と挨拶する。
時間には23台のバイクが揃う(遅刻宣言済みの1台を除く)軽く挨拶したあとは…「ま、とりあえず走り出しましょ」
まこれはだ半分くらいかな?
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出発時にベテランの立ちゴケ、最後尾の1台がミスコースというサプライズはあったものの、「いつものコース」へと繰り出す23台。
「昨年より少ないので大丈夫かな?」とも思っていた後方確認は、決してそんな甘いものではなかった。
連なる23台のバイクの最後尾など先頭から見えるはずもない。見通しの良い場所で「ひぃふぅみぃ…」と数えてはみたが諦める。よし、後ろは任せたよろしく頼むねー>常連各位。
残念なのは車載用の雲台を紛失してしまい、今回は車載動画の撮影ができないことだ。
いつものご挨拶動画も手撮りなのでスピード感に欠ける。「くっそー、もう少し早く気づいてれば買っておいたんだけどなー」(前日の夜に気づいてもねぇ…)
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曲がるポイント毎に隊列を整えながら走る。
いつものコースは完全な田舎道。いつもはほぼ貸切り状態で、道を横切るイタチとか昼寝しているシマヘビに気をつければ良い程度なのだけれど、今日は夏休みに入ったせいか若干の交通量がある。ま、安全第一で行きましょう。
足慣らしである「国道へ出るまでの極細道」は、昨日来の雨で少しだけ荒れていた。
「少しだけ」と言いつつも路肩には多数の砂。まぁこの道は通年こんな感じなのだけど。
でも木漏れ日は綺麗だし、なによりここ走っておくと、次のもみじラインが素晴らしく走りやすく感じるんだよね(笑)
信号ゼロなんで気楽です
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国道前で隊列を整えて、メインステージでもある「日塩もみじライン」へと突入。さぁ遠慮なく行っちゃってくださいっ!
後ろから同じVMAXに追われてペースを上げる(笑)
気をつけていたのだけれど時折りパキンとステップを摺る。
「うー、交換したけどやっぱ擦っちゃうのかー、もう少し何か考えようかな…」(←まず走り方を変えましょう)
頂上の広場まではあっという間だった。
駐車場にバイクを停めて、初めてのちゃんとした休憩をとる。
日陰がありがたいですねぇ
(撮影:SALMON氏)
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「さて、落ち着いたら写真撮影会やりますよー」
これまた最近の恒例、SALMON氏によるコーナー写真撮影会。なにを隠そうここで撮った写真をプロフィール画像等に使っている人って、実は結構多いんだよね。
撮影会の場所までは峠をちょい戻らなくてはならない。
そこまで走って気づく、2、3台後ろから先が付いてきていないのだ。
あれれと止まると、最後尾の方が「そういえば1台後ろのバイクがコーナーで妙に膨らんでいたような…」。んじゃちょい戻ってみますかね。
それっと戻ると、やはり転倒だった。
不幸中の幸いは、単独転倒で乗り手も無傷だったこと。いや、ウエアのプロテクタってホント重要ですよ。
#俺のとき同様、膝カップと肘パッドにはぞっとするような傷が付いていた。
待っていた他のメンバーと共に広場にバイクを移し、大補修大会が始る。
これだけ人数がいると、工具も部品も出てくるわ出てくるわ。
ステーが折れたウインカーは配線を引きなおされ、リアブレーキは補修され、削れた部品はガムテープで復元。ほぉら走れるようになりましたっと。
#いつもなら俺が工具持って行くんだけど、今回は北海道ツーリングに備えてセローに積んじゃってたんだよな…助けてくれた皆ありがとう(謝)
何しろ場慣れした人が多くてですね
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「残念だけどここからゆっくり帰ります」というオーナーを励まし見送る。気をつけて帰ってくださいね。
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「さぁ飯だ!」と山を下る。(撮影会はパス)
料金所で「おっちゃん21台分ねっ!」とやって驚かれるのも毎年恒例だ。(離脱2台)
昼飯はいつもの蕎麦屋でいつもの蕎麦とテンプラ盛り。
今年は蕎麦の量がちょい少なかったかも。ま、あと3~4時間もすれば餃子ですからそれまで我慢してくださいな。
例によって蕎麦屋を占領
一升蕎麦も少なく見えますな
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「喰ったどー」と出発。さぁ、去年は時間切れで行けなかった「藤堂塾ピストンコース」へ行くぞー!
久しぶりに来たこのコース、結果的に今日はここが一番気持ちよく走れた。
交通量はゼロ。走る車は我々の他にはまったくなし。
コースは、路肩から夏草が伸びてはいるものの見通しは悪くない。路面は綺麗だしきっちり2車線ある。天気は上々と申し分なし。
嬉々として上る。「あー、でも調子に乗るとやっぱ擦るなぁ、ステップ…」
頂上手前の駐車場で記念撮影。
ばっちり青空…とは行かなかったけれど、綺麗に撮っていただきました。
#というか、ばっちり青空だったら暑くて死んでたかも。
いぇ~い(旧)
(撮影:SALMON氏)
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塩原温泉を抜け、「航続距離短い組」(←全体の半数近くを占める。車種は言わずもがな。)が給油。
一旦山へ上り、裏道へ入る。
それっとペースを上げて…あ、なんか路面が濡れてるぞ?
どうやらこの辺り、ほんの少し前に雨が降ったようだ。
天気は悪くないのだが、そういえば局地的に嫌な雲が出ていたような気がしないでもない。
高い気温で日向はすでに乾いているが、日陰はじっとりと濡れている。うむ、なら落ち着いて走るとしましょうか。
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山間のワィンディング、乾いたレコードラインを狙って走る。
一旦集合後、毎度お馴染み「イニシャルDコース」へと突入、こちらの路面も濡れたり乾いたりと忙しい。
うりゃうりゃ走ってトンネル(←一番の危険箇所)を抜け、コークスクリューを駆け上がる。
山を越え、道が下りになってからは、ほぼ全面ウエットとなる。(←林間なので乾きにくい)
ヘルメットの中で「絶対に転べない戦いがそこにはある!」と呟きながら慎重に下る。
#そうそう、急な斜面の途中で停まる時って立ちゴケしやすいから要注意ですよ!(謎)
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その先、いつもSS(スペシャルステージ)にしているコースにはキャンプ場がある。
今は丁度夏休み、路面も怪しいし今日はゆっくり行くとしますかね。
駐車場で久しぶりの休憩タイム。そうそう、去年はここで大雨に降られたんだよな。
今年はゆっくりできました
(撮影:SALMON氏)
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あとはまっすぐ餃子屋まで。
去年分離してしまった隊列も、今年は全台揃って走ることが出来た。交代で後方サポートしてくれた諸氏には感謝感謝だ。
餃子屋への到着は17時。むー結構いいぺースで走ってきたはずなんだけど、予定よりちょい遅れたな。
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エアコンの効いた部屋で餃子を食う21人(←途中離脱とか途中参加とか)
ほら、蕎麦の物足りなさはここで埋まったでしょ(笑)
食うぞ~!お~!
(撮影:SALMON氏)
お約束画像
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餃子臭い息を吐きながら、18時前解散。
「えー、家に着くまでがツーリングですのでー」(←これまたお約束)
三々五々、散っていくバイクに手を振り見送る。
「いやお疲れ様でした&ありがとうございました。これに懲りずに(?)またよろしくです」
皆を送ってさてと出発。
「これから帰って風呂入って電車が…ふひー、餃子オフ夜の部に間に合わせるには頑張って走らないと~」
お疲れ様でした~
(撮影:SALMON氏)
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