■ これも直しましょう
北海道ツーリングから無事生還。
その名残り(?)であちこちメンテ中のV-Maxだが、見た目気になる事にハンドルグリップの減りがある。
これまで好きで使ってきた所謂「TZタイプ」のグリップラバーだが、握る場所が磨り減り、単なるゴム板と化している場所もある。
これはそろそろ交換だな…
磨り減ってますな
んじゃグリップを交換…と考えていて思いついたのがハンドルバーである。
以前交換したとき、ハンドルを切りすぎて、グリップは左右でズレてるわマスターシリンダは取り付けられないわと散々苦労をした。
現在はそれなりに誤魔化して(?)使っているものの、いい機会でもある。グリップと一緒にハンドルバーも交換してしまおう。
さて前回は、純正より「少し高く」「少し狭く」する事を目的として交換した。
今もそのハンドルの位置自体に不満はない。
今回は、高さや幅ではなく、「スイッチボックスやレバー(マスタシリンダ)の取り付け位置の調整幅を大きく」を主目的としよう。
となると、探すハンドルのスペックはこんな感じだろうか?
1.高さは100mm前後。
2.幅(長さ)は680mm前後。
3.ハンドルの直線部が極力長いもの。
4.但し、ハンドル取り付け部の長さもそれなりに確保されているもの。
1と2はともかく、3と4を両方満たすのは難しそうである。
ハンドルクランプが一体型のV-Maxは、4にそれなりの長さが必要なのだ。
#普通のバーハンドル車のように、2本のクランプで固定されるならぎりぎりの幅でも良いのだが。
★
車種別で、純正より「ちょい上げ・ちょい手前」のハンドルバーが売られているのだ。
もちろんホース、ワイヤーの類は交換不要。
「今より少しだけ楽にしたい」という人向けの親切設計。もちろんV-Max用もラインナップされている。
う~ん、前に俺が探した時にこのバーが売られていればなぁ…
さて、それではこのV-Max用を…買わないのが俺の俺たる所以である(天邪鬼とも言う)
せっかくいろいろな種類が売られているのだ。書かれているスペックを見ながら、より目的に合うものを探してみよう。
んじゃ他のメーカー用はとあれこれ探すと、幅680、高さは(V-Maxの)純正並、直線長めで取付け部がそこそこというものが見つかった。
これはホンダのCB1300(旧型)のもの。
一番良いのは、絞り角がV-Maxの純正より5度ほど浅い事だ。
これなら今使っているHARDY同様、フラットな感じが出るに違いない。
「よぉし!」と購入。あ、そうそう、本来の目的であるグリップラバーも買わないとな。
★
もちろん、今回は幅が希望通りなのでハンドルを切ることはない。
をっと、忘れるところだった。今のハンドルについているブレースバーを移植してやらないともったいない。
作業の詳細は……前回と同じなので略
上:旧、下:新 ブレースバーは移植しました
★
どれどれとポジション合わせをすると…「ん?高いか?」
思っていたより高く感じる。前のハンドルより少し上がっているのだろうか?
もちろんホース、ケーブルに影響は無いのでさほどの差ではないのだが。
★
感想は…「うん、いいんじゃない?」
慣れると高さはまったく気にならない。
幅も絞り角も実に普通。違和感を感じることはない。
これは成功と考えて良いだろう。
これからのツーリングシーズン、走るのが楽しくなりそうだ。
#後は…ギアかクラッチだな…