知ってますか?なんちゃってノロジー
ついでにアーシングも施してみました。
田舎だと材料がなかなか・・・
過日、友人より連絡が入る。
「ノロジー・ホットワイヤー」という製品をご存知だろうか?これはいわゆるプラグケーブル(&キャップ)なのだが、ケーブルの周囲を網線で囲み、その効果(コンデンサーがどうとかこうとか…)により、より強い点火が得られるという能書きの製品なのだ。
ところで、その「アース効果」だけに限って言えば、素人工作でもそこそこの効果が得られるようなのである。
適用するのはもちろんV-Max。製造後10年を過ぎた電気系はさすがにちょっとくたびれ気味。プラグケーブルは一度交換したし、ジェネレータ端子も磨いた。他にもあれこれ手をかけてはいるものの歳相応の感は否めない。さて、多少なりとも効果が出れば良いのだが。 |
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んでは作りますか。
その1:プラグケーブルを外す これは比較的簡単である。後ろバンクのプラグケーブルは、シートを外し、コネクタを緩めるだけでOKである。
外したプラグケーブルをチェック、ケーブルは交換してさほど経っていないのできれいなもの、キャップは・・・さすがにちょっとくたびれ気味、そろそろ交換時期か? その2:プラグケーブルノロジー化 まずは網線。これはプラグケーブルより太くて導体ならなんでも良いのだが、できるだけ網の目の細かいものの方がよいらしい。
網線の途中、適当な位置にボールペン等で穴を空け、そこへプラグケーブルを差し込み、位置を固定する。
位置が決まったら、網線の上に熱収縮チューブを巻き、ライター等(今回はハンダゴテを使用)で熱を加えて密着させる。
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ケーブル装着。
さあ、組み込もう。
さて、プラグケーブル網線の端子がぶらぶらとしている。これをアースしなければ意味がない。
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その効果やいかに?
どれどれとエンジンをかけてみる。
残念な事に今回はここまでで時間切れ。
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ちょいと予定を変更して。
・・・と言う訳で、その続き。 さて、秋のイベント続きでメンテの進まなかったV-Maxだが、実は先日のHOTDOG便乗キャンプオフの帰り、雨の中で失火をおこすというトラブルが発生した。 アイドリングは大丈夫だが、加速しようとするとトルクが感じられない。2気筒か3気筒にでもなってしまったような症状は、一昨年の「四国ツーリング」の雨中走行の時とまったく同じである。プラグケーブルを交換して一度は収まったのだが、どうやら別の箇所でのリークが始まってしまったようだ。
このプラグキャップ、前回書いた通り、10年以上使っているだけに見た目からして相当にくたびれている。
購入したのは「NGKレーシングプラグキャップ&ケーブル」
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NGKレーシングケーブル(ストレートタイプ) & NGK BCPR8EVX |
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なんちゃって移殖。
せっかく作った「なんちゃってノロジー」は、もちろん移殖しよう。 旧プラグケーブルを外し、前回作成した網線を取り外す。
ケーブルに編み線をセットして熱収縮チューブを被せるまでは前回と同様。「この上にカバーを・・・」と思ったのだが、太さがぎりぎりなのでうまく被せることができない。ちょっと考えて、ハンドルグリップを取りつける時の要領でブレーキクリーナーをかけてみたらするりと入っていった。うむ、頭は使うためにあるのだな。 取り付けも前回と同様。
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おまけにアーシングを
さて、せっかくプラグ周りを一新するのだ。今回は更にアーシングを施してみよう。 <アーシングシステム能書き>
では、何故そんな配線になっているのだろう?
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とにかくやってみましょう。
というわけで、早速ケーブルを這わせてみる。 配線図をチェックすると分かるのだが、バッテリーの~端子とフレームは既に繋がれている場合が多い。(V-Maxも同様)
なんの難しいこともいらない、これでアーシングが完了である。 <余談>
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そしてそして、その効果やいかに?
外装を戻してエンジンを始動。近所をぐるぐると回ってみる。 ををっ、力強いぃ~っ!
う~む、こりゃぁ手間暇(&お金)掛けた価値はあったなぁ。 効果の要因が「なんちゃってノロジー」なのか「アーシング」なのか「新品プラグ&ケーブル」なのかは不明だが、これだけ良くなればもうそれはどうでも良いことだ。
ちなみにこのなんちゃってノロジー&アーシング、点火が強くなる分、プラグとバッテリーへの負荷も増大するとの事だ。(早い話が寿命が短くなる)
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