■ こんなところから漏れてます。
オイル漏れといえば以前書いたここ。そしてもちろんそれ以外にもある。
買った時から「じわり滲み」していたのがシリンダ(トップ画像○印)からのオイル漏れ。これが最近大きくなってきた。
気づくとクランクケースの上に垂れた跡があるし、信号待ちしているとオイルが焼ける匂いが鼻につく。
これまた一度チェックしておいたほうが良いだろう。
最近は指につくほどに
ボルトから漏れているのなら、まずやることはとにかく増し締め。
ところがこの漏れている箇所のボルト、すぐ上にシリンダのフィンがあってヘキサレンチが入らない。
「おかしいなぁ?なんでこんな造りになってるのかなぁ?」
あれこれ調べて判る。
なんのことはない、このフィンはカムチェーンカバーについていたのだ。(つまり外せるということ)
★
そうかと判れば作業開始。
まずは周囲をCRC556で清掃。
カムチェーンカバーは2本の+ネジで留まっている。いかにもナメそうなので慎重に・・・と思っていたが、それほど苦労せずに外す事が出来た。
ふうん、焼きついたりしてないんだ・・・
カバーをそっと外す。
中はなるほどカムチェーン。サビや汚れは無く一安心。
外れました。
#本当はタンク外してからやるべきなんだろうな・・・
さぁてこれでボルトに工具を・・・というところで気づく。
先のボルトはシリンダの固定用なので、どうやらオイルは回っていなさそう、となるとどこから漏れてるんだ?
なんとなく、外したカムカバーの隙間から漏れており、それがボルトへ伝っていったように思える。
ボルトはガチガチで緩みは無し。
対してカムカバーは、内側のOリングがぺったりと潰れていてあまり機能していなさそう。
「やっぱこっちが本命かぁ?」
エンジン側とカバー側、双方の汚れを綺麗に拭き取る。
Oリングは一度外してしげしげと眺め、ひっくり返して付け直す。「ま、おまじないおまじない・・・」
再取り付けの締め付けトルクは程々に。
緩みによる漏れも怖いが、ネジ切ってしまうほうがもっと始末が悪いのだ。
エンジンを始動してチェック。
とりあえずは大丈夫そうだが、実際のところは走ってみないとわからないだろう。
「ま、どちらにしてもOリングは交換しておいたほうが良さそうだなぁ・・・」
#他のゴムパーツもみておかないと。