■ 気にしてないとはいいつつも
セローのタンクを交換する。
購入時に既に凹んでいたタンク。
目立たない場所だし、乗っていて気になるわけでもない。もちろん実用上の問題も無い。
特に交換する必要は感じなかったのだが、ヤフオクで同型の中古タンクが安く手に入ったとなれば話は別だよねぇ…
#つまり結構気にしていたらしい。
ガエルネのステッカーで隠した凹み(隠れてないけど)
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タンクの交換などちょちょいのちょい…のはずが、取り掛かるまでに結構手間を食う。
まずはこれ、ガソリン。
ガレージ保管時には満タンがデフォルトになっているうちのバイク達。
当然セローもたっぷり10Lが入っている。
「そんなの走ってくればすぐ減るじゃん!」って、確かにそう思って初乗りに出かけてみたのだが。
半日かけて走った距離はたったの180km。
いや、普通の道を(ガソリン減らす為だけに)ただ走るのなら200でも300でもいけるのだろうが、せっかくセローで走るならやっぱダートを走りたいじゃないですか先生!【←誰?】
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「んでもまぁ、燃費を30Km/Lとすると使ったのが6Lで残り4Lか…ならキャンプ用ガソリンの空き缶でいけるな」
ごそごそと作業開始。
サイドカバー外してシート外してガソリンコックフリーにして…まではキャブOH時と同様。
タンクの固定ボルトもまた同様に外す。
さて、それではタンクに残ったガソリンを抜こう。
空き缶を台に乗せて高さをあわせ、コックに適当なホースを繋いで「RES」に。
どぼどぼ出てくるガソリンを受けて…うわぁい、なんでこんなに入っているんだよっ!
4Lの空き缶からあふれ出すガソリン。
どうやらあれだけぶん回して走ったのに燃費は30Km/Lを超えていたようである。
急遽、棚の奥から500ccの空き缶を探し出して入れ替え。
「やれやれ、燃費がいいのも考え物だな…」(←そんなことはありません)
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さて、「RES」で簡単に抜けきると思っていたガソリンだが、流れが止まった後タンクを振ってみるとまだかなりの量が残っている気配がする。
タンクを傾けたり回したり。
ちょろちょろ出てくるガソリンを完全に抜くべくひねくりまわす。
「ふぅん、結構面倒なものなんだな…ガソリン内の不純物とか水分対策の意味もあるのかな?」
一通り抜けたら、燃料ストレーナ(?)の取り外し。
「固着してたらどうしよう?」と心配していたのだが、固定用のプラスネジは簡単に回ってくれた。
簡単すぎて逆に心配になる。
「いいんだろうか?ここからガソリン漏れたら火達磨になっちゃうんだけど?」
意外に簡単に外れました。
(左側の透明チューブはガソリン抜き用)
タンクキャップは分離式なので弄る必要なし。
ボルト4本で左右のシュラウドを外せば準備完了・・・っとっと、サイドカバーのゴム受けも外さないといけないな。
ま、これの傷は仕方ないでしょう
シュラウドとゴムを新タンクに移設。
ストレーナはオイルリングに気休めのシリコングリスを塗ってちょい固めに締める。
#本当はOリングの交換が必要(←買い忘れ)
タンクを付けて燃料コック付けて、ガソリンを戻す。
コックON、ガソリン漏れ無し。
エンジン始動、ガソリン漏れ無し。
よぉし、OKだ。
外装を着けた後、テスト走行を兼ねて近所のスタンドまで走り、満タン給油。
これで作業は全て終了となる。
タンクを換えたとはいえ、見た目ほとんど変わらないセロー。
ま、今回は完全に自己満足だからいいけどね。
#そうだ、古いタンクに薄めたオイル入れて振って、錆止めに中をコーティングしておかないといけないよな…