☆ ツーリング紀行 ☆
ソロ林道探索記


そろそろ山も白くなりつつあります 
 


<2006年11月>

出かけるつもりは無かったんですが
 

 「勤労を感謝する日」らしいので1日中寝ていようかと思っていた休日。
 
 ところが、購入したブーツが前夜に届いてしまう。
 「むー、これは試乗にいかねばなりませんな」

 天気予報は曇りのち雨だったが、朝の天候は悪くない。
 微妙といえば微妙だが、ま、怪しくなったら帰ってくればいいさ。

 セロー始動。
 やっとこの車両の癖がわかってきて、セル一発で始動となる。

 さて、ところで今日はどこへ行こう?
 天気はいま一つ。ブーツのお試しだし遠くへ行くつもりはない。一人だからあまりリスクも犯したくない。
 よし、なら前回にょろさんに連れて行ってもらったあの林道へもう一度行ってみるか。

 ちゃっちゃと走り、うらうらと林道へ突入する。
 ブーツもなかなか調子よくて…というのは別のコンテンツにて。

 林道はこの前よりちょいと荒れていた。
 昨夜の雨のせいだろうか?例の路面の溝はより深くなり、転がっている石もなんとなく前回より多い気がする。
 紅葉はほぼ終わり。路肩は相変わらず落ち葉でいっぱいだ。

 前回同様、いろいろと試しながら走る。
 今日は何かあっても助けてくれる人がいない一人なので無理はしない。何より俺は初心者だしねぇ。

…とはいっても、ついついスケベ心が出てしまうのが俺の悪いところ。

 この前とは違う枝道へと入り込み、えんやこらさっさと坂を上る。
 案の定行き止まりになった広場で小休止。あ、なんか天気が凄く良くなってきたぞ…

 何時の間にやら雲が流れ、見事な青空が広がっていた。
 気温は低いし風はあるが、ぽかぽかとした日差しが気持ち良い。
 立ち止まるだけと思ったけど、せっかくだから小休止するか。


あ~、良い天気だねぇ…

 コンビニで買っておいた缶コーヒーとパンを引っ張り出す。

 聞こえのは風で揺れる木々の音だけ。トンビが一羽、ゆっくりと空を舞っている。
 うう、静かだ。静かすぎてちょいと怖い。そういえばここ、熊とか出ないだろうな?

 うひゃうひゃと本線へと戻る。

 次は道を外れて川ベリ(林道に並行して川が流れている)へ。

 川へ降りるには結構な段差があるのだが、なんの苦労も無く降りられた。
 苔むした岩の川べりも何の問題も無く走ることができる。いや、やっぱ凄いよこのバイク。


川べりまでがんがん降りられます
 

 林道本線の終点近くで、また違う枝道へと入ってみる。
 「を、荒れた枝道だなぁ…」

 ところが、そのごろごろとした岩場を抜けると急に道が良くなった。
 
 もちろん未舗装のダートだがフラット、実に走りやすい。
 それっと坂を上りきると…「あ、凄い見晴らしだぁ!」

 ふいにひらけた場所へと出る。
 
 眼下に広がる山々と、遠くに見える町並み。
 やや逆光気味だがすばらしい景色だ。


凄い見晴らしでした

 しばらくぼーっと景色を見る。「うん、今日はこれ見られただけでも来たかいがあったぞ…」

 で、この先は?と走る。
 道はすぐ下りとなり、ブラインドコーナーのその先は…「うわ~い!」

 道が無くなってました。


ここはさすがに走れません
 

 そこは完全に崖だった。
 
 危ない危ない、調子に乗って飛ばしてたらブレーキングが間に合わなかったかも。
 林道はやっぱり慎重に行かないといけないねぇ…

 よっこせとUターン。
 こんな場所でも簡単に切り返せるセローはやっぱり凄い。
 個人的に「どこでもUターン」と名づけることにする。

 本線から林道終点の舗装の県道までは前回同様。
 路肩にバイクを止め、ほぅと一息。ちょいと休憩したら、さぁ同じ道を帰るぞぉ!

 逆方向へと向かうと、道は下り坂がメインになる。

 下りは難しい。速度のコントロールが難しいのだ。

 前のレポートで「下りは前ブレーキを使わず」とか書いたが、どうやらそれは初心者にありがちな誤りらしい。
 オン同様、下りではフロントブレーキをメインにするのが正統派らしいのだ。

 かけないと止まらない(曲がれない)し、かけすぎるとロックして転びそう。
 う~、怖い怖い。

 これまで「オフロードで崖から落ちた」とかいう話を聞く度「なんでそんなに飛ばすんだ?」と思っていたのだが、いや、ごく低速でもブレーキ失敗すると真っ直ぐ行っちゃうし、運が悪けりゃ崖からも落ちる。
 自分でやってみないとわからない事って多いねぇ…

 復路を走りきり、林道の入り口から舗装路へ。
 さて、帰りは別の道でも走るか。

 ふらふら走っていると、道端に「○林道」との標識があった。
 ふぅん、これどこへ出るんだろ?試しにちょっと行ってみるか。

 舗装のワィンディングをぐるぐると走る。
 隼にはちょい狭い。どちらかといえばV魔向きの峠道だ。

 山を登って、谷へ降りて。
 他に走る車は無く、道端には落ち葉や枯れ枝が吹き溜まっている。
 周囲の山々の黄色が綺麗だ。きっと紅葉の頃はもっと綺麗なんだろう。そうだ、来年はこの辺りに紅葉見物に来てもいいな。

 交通量が無い原因は程なくわかった。
 途中から路面がダートに変っていたのだ。

 セローならむしろ歓迎すべき状況なので嬉々として下っていく。
 約1km走って幹線道路に連結。ああなるほど、ここへ出るんだねぇ…

 真っ直ぐ帰るにはまだまだ時間が早い。
 これまた近くの川原へでも降りてみよう。

 天気の良さは変らず。真っ青な空に筋雲が2つ3つ。
 人気の無い川の淵に小魚の群れが泳いでいる。
 「む~、さっきのコーヒーの残りがまだあったよな・・・」


小さな川に下りてみたり

 ぼ~っと30分ほどまったりして出発。

 自宅までの道の途中、これまた別の川原へ降りたり土手を登ったり下ったりして遊ぶ。


大きい川に下りてみたり

 土手を斜行するとフロントが取られる。
 
 そういえば、リアと比較するとフロントの減りが大きかったはずだ。
 そんなに高いものではないし、フロントタイヤを交換してみようか。
 新しいタイヤの乗り心地も試してみたいしなぁ…


<本日の走行距離=約130km><本日の教訓=やっぱ凄いよセローって・・・>
 
 
 





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