YAMAHA VMAX 1700 (VMX17)

☆ メンテナンス編 ☆

ギア・デフオイル漏れ記

 その1   その2   その3 


<2010年2月>その1

  初のトラブルらしいトラブルです。

 今年の1月のブログに書いた通り、VMAXのドライブシャフトギアボックスからのオイル漏れが見つかった。

 その後の経緯はそれぞれblogやツーレポに書いているのだけれど、今後を考え、メンテナンス編(つまりここ)へまとめておくとしよう。
 
 

 タイトルをどうするかずいぶん悩みました。
 
 というのは、ご存知のとおりシャフトドライブとはいえ二輪車のリアは「デフ=ディファレンシャルギア」ではないんですよね。

※左右の回転差を吸収・振分けするのがデフ。
 リアホイールが1つしかない二輪車では、単に回転方向を90度変更するだけなのでデフではない。

 ヤマハのパーツリストでも、部品名は「リヤアクスルギアケース」になっていますし、使うオイルは「ドライブシャフトオイル」になっています。

 ですが「ギア」とすると「ミッション」と誤解される可能性がありますし、「デフ」の方が通りが良い(一般的)んですよね。

 なのでこのコンテンツでは「ギア・デフオイル」と記載させて頂きます。
 
 

 これまでの状況はこんな感じ↓

新車購入が2009年5月、同6月の1000km点検でギア・デフオイル交換(ショップによる)
  以後半年間問題無し。

■(1) 2010年1月、走行後気づく。
・量はギアボックスを伝って路面に垂れるくらい。
・気温:5度前後?
・走行距離:100km
・走行ペース:一般道のみ。~2.0IS程度(IS=IppanSeigen:意訳)

同月、同様の状況で200km程走るが再発せず。

■(2) 2010年1月、再発。
・量は前回より少量。
・気温:8度前後?
・走行距離:100km
・走行ペース:一般道のみ。~2.0IS

■(3) 2010年2月、再発。
・量は初回以上か?
・気温:5~10度
・走行距離:400km
・走行ペース:ほぼ高速道路。~1.5KS程度

 上記(1)の後、キャップを外して確認するも「どこから漏れたか?」は不明。
※キャップは外せたが、本当の「ギアオイルボルト」は外せなかった。

 2010年の2月にショップへ点検依頼

 現時点では漏れた原因は不明とのこと。
 ギア・デフオイルの入れすぎ等ではなさそうとのこと。
 漏れた場所は、キャップボルト(8mm)とキャップ(樹脂製)の間ではないか?とのこと。
 メーカー(ヤマハ)へ報告・問い合せるとのこと。
 ギア・デフオイルを新品へ交換。

…と、ここまでが現状(2010/2)

 今後、現象のその後やショップ・メーカーからの回答等につき更新していこうと思う。



<2010年3月>その2

  回答きました。

 某日、ショップ経由でメーカー(ヤマハ)側の回答をもらう。
 要約するとこんな感じ。

・ギアボックスは大気開放(意訳)なので、物理的な漏れる可能性はある。
・だが、通常の走行中に漏れる事はない。(#そういえば転倒したらどうなるんだろ?)
・他の車両からの報告はまだない。

 つまりまぁ「そんなはずはないんだけどなぁ・・・」という感じだ(笑)

 ショップ側の話としては前回同様、

・パーツの組間違い(組み忘れ)は無い。
・オイル量も適正だった。

 というわけで、「よくわかりません!」というのが現状だ。

 で、その後別ルート(謎…というか非公式にという事ですな)で情報を頂く。
 「ギアオイルを入れすぎるとそんな感じになるかもよ?」というのがその内容だ。

 「う~ん、そうだよなぁ、それくらいしか考えられないんだよなぁ…」

 いずれにせよ「何故半年も経ってから急に漏れ(溢れ)たか?」に関しては相変わらず原因不明。
 現在は小康状態(?)を保っているが、今後も観察して行こうと思う。
 



<2012年1月>その3

  去年は大丈夫だった・・・はず

■(4) 2012年1月、再発。
・量は前回と同様くらい?
・気温:5度前後?
・走行距離:200km
・走行ペース:一般道のみ。~2.0IS

 しかしまぁ、なんで1月に某ライコランドへ出かけると再発するんだろう?(笑)

 ともあれ、やはり「寒い」が影響しているのは間違いない様子。
 そろそろショップをあてにするのはヤメて、自分で検証してみようかと思ったり。
 

※2013/5 完結編できました



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